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北欧神話のダークファンタジー(ビョークを探せ!)

『ノースマン 導かれし復讐者』(2022/アメリカ)【監督】ロバート・エガース 【キャスト】アレクサンダー・スカルスガルド,ニコール・キッドマン,クレス・バング,アニャ・テイラー=ジョイ,イーサン・ホーク,ビョーク,ウィレム・デフォー


解説/あらすじ
若き王子アムレートは、父であり国王オーヴァンディルを叔父フィヨルニルに殺害され、母であるグートルン王妃も誘拐された。アムレートは、父の復讐と母の救出を誓い、たった一人ボートで島を脱出する。数年後、怒りに燃えるアムレートは、東ヨーロッパ各地で略奪を繰り返す獰猛なヴァイキング戦士の一員となっていた。ある日、預言者(ビョーク)と出会い己の運命と使命を思い出す。奴隷に変装したアムレートは、親しくなった白樺の森のオルガたちと共にフィヨルニルが経営している農場があるアイスランドを目指すー。

coco映画レビュアー

北欧神話を元にした聖剣ファンタジー。監督が灯台のカルト映画『ライトハウス』の監督の人だった。わりと文芸作っぽい作りだと思ったのはワーグナーのモチーフとか入ってくるからだろうか。元になるのはオーディン神話なのか。

王が弟に殺されて妻も奪われ復讐を誓う息子の話。アイスランドが舞台。ビョークが預言者役で出ていたというがよくわからんかった。ビョークぽい音楽とかが北欧っていう感じ。息子は海を渡ってロシアに潜伏するのだが、そこでオルガという女と出会い島に奴隷として乗り込む。復讐する機会を伺っているのだが、いろいろとあるようですぐには復讐しない。母親は弟王の后になっていて息子を裏切る。というか元々奴隷だったのを先王に娼婦のように連れてこられ息子を産んだのだと。弟はいい人だから機会を伺っていたと。ただ弟は跡継ぎの息子の殺害も企てていたので、どこまでが信用出来る話かわからない。ただ息子は悪魔の力(魔力)を得ていたのは事実だった。鴉やら狼などの野生の力(バーバリアン)を得る。

オルガは復讐は意味がないから島を出て幸せに暮らそうという。オルガは妊娠していた。しかし彼は復讐の誓いをしたので引き返せなかったのだ。それほど大がかりな乱闘シーンはないものの肉弾戦はあるので飽きることはない。あと魔術的な雰囲気が良い。アイスランド(よく知らない)より北欧神話のダークファンタジーの雰囲気の映画。


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