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自然経営研究会主催 自然経営塾 会計編 ③財務会計ではないツールで数字を共通言語にするとは?


前回、会計情報をオープンにするよ。って話と、単純にオープンにすれば良いって訳じゃないよ。って話をしました。

ここには2つの側面があって…

①.経営者の意識レベルの変容
②.ツールの選定

この2つは分けて考えたほうが良いよね。と言いたいです。

①は本講座の全体セッションで深く掘り下げていきます。具体的事例を一つ挙げるならば、アナタの組織を土壌に例えてください。という問いを切り口に考えてみましょう!という具合です。
※①は他にも超楽しいメタファー満載なので、青野の話はよく知ってるよ。という人でも絶対参加してほしい笑

②がまさに私の得意分野です。
ツールの選定って…要は、損益計算書(P/L)や貸借対照表(B/S)を使わないよ。って事です。

※これは自立分散云々関係なく、全会社さんに声を大にして届けたい!税務署に出す財務諸表だと経営判断はできません。分かりやすい表を別途作りましょう!

損益計算書とか貸借対照表というものは「財務会計」と呼ばれるシロモノでして、日本全国同じルールで作成してね。という特徴があります。

何故、日本全国同じルールだと思いますか?

答えはシンプルで、他社と比較するため、です。

逆の言い方をすると、他社との比較以外使えない。という事です。自社の数字を見ていても、どうすれば改善できるのか?分からないように出来ています。

数字に強い私でも分かりません。

いきなり損益計算書・貸借対照表を見せられても分からないのです。

じゃあどうすれば分かるようになるのか?

【簿記を知っている方なら】
・損益計算書&貸借対照表を過去数年分見れば少し分かります。

【簿記を知らない方なら】
・総勘定元帳を見せれば少し分かります。

これしかないんです。
自社の過去と比較するか、総勘定元帳を細かく見る。
これを聞いて、みなさんこう思った筈です。

え〜なんかめんどくさい

はい、その感覚で間違いないです。めんどくさいんです。そして、財務諸表見ても分からないんです。
なので、こんな表に落とし込んで考えてみましょう!というのが、本講座で提案するツールになります。

業種別で少し表の形式は変更させた方が良いでしょう。これは飲食店(ラーメン店)のモデルです。売上が現金売上のみなので売上はシンプル。

広告宣伝費欄を見てください。
広告宣伝費に89,115円を毎月支払っているのですが、89,115円と聞いても経営判断できないですよね?損益計算書で、広告宣伝費89,115円と聞いてもピンと来なくて当然です。

広告宣伝費の右の欄には詳細が書いてあります。
ホットペッパー9,115円、食べログ25,000円、インターネット広告55,000円、合計89,115円。これなら経営判断できますよね?

現場で働く人って
「最近お客さん写真に撮って食べログに投稿してくれないね〜」
「いやそりゃそうでしょ、最近はインスタよ投稿するっすよ」
「マジで?」
「本当っす、ほらハッシュタグ○○って検索してみてくださいよ」
「本当だ!」

こんな会話を日常的にしていますよね。
これがベースにあると、食べログ25,000円ってどうなんだろう?ホットペッパー9,115円ってどうなんだろう?って考える訳です。

なので、スタッフが活き活きと活躍するためには②.ツールの選定ってめっちゃ大事だな〜と思っている次第です。
むしろ、スタッフが本領発揮できていないのは、その人が問題なのではなくツールが合っていないと思っています。

ツールの選び方として、アクセシビリティを意識していただければカタチは多様でも良いのではないでしょうか?ここで言うアクセシビリティとは、誰でも・直感的に・分かりやすく。の意味です。昨日入社した新入社員から役員に至るまで、知識がなくても直感的に把握できて、誤認がない。という事です。(簿記とか誤認ばかりですよ…当期利益とかその最たる例)

本講座では、御社の実情にあわせて表も改良していきたいと思っています。


本講座の申し込みはコチラから

月次決算を行っている会社さんで、そのデータにアクセスできる権限をお持ちの方(中小企業だと社長か経理担当ですかね?)が、参加の条件となっております。


月次決算やっているなら参加できるよ!って認識でOKです笑


是非!ご参加お待ちしております!

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