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シリーズ完結『水晶庭園の少年たち 賢者たちの石』発売!

水晶庭園シリーズも、本巻でついに完結です。
2018年から開始したシリーズが無事に完結出来たのは、皆さまのお陰で御座います。
また、シリーズを終えてのエッセイは『青春と読書 12月号』に寄稿させて頂いております。

思い返せば、本シリーズは、生まれ故郷である東北の地元紙『河北新報』さんで紹介して頂いたり、埼玉県の入試の追試に採用されたり、鉱物好きなら知っているという方々に解説を書いて貰ったりと、他のシリーズとは少し違う体験をさせて頂きました。(本シリーズをきっかけに、初の海外旅行をしてしまいましたしね!!)
キャラクターよりも、ストーリーと雑学を前面に出した物語だったので、一般の方々にも比較的受け入れて貰いやすかったのかもしれません。
今まで応援して下さった皆さまは、本当に有り難う御座いました!

さて、昨今は2巻を出すことすら難しくなっており、その現象は、日に日に深刻になる出版不況のため、業界全体にのしかかっております。
おばけシリーズは運よくヒットし、合計17巻という大作になりましたが、そんな幸運、なかなか訪れるものではありません。
蒼月も他の作家さんも出版社さんも、続刊が出せるように日々奮闘していますが、続刊に至らないケースも多々あります(中には単発前提のものもありますが)。
そんな中、水晶庭園が5巻まで続けられたのは有り難いことですし、3巻完結の『夜と会う。』も健闘した方だと言えるのではないでしょうか(と思いたい。蒼月はあのシリーズが好きなので……(/_;))。
とはいえ、出版社さんによって、続刊の基準も異なりますし、完結させるか未完で様子見になるかが異なるので、一概にどうとは言えないのですが……。

兎に角、蒼月に出来ることは、ひたすら物語を書くことと、完結の機会を頂けたら、ちゃんと完結させることですね。
読者様的には、完結は寂しいことかもしれませんが、物語を通じて主人公が何を受け取って、どう歩んでいくのかを見守って欲しいのです。
それに、物語の中に機会があれば、別のシリーズのキャラクターを登場させることも出来ますしね!

そして、12月発売のモノノケ杜2巻には、或るキャラクターがゲスト出演しますので、お楽しみに!
年末までたっぷり、蒼月作品をお楽しみいただけますと幸いです!

よろしければご支援頂けますと幸いです! 資料代などの活動費用とさせて頂きます!