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詩をよみましょう

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僕が書いた詩を集めていきます。 暖かいお茶なんかと一緒に読んでみてください。
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【詩】朝をあなたへ

届けたい言葉が幾つあるだろう 届かない想いは幾つあるだろう 剥がれた夜の下の青が あなたへ…

Aoshu
1年前
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【詩】とんでけよいたいの

とんでけよいたいの ひっついたり許せなかったり 心辺りをくしゃくしゃにしたひるひなか 美し…

Aoshu
12日前
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【詩】イヤーカフ

イヤーカフ はらり焼けた皮が皿に触れる ぽとり夏に泣かされた体から涙が滴る くるりを流した…

Aoshu
3週間前
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【詩】悪夢

悪夢 明ける気のない夜に 止まってしまった内臓の慣性に嘔吐いて ゴブランのような肌 歪む視…

Aoshu
6か月前
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【詩】消えない

背伸びして両手を広げて 風が僕にぶつかる すり抜けていく 僕らの手拍子を青に聞かせて 靴がつ…

Aoshu
1年前
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【詩】tulip

そっぽむいて こっちむいて 空みたいなスカートはいて ふらっと歩いて ほっといて 【LINEスタ…

Aoshu
1年前
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【詩】かぜのひ

太陽が僕の中に在る証明書が読めない 激昂する単語帳にライターは愛を綴る 重力を翻した足が自然と涙を流していたり 官僚的な茶柱は偽物の住人を指差して笑う 地球を守った三半規管があみだくじを進んだ 夢は瞼の裏か時間の行く末か 買い物に行くならスポドリをください 【LINEスタンプができました!】 僕の絵に隠している猫、ニヒルのLINEスタンプを作りました。 ちょっとふざけた彼のスタンプを、あなたの日常に連れていってやってください。 ご購入はこちらから↓

【詩】春すぎて

春すぎて まだ暁は見えず 日の香りは 君たちに少し分けてもらおう まだ僕たちの先は見えず そ…

Aoshu
1年前
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【詩】雨のまにまに

纏うものを誤った僕の くびもとを冷たく撫でるいじわる 萎らしいふりをしながら 僕の髪を指で…

Aoshu
1年前
4

【詩】親友たちへ

ねえ 今日はなにを話そうか 懐かしい煙を燻らせて 泣きそうなくらい悴んだ掌に 肩を組んだ初め…

Aoshu
1年前
9

【詩】ラブセルフ

普通を嫌うフリはいつからの癖ですか 膝丈のスカートはカットオフのものがいい 胸の大きな女の…

Aoshu
1年前
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【詩】鳩と回転灯

Y軸で警戒する平和は ベタな罠には気付けない 鬼の泣きっ面には血がついてて そいつはいつも真…

Aoshu
1年前
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【詩】かざかみ

魔法にかかっていただけませんか 帳を上げた少女の言葉 海原の宝石は誰かの忘れ物 頬のパステ…

Aoshu
1年前
8

【詩】 おやすみ

夢で待ち合わせる前に あなたの声が聞きたいから 待つよ ここで歌いながら 満天の空をのぞきながら 言葉の矛盾を愛でながら 今日のあとがきをあなたで満たして 【LINEスタンプができました!】 僕の絵に隠している猫、ニヒルのLINEスタンプを作りました。 ちょっとふざけた彼のスタンプを、あなたの日常に連れていってやってください。 ご購入はこちらから↓