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無名ポッドキャストを「聴いてくれる人なんていない問題」について

聴いてくれる人、増えないんじゃないの?

確かに、ギュイーンとリスナーさんが増えるようなことはありません。でもそれがポッドキャストの良いところだったりするんじゃないの?
ポッドキャストを始めてみようかな。。。そう思った頃に考えるであろうことについて書きました。


人気ポッドキャスト ドングリFM のNarumiさんご提案のADVENTAR「ポッドキャスト配信について語る Advent Calendar 2021」に参加しています。

12月1日から、順番にnoteやポッドキャストを追加していくという企画になっています。

12月14日を担当させていただくハタモト(のんびりデイズ)です。カメラ、note、音声コンテンツなど何気ない日常の残し方について雑談するポッドキャストを毎週配信しています。ポッドキャスト経歴は、先日書きましたので気になる方はそちらをご覧ください。
→ アドベントカレンダー2021|ポッドキャスト配信について何を語る!?

ひとり語りとコラボ配信

ひとり語りは難しい…!?

ポッドキャスト界隈で「ひとり語りは難しい」という話に出会うことがあります。

Photo by Zhu Liang on Unsplash
Photo by Zhu Liang on Unsplash

はじめから「ひとり語り」をしてきましたし、最近まで複数人配信の経験もありませんでした。なので「ひとり語りは難しい」という実感がありません。

「ひとり語りは難しい」という言葉の意味を紐解いてみると、長時間番組で継続的に配信する場合「ひとり語りは難しい」という意味なのかなとふわっと理解しました。

確かに、ひとりで1時間近く話し続けるのって難しそうです。継続モチベーションを維持する工夫も必要になりそうです。

なぜ、難しいのか。

それは、相手の反応を感じにくいからなのかもしれません。実際に1時間に及ぶような長い配信をしていないのでわかりません。

お便りが届くようになると、
語り→お便り→語り→お便り→語り→お便り→語り
というように、どんどん長くなっても相手の反応を感じながらお話しできるようになるのでしょう。

おたより欲しい…お待ちしています。
→ https://forms.gle/XR7LvyxZyy3j8Jmu8 

配信の長さ

というわけで、アバウト12分ほどを目安にしています。時間を決めてしまうと時間が気になってうまく話ができなくなります。

例えば、10分番組にしようと決めてしまうと。時間を見ながら収録することになるので、10分が近づいてくるとパニックになります。わたしには無理でした。

Photo by Wilhelm Gunkel on Unsplash
Photo by Wilhelm Gunkel on Unsplash

時間を意識しないで収録した方が良い。

だからと言って、30分を超えて1時間も話してしまうと独り語りになりそう。さっき書いたように10分語りの合間に何かを挟むことができれば。。。

おたより欲しい…お待ちしています。
→ https://forms.gle/XR7LvyxZyy3j8Jmu8 しつこ〜い…

配信の長さはリスナー属性を決める要素でもある

1回の配信の長さ。どうやって決めますか。ながら聴きのポッドキャストの場合、配信の長さはリスナー属性に影響があるんです。

ポッドキャストを聴こうと思った時の隙間時間と一致していると聴いてもらいやすいようです。

私の場合は、掃除の時、料理の時に聴いていることが多い。基本的に手が離せません。そうなると5分とか10分以下で終わる番組は途中で終わってしまいます。

20分から30分くらいの長さがちょうど良い。もっと長くても良いかなと思うこともある。

とはいえ、ワンテーマで30分というのは飽きます。さっき書いたように、ワンテーマ10分程度の話をお便りを挟みながらが理想かなと思う。
語り→お便り→語り→エンディング

ある時は5分、ある時は30分、というのはリスナーとしては困っちゃうこともある。長さは揃えたほうがいいのかも。

リスナーさんがどんな時に聴いているのか、どんな長さがちょうど良いのかを想像することが必要ですね。

で、自分の番組調べてみたら、バラバラだった件。
みなさん、どうしてるのかな?

「ひとり語り」と「独り語り」は違うのか?

