見出し画像

【税理士激オシ】会計はカーナビのようなものだよ。現在地を把握できるよ。迷子にならないよ。その為にも、毎日記帳をする事だよ。という話

経理は苦手です
簿記は分かりません
年に一度税理士さんにわーっと経理・申告やってもらっています

このような方が非常に多いです。
当事務所の顧問先はほぼ全員が黒字決算ですが、特別な仕掛けなどありません。

「自分で毎日記帳する」

これをやってもらっているだけです。自社で記帳しない会社とは顧問契約しません。


税理士に記帳を全部依頼する。これって税理士的には美味しいです。顧問料を多くもらえるので。経理スタッフ雇うよりコスト低いし間違いないですよ〜的な提案をもらう事もあると思います。
しかし、私はあえて全否定させていただきます。企業側に利益に反応する感覚が一生芽生えません。経営のセンスが養えない訳です。
税理士が記帳代行すると、結果的に経営センスの芽を摘み取る事になる。

じゃあ経営のセンスって何なのよ?
という話もしましょう。

数字の流れを把握する事。それはカーナビで現在地を見ているようなものです。
私はこの例えをよくします。
初めて訪れる旅先の土地で、カーナビがないとちょっとまごつきませんか?
沖縄で、北海道で、レンタカー借りた時にカーナビ無いと困りますよね。
(ウイルス渦が収まったら是非、茨城県にお越しください。としれっとPRする←)

経営も同じです。
期首に予定をなんとなく決めても、どこに行くか?なんて誰にも分からないし、今どこにいるのか?も分かりません。
せめて現在位置だけでも分かれば、未来を必要以上に不安に思う必要もなく、自信なく楽観的すぎる行動に出る事もなくなる訳です。

経営のセンスとは
自分のイメージと現在の立ち位置を照合する過程において養われる
勘ピュータとコンピュータを近づけていく事
だと言えるでしょう。

なので、毎日記帳をする事がとても大事です。


日々の記帳がめんどくさくなる理由の第一位は「勘定科目が分からない」だと思います。
No problem
勘定科目は分からなくて問題ありません。困ったら適当に何かにしておいてください。何故なら、オカネの流れはこれで把握するのが一番だからです。

画像1

ほらね。
経費はひとくくりで経費、でOKなのです。
これで現在地が分かります。

月末に帳簿を締めて、翌月の5日には数字が出ている状況を目指しましょう。5日が厳しいならせめて10日まで。
数字が分かれば解決策は思い浮かびます。まず、現状を知る事が何よりも大事です。

そして、記帳も紙ベースでやらないでください。必ず、クラウド型の経理ソフトを使用しましょう。記帳の手前の集計もエクセルとかスプレッドシートとか、紙は使わないでください。
理由は、紙より後任への引き継ぎが楽だから。と、税理士事務所と同じデータを共有できるからです。
そして、ITの進化とともに、経理ソフトもどんどん便利になっています。銀行の通帳はボタン一つで連動しますし、携帯カメラで領収証を撮影すると仕訳に反映されたりします。今、このタイミングで紙から離れないとどんどん差がついてしまいます。

黒字化のコツは経営のセンスを磨く事
その為には毎日記帳する事です
(1ケ月分だけでも良いから経営者自身が記帳する事をオススメします。色々な気付きがありますよ)

経理は現在地把握であって、戦略立案ではありません。
出た数字から戦略・戦術を立てないでくださいね。あくまで、戦略・戦術ありきで、それが効果的かどうか?を検証するツールが経理です。
PDCAで言うところのCが経理です。経理を年1回にしているとか、税理士に全部お任せ、という会社はCを放棄している。というイメージですよ。
(工場とか変化を排除する業種はPDCAがハマります。接客業などはPDCAがハマらないです。二度と同じシチュエーションが無かったりするから。なので、高速PDCAとか嫌いです。PDCAもただのツールなので、当社に必要かどうか?検証する事が大事だと思っています。)

長くなってきたのでここまで!
次回からは戦略・戦術の話をしたいと思います。
順番的に、戦略から話したいのですが、概念的な話が多くて飲み込み辛いと思うのでより実践的な戦術の話からしていきます。

戦略→経営者・経営幹部が会議室で決める
戦術→戦略を現場に落とし込むとこういうアクションになるよね

こんなイメージです。超ざっくり言いました。
ではまた
^^

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?