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幼児の心をみる力 & 楽しいメタ認知

3歳前の子どもが、自分の心をみることはできるのか?育むことはできるのか?そのようなことを実験した論文。

結論はYES!

どんなトレーニングをしたのかというと、我々の認識に関するようなことを一緒にディスカッションしたり、お話ししたり。例えば、見ることと知ることの違いや、他人の持ってる知識の違いなどを体験しやすい文脈で学ぶそう。この実験では、6−7週間。気になる方は、下記を読んでみてください。

この論文で教えてくれていることは、我が家でも大切にしていることの一つ。うちの娘氏3歳半のエピソードをご紹介させていただきます。

先日、はじめてのフラダンスの舞台。
本番前から「緊張する」と自分の内側を表現。
そして大人と同じように、緊張からか、何度も「おしっこ、おしっこ」と。

おしっこするときは、副交感神経が優位になるので、緊張感あるときに働く交感神経を宥めようという、身体の反応。おしっこあまりでないのに、トイレ何回も行っちゃうのは、そういうわけ。

3歳でも、ちゃんと感じて、身体反応にも出るんだなぁと。
パパとしては、ただただ「いっぱい、楽しむだけでいいから」それだけ言いました。

いざ本番!
娘は、舞台上で、微動だにせず、ただただカメラを構えるパパを凝視。パパが動くと娘の視線も動く。パパ監視カメラ状態。そんな感じ。
娘的には、自分の心理的安全情報を、緊張する場面で、必死に取り込もうとしてるんだろうなぁ、といやらしいパパの解析。

あっ、こちらの動画は、娘氏が、じーっとパパを追いかける模様です。(笑)他の素敵なお姉ちゃまたちのダンス、優しい先生やメンバーの方々はご覧いただけます。

ぼくはとっても感動したのを今でも覚えています。
娘氏、「パパーっ!」って舞台降りてこないで、ずっと立っていられた!
そして何より、お客さんが大勢いる中、微動だにしない娘を、先生も周りの関係者も、お客さんも温かく見守って下さった!
それどころか、「みーちゃん、ずっと立ってられてすごいね〜。なかなかできないよー。」と先生の温かい言葉。パパ感動の嵐!あめあられ!
大感謝!
ちなみに、千葉鴨川、勝浦、館山の方はチェック!仲間になりましょう!(笑)
<HILO Hawaiian Academy>
https://www.facebook.com/kamogawahula

その日の、別公演。
立っているだけで認められた娘氏は、また舞台上に挑戦。
パパも、「本当にいい経験させてもらえてるなぁ〜」と、立ってくれるだけでハッピー。でも、カメラをシャキーンと構える。

すると、、、どうでしょう。娘氏、今度は踊りはじめるではありませんか!お姉ちゃんたちの踊りを追いかけるように、無我夢中で!
ああ、その時、立ってるだけでニヤニヤしていたパパは、もうもはや涙もんです!「ああ、踊ってる!ああ!」感動の嵐あめあられ第2弾!
踊り終え、すぐに、先生のもとへ。
そして、何を聞かれたわけでもないのに娘氏から漏れた言葉。
「楽しかった!」
ずっきゅーん!
盗み聞きのパパも、それを聞いた先生も、きっとずっきゅーん!だったはず(笑)

そんな娘ちゃんと、お家帰って、みんなで動画鑑賞。
最初は、じーっとパパを見つめる娘。
「いやぁん、みーたん、パパ大好きやん!」
とか笑っていうと、娘もケラケラ。
「なのに、みーたん、この後めっちゃ踊ってるやん!」
このわずかな間に、進化の娘さんをさりげなく強調。
心なしか、娘氏も誇らしげ。
「だって、楽しかった」
出た〜!またいただきました!
調子に乗るパパは、
「えーでも、みーたん緊張するって言ってたじゃーん。おしっこ出ないのに何回もトイレ行ったねー。」
とこの心のうちの変化と、娘のパフォーマンスの変化を動画みながら楽しむ。
そして、何よりそんな変化を、ママ、ジジ、ババ、がみんなが本当に嬉しそうにしてくれる。

