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【税理士が教える超簡単な会計把握】オカネの奴隷から解放された人々

それは1枚の契約書でした。
2月に某企業に出資したのだが、その出資契約書にこう書いてあったのです。

「良い社会創造の為に何をするか宣言してください」

出資したのに宣言をさせられるのは前代未聞。だが、不思議と高揚感に包まれました。それ以来、ずっと考えていました。私は社会のために何ができるのだろうか?と……。
やはり餅は餅屋
税理士として、財務を通じて経営の現場をたくさん見てきました。そのノウハウを無料で全公開する事で救われる人が1人でもいてくれれば。そんな想いでnoteはじめます。

少しでも幸せな人が増えますように


税理士に寄せられる質問NO.1
【会計ってなんだかムズカシイ・よくわからない】
これが圧倒的に多いです。会社の数字の流れを理解する事は出来ても、他人には上手く伝えられないんだよね〜。という人も多いのではないでしょうか?
何故なら、専門用語のオンパレードです。繰越利益剰余金とか減価償却累計額とか役員賞与引当金とか……。
ナンデ カンジ バッカリ ナノ?
とフリーズしてしまう人も多いのではないでしょうか?私もその1人でした。最初に簿記の勉強をした時に落ちこぼれたグループです。

例題として、世間一般で流通している会計を見てみましょう。
(ANAの決算公示より)

もう意味分かんない。
かろうじて意味わかっても、「んで?何すれば良いの?」となりませんか?


なので!
専門用語を排除した、簿記の知識ゼロの人でも分かるように、財務を図や表で伝える。という事を私は行っています。

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こんなカンジです。
これなら非常にわかりやすい(自画自賛)

上記図で言えば、この会社はいくら、オカネが増えたか計算できますよね?
財務的に言うと、会社に入ってくるオカネは2種類に分けられます。会社から出ていくオカネも2種類です。
入金は100+0=100
出金は70+20=90
差額(100-90)で10が増えた分。と簡単に計算できます。

10余ったのであれば、それを来期の営業活動に使おうか?とか、今期は社員の皆さんの頑張りが凄かったから臨時賞与を出そう!とか、こんなご時世だから取っておこう。など、色々未来への打ち手を考えられますよね。


一番大事な事は、まずは全体像を理解する事。荒削りで良いので60%の全体像を理解する。その際、残り40%は大胆に無視する。些細な事で理解できずに諦めてしまうのはもったいないです。


今回はここまで!
次回は、この2種類の入出金の図を使って「売上」と「利益」について学んでいきましょう!

1つ宿題です。この図では、当期利益30となっています。なぜ、先程計算したキャッシュが増えた10と一致しないのでしょうか?
これが分かれば「利益」とは何か?が分かります。

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