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自然経営研究会主催 自然経営塾 会計編 ①経営を自然的に捉えるとは?


経営を自然(じねん)的に捉える…なにそれ?という人のために、対極のメタファーを書きますね


経営を機械・装置として捉える



経営を(組織を)機械・装置として捉えると、このように列挙できると思います。
・ほうれんそうを徹底せよ
・上意下達の指示命令
・PDCAを回せ

私はずっと違和感がありました。何故、人間という生命体に機械・装置のメタファーを押し付けるのだろうか?と(工業化社会の発現に伴い、分業が細かく実行されるようになり人間も歯車のように配置したほうが生産効率が良い。という経営学?がもてはやされた結果です)

我々は人間だ!感情優先の動物なんだ。歯車じゃない!機械・装置ではない!そんな私の心の叫びです笑

対極のイメージから反転させて、経営を自然(じねん)的に捉える、をイメージいただけたでしょうか?

では、経営を自然(じねん)的に捉える、を深堀りしていきましょう。

①「あるがままに委ねる」
②「今を起点にする」
③「全ては変わり続ける」

自然経営の出発点は、この3要素だと考えられています。


あるがままに委ねる、自然の言葉通り「自ずから然る」自らの内側から湧き出るような想いを大切にするという事です。「やってみたい!」という意思を何より尊重する。
今を起点にする、工業化時代と違い人間らしさを深堀りしたという捉え方をしています。過去や未来を意識せずに、今のキモチや想いに焦点を当てる。そうすると、ノルマや目標が消失し存在目的(evolutionary purpose)にアクセスできる。
全ては変わり続ける、計画通り遂行するというのが工業化社会です。そこに揺らぎや不確定要素があってはならない・それらを徹底的に排除する。というのがPDCAなどの根本です。しかし、変わらないものなどあるのでしょうか?我々人間は、変わり続ける環境に適応し続けてきました。変わらないものなどないのです。

3要素について詳細に語られているのはコチラ
自然経営研究会、代表理事の山田裕嗣 / Yuji Yamadaさんのnote


③「全ては変わり続ける」で補足

自然とnatureは全く異なる概念です。ココめっちゃ重要です。
日本人は古来から、人と自然(しぜん)を一体として見ていました。自然の中に人間が活かされているという概念。これが自然(じねん)
これに対して、西洋的natureは自然(しぜん)と人間を切り離して考えています。自然(しぜん)は人間にとってやっかいな邪魔者だ。という概念。

どちらが良い・悪いという議論をしたい訳ではありません。

知らず知らずのうちに、西洋のnature的意味で自然(しぜん)という言葉を使っていませんか?と問いたい

人の生き死に、企業の起こり・終わり……死生観に思いを巡らせたとき、我々の脳内に奇想されるものはどちらでしょう?

全ては変わり続けるならば、変わってはならないものもあるのではないか?と投げかけたい。そしてそれは、自然(じねん)の概念の中にヒントがあるのではないか?と思っているのです。


経営を自然(じねん)的に捉えるでした。


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