あっ、これが俗にゆう、メタ認知実践版!メタとは俯瞰という意味があり、時間的に間隔ある記憶を、脳の中に、一緒に表現すること。それは何がいいのか?神経科学に、ヘッブ則なるものがあるのですが、同時発火された神経細胞は、結び付きますよってやつです。「できなかったんだ〜緊張したなぁ〜」の記憶、「わーおっ、踊れちゃって、楽しかったぁ〜」という記憶。普通は、これらの記憶は個別に記憶化されちゃう。でも、それを振り返るときに、脳にそれらの情報を同時に脳内に表現することによって、「ああ、うまくいかないことやその時の緊張も、ああ、できるようになるんだ、変われるんだ」そんな連結された記憶になっていくのです。

こんなふうに「できないけど、できるようになるんだ」「自分って変われるんだ」そんな記憶を脳にもつことで、成長が楽しくなり、成長意欲って形成されるはず。そして、またできなくて落ち込みそうになっても、「ああ、またきっとできるようになるはず」と心を強くもって諦めづらくなるのは、そんな記憶があるからのはず。これを俗に、折れない心、レジリエンスだなんて呼びますが、後天的に育めるってことですね。

娘氏、初舞台の日を終え、舞台に立つことには、すっかり味を締めた模様。そんな娘は、次なるステージへ。

もうもはや、頼もしい。ステージ上で堂々。面白いのが、踊ったり踊らなかったり。何か気になるものがあると、踊りそっちのけで、じーっとみたり。おねーちゃんのココナッツブラジャーが見えてるのに気づき、じーっとみたのち、自分の衣装をズラし、ココナッツブラジャーをお披露目する大サービス!パパとしては、複雑な心境、、、というのは冗談。可愛すぎました。

右が娘氏。左のかわいい憧れのお姉ちゃまを観察し、、、笑。

そして、ネクストステージな娘氏はまた、自分の心のうちをママにお話していました。
「みーたん、お尻フリフリするの恥ずかしい。」
おいおいおい、一体全体、どこでどうやって、お尻フリフリちゃんが恥ずかしいって感覚を学ぶのだろう?いやぁ〜面白い!
でも、確かに娘は、お尻フリフリだけは、踊ろうとしない。家では、全然フリフリして踊るので、やっぱりなんだか恥ずかしい、誰かにそれをみられることを感じてるのか、、、色々と面白い!
ママもパパも、「やってよー!」と強くは強要しないけれど、「でも、見れたら嬉しいなぁ〜。ああ、でも一番は、みーたん楽しむことだからね〜どっちでもいいからね」なんてテンションで送り出す。

すると、またまた本番で、やってのけてくれたのです!
お尻フリフリ!
もう親的には、クレヨンしんちゃんにも勝るとも劣らない、それです。
またまたおっきな感動とともに、爆笑な夫婦。
そんな娘に、ママが興味津々で尋ねてました。
「どうしてできたの?」
すると娘氏から、我々夫婦が全く予想しなかった答えが、、、
はい、どんっ!

心が勝つのがわかった!

娘氏みーたん

はい、名言でました!親バカでごめんなさい。でも、やっぱりちゃんと自分のうちがわの心と対話していて、娘なりの限られた語彙からの、深い言葉に感じてしまいました。

いやぁ、3歳侮るなかれ、自分の内側で繰り広げられる心模様。それに向き合い、それが自分のパフォーマンスや成長に影響することを感じること、それは間違いなくできること。いや、神経科学的に考えても、別にそれができないなんていう理由はない。確かに、感情などをモニタリングする脳部位などの発達は、少し遅れて発達するかもしれない。でも、それはその機能がない、ということではない。Use it or Lose it.使われれば、そこは育まれ、使わないと育まれない。それだけ。

心の動きに気づき、観察し、共有し、いろんな体験での変化や成長の記憶を繋ぎ、コネクティングドットする大切さ。大いに、娘氏に学ばせていただきました。そして、一緒に成長を楽しませていただいて、家族、先生、お仲間さんたちに、心から感謝感謝ですm(_ _)m

奥さんでもあり、仕事パートナー(10年以上インターナショナルスクールの校長先生もしてました。)からみたまとめ記事↓

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ありがとうございましたm(_ _)m

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