「ひとり語り」と「独り語り」は違います。

「ひとり語り」は、リスナーさんとの会話です。話しているのはひとりですが、聴いてくれている相手を意識してお話ししています。リスナーさんと会話しているのです。

配信アプリAnchorの分析機能は、誰が聴いてるかまではわかりません。でも、いつも聴いてくださっているリスナーさんが何人かおられることはわかります。なので、その方に話しかけるように収録しています。

「独り語り」は、そうではなく、リスナーさん置いてけぼりの独り言。これでは辛そうです。長続きしそうにありません。

「ひとり語りは難しい」の「ひとり」は「独り」のほうの「独り語り」。そう考えると「独り語りは難しい」に納得です。

ひとり語りは、独りでお話ししているのではなく、リスナーさんとの対話だということを知っていただけると嬉しい。

それを踏まえまして「ひとり語り」と「コラボ配信」について書いてみたいと思います。

前置きが長くなりました。
というか前置きだったのか。。。

ポッドキャストの配信形式

ポッドキャストの配信形式はいくつかあります。

人数で考えると「ひとり語り」と「複数人配信」があります。複数人配信はさらに、対話形式、ゲストインタビュー形式、討論形式に分けることができます。

  • ひとり語り

  • 複数人配信

    1. 対話形式

    2. ゲストインタビュー形式

    3. 討論形式

冒頭でも書いたようにわたしの番組は「ひとり語り」形式で配信しています。

ところが先日のnoteフェスをきっかけに、複数人配信も楽しそうだと思うようになりました。

他の番組にゲスト出演してみたり、ゲストをお招きして配信したり、ポッドキャストではありませんがクローズドで討論形式のイベントも開催しました。

討論形式のイベントは、富士フイルムXシリーズミラーレスカメラユーザーが集まって話をします。あまりにもマニアックな話になりそうなのでクローズドで開催しました。主にZOOMで定期開催になりそうです。参加希望の方は、メールTwitterDMなどでお声掛けください。

結論から書くと、楽しさ倍増

まだ試した程度のコラボ配信経験ですが、結論は、楽しさ倍増という感じです。もちろん「ひとり語り」も楽しいのですが、人が増えるとそれだけ楽しさも増える感じです。

まだポッドキャストはじめてないという人は、絶対やった方がいいです。

おわり…

🍂

いえ、まだ終わりません。

やった方がいいと書いたからには、ポッドキャストのはじめ方も書いておきたいと思います。

ポッドキャストのはじめ方

どんな配信スタイルがあるのかを知る

ポッドキャストをやってみたい。そう思った時に思うのは「何から始めたらいいの?」という疑問かもしれません。

何を始めるにしても、誰もが通る道です。

そして、その答えもいつも同じ。
体験してみればいい。

「全くわからない」

「なんとなくわかった、できそう」

と思うことがはじめの大きな一歩です。
ポッドキャストになんらかの関わりを持てば良い。

どう関わるか。
まずは、聴いてみることです。

どんな番組を聴くのか。

もし、あなたが有名人ではなく一般的なピープルなのであれば、自分に似た一般ピープルのポッドキャストを聴くことをおすすめします。

有名人、著名人のポッドキャストを聴いてみても「あーこんな感じでお話しすればいいんだ….」とはならないはずです。

そういう番組は複数のスタッフさんの協力のもと完璧に作られているはずです。それを目指すのも悪くはないですが、自分が配信している姿をイメージしにくい。

どんな内容の番組を聴くと良いのか。

自分がやりたい配信スタイルに近い番組を聴くと良いです。
が、まだそんなことわかりませんよね。

なので、一通りいろんなスタイルの番組を聴いてみても良いですね。どんなスタイルがあるのか、もう一度配信形式をおさらい。

  • ひとり語り

  • 複数人配信

    1. 対話形式

    2. ゲストインタビュー形式

    3. 討論形式

これは、人数で考えた形式でした。

では、配信ジャンルで考える配信形式をみていただきます。

  1. トーク・会話

  2. ニュース・情報

  3. ノウハウ

  4. ストーリー・朗読

  5. ドラマ

こんなジャンル分けができます。

配信人数 × 配信ジャンル
の組み合わせは、何通りにもなります。

聴いてみて楽しい。
こんな配信してみたい。

など、自分がやってみたい配信スタイルが、見えてくるかもしれません。

そういえば、このアドベントカレンダー2021のテーマは、ポッドキャストについて語るです。ここに参加されているポッドキャストなら探す手間も省けますよ。ぜひ!

