台風一過骨折れ傘のゴミの山
向日葵
晩夏の季語。わかりきっているほどわかりきっているが向日葵の名句というと思い出せない。イメージが単一で(太陽とか)返って難しいのかもしれない。
さすが元祖自由律俳人、まったく枠に収めようとしない。その大陸的浪漫と向日葵の逞しさか?
すでに秋なのだから秋向日葵で読めばいいのか?
そのぐらいのことは凡人脱出の夏井いつきも考えたのか?向日葵の種となると種まきと考えられるから秋限定ではない。
このぐらいか?
台風が来ているのかそんな雨模様。昨日も引きこもっって自宅映画館と自宅読書。涼しいのでそれなりに捗る。ベルト一つ分痩せたので、短パンが落ちてくる。部屋では転んでばかりいるような。吟行ぐらいしないと駄目だな。体力は完全に落ちている。
読書は、村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』。読みやすいというか、文章が上手いよな。ポイントは青春の色の無さだろうか?よく三人関係としてドリカム関係を上げるのだが、そういう感じでそこに色を感じてしまうと関係は崩れる。ただこれはホモフォビアということで、フェミニズム的にはライバル関係にある男同士の出来試合であって、女を所有する思考なのだとか、借りたけど途中で止めたのだった。
村上春樹の本は、河合隼雄のカウンセリング小説のように読めてしまう。物語は村上春樹に都合のいいように作られているが、それが箱庭療法的に感じてしまうのだ。春樹の中にいつまでも死んだ女の子の影がチラつく。
嫌いではないのだがラストがいつもうんざりしてしまうのだった(同じことの繰り返しのように思える)。
村上春樹が上手いと思うのは青春時代にある特有の自意識の問題をテーマにしていると思うのだ。死についてとか。
ウェルギリウス『牧歌・農耕詩』を少し読むがチンプンカンプン。詩だからな。このまま読まずに返却するか?ローマ人はあまり好きじゃない。人種差別か?
くぼたのぞみ『鏡のなかのボードレール』の方が面白い。「シン・現代詩レッスン」で取り上げる詩を考えているのだが、次はボードレールで行くか?
「シン・短歌レッスン」を少し。今回はNHK短歌のテキストを読んでみようかと思う。
映画は「キングダム」シリーズ。『キングダム 運命の炎』を観た。『大将軍の帰還』を観ていたので、それまでの流れが知りたいと思ったのだが、余計に謎が残った。アニメの方が詳しいようだ。
U-NEXTを解約して、またNetflixにしようかなと思ったのは『地面師』が観たくなったから。U-NEXTのポイントは今日見る映画に使う。
今日の一句。
今日の一首。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?