2020年のも貼っておきます。

ゲスト出演から始めてみるのもおすすめ

聴くだけじゃわからないこともたくさんあります。実際にポッドキャストでお話ししてみたい。

そう、思った時におすすめなのはゲスト出演です。

Photo by Kate Oseen on Unsplash
Photo by Kate Oseen on Unsplash

ひとり語り、ゲストインタビュー形式(ホスト側、ゲスト側)、討論形式(ホスト側、パネラー側)を経験してみた感想ですが、一番準備が少なくて、収録の緊張も少なく、配信作業もないのがゲスト出演でした。

逆に、最も難易度が高かったのが、ゲストインタビュー形式のホスト側でした。その次に難しいのは討論形式のホストかな。

なのでゲスト出演から始めるのはおすすめです。

ゲスト出演は、配信者の方から事前にテーマやいくつかの質問をいただいて、考えておく。メモ程度があれば大丈夫です。そして収録当日を迎えるだけです。

最近は、リモート収録の環境も整ってきていますのでトラブルもほとんどありません。ただし通信環境はWiFi接続が必須かもしれません。

ゲスト出演を経験した後、次に何をするか。

多分、迷う必要はありません。
ゲスト出演という形式ですが、一度、ポッドキャストを経験してしまえば、もう「はやく自分でも配信してみたい」となっているはずです。

その思いを大事にする。
それだけです。

機材?
収録方法?
配信方法?

そんなことはどうにでもなります。

ポッドキャストは、リスナーさんとのコミュニケーション。
それさえ頭に置いておければ大丈夫。

無名ポッドキャストを聴いてくれる人がいない問題

いいんです。たくさんの人に聴いてもらおうと思わなくていいのです。

バズ記事バズバスとばしていた Narumi さんが、アドベントカレンダー2020の記事で「ポッドキャストをやっててよかったこと」として書いておられました。

自分のペースでつらつらと語る場所があってもいいんじゃないか。
そう思えたのはポッドキャストをやってきて良かったといえる点だ。
_略_
要はインターネットにマイペースでいられる場所をつくるなら、ポッドキャストとかいいんだぜっ

https://note.com/narumi/n/nfefb6094fb54

インターネットにマイペースでいられる場所をつくろう

とはいえ、誰も聴いてくれないというのもモチベーションが続きにくい。

配信をはじめた頃は、0人とか1人とか2人とか…そんな感じ。急に増えることはないけれど2年も続ければ、ゆっくり増えてきます。

これが本当にゆっくりです。
でも確実に増えてきます。

ゆっくり増えるということは、急に減るということもありません。増減に一喜一憂するようなことがありません。

TwitterとかInstagramとかYouTubeとか減った増えたで心労することありませんか? ポッドキャストにはそれがないんじゃないかな。

そして、着実にゆっくり増えていくリピーターさんにしっかり向き合うことができる。

無名ポッドキャストが全然聴かれていないかというと、そうでもなくて配信の内容によってバラバラですが、最も聴いていただいたものは 3,199 回 聴いていただけています。

でも、3,000回の次の日は通常運転に戻ります。
よし次は5000回とか考えません。
3000回なんて無かったことと考えます。

それより、いつも聴いてくださっているリピートリスナーさんに向けて音声コンテンツを配信し続けます。

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サイレントリスナーの存在

リピートリスナーさん。
つまりリピーターさん。
これ、勘違いしやすいところなのですが。
リピーター が必ずしも フォロワー とは限らないらしいです。

サイレントリスナー

といわれています。

フォローもしない、コメントもしない、お便りも送らない。

そういえば身に覚えがあります。
いつも読むnoteなのにフォローしていなかったり。いつも観るYouTubeなのにチャンネル登録していなかったり。

ありませんか?

なんなのでしょう。
このサイレントリスナーシステム。

サイレントリスナーについては、2012年11月に福山雅治のオールナイトニッポン 魂のラジオという番組でも話題になっていたことがあるようだ。
サイレントリスナーさんに 「ズバリ、あなたは“サイレントリスナー”ですか?」と問うアンケートみたいな話。
答えは返ってきたのでしょうかね?

ラジオと同じように、ポッドキャストもパーソナリティハガキ職人サイレントリスナーが揃うことで成立するコンテンツなんだろうと思う。

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今日も元気に楽しく


ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。皆様から受けたサポートの一部は、何げない日常を素敵に残すための応援活動に使わせて頂きます。