『RAUMER』について(Ⅰ)

こんばんは。蒼本です。

記事のタイトルの通り、今回は自作の漫画『RAUMER』について語りたいと思います。

まず自作の漫画を出せたことは、コロナ禍中で前進できたことでもあります。長い年月かかりましたけど、無事に出せました。コロナのせいで紙媒体はおじゃんですが。(そういう意味でもコロナ憎いな。おそらく数年ほど経てば落ち着くかと思いますが、紙媒体にできるタイミングがどこかで掴めるよう諦めずに頑張ります。)

◆作品名『RAUMER』(ラウマー)

◆ジャンル:少年漫画、ダークファンタジー

これは、舞台がドイツのウイルス漫画です。でも、コロナのようなウイルスじゃありません。現実には絶対に出てこないウイルスです。まずあり得ない。また、ウイルスを描くというよりは、その先にあるゲノムに注目したくて描いた作品です。(ゲノム漫画って言った方が良いのだろうか。いや、でもなんか響きがな…。)

正直、あんまり生物学などに興味ない人は、つまらないかもしれません。内容も堅いです。娯楽系を主としてる人にはオススメしません。優しめですが、首が飛びます。(なんだと)

グロいのを描きたいわけではないので、血は控えめにと考えており、抑えてます。仮にグロいの描きたいなら、ウイルスは取り入れてないと思われます。描く前に知識を深める勉強とか必要になりますし、面倒なことまでしてウイルスを取り上げることはないかと。余談になりましたが、とりあえず、お金もかかるので、買ったあと後悔されては申し訳ない。作者として心が痛みますので、ここでお伝えしておきます。

しかし、今は、ウイルスについて勉強することで、どこを気を付ければ感染しないかとかどういう存在のものなのかを知ることは大切だと思っています。(が、目では見えないので結局不安なところはあるかと思います…)闇雲にマスクしてればいい、とか、とりあえずアルコールを吹きかけ続ければいい、とか、間違ってはいませんが、「なぜそれをすると良いのか」という理由を自分でわかっていると、自然とその行為をすることでの安心感(?)の質が変わってくるかと思います。(これについては、また詳しく記事を書くか、漫画で描くか。)

また、確かな知識があれば、ニュースやSNSで流れる情報が正しいのか誤っているのかが判断できるから。振り回されずに済むという点でも、自分を守ることができます。

断片的ではありますが、少しでも知識があるないというのでは、日々の行動も変わってくるのではないか、と。マスクだと扱い方気を付けるとか。私は好きで描いているけれど、読んでる方にとって、どこかプラスになるところがあれば、お互い得しますよね。

【第1巻について】

そして、最近作品の感想などを頂く機会がいくつかありました。難しかったという声が多かったですが、面白かったし、わかりやすかった、との声もありました。

悪い感想だと「主人公がうまく目立っていない」という声が。ここは、申し訳ないなという気持ちが大きい。私としては、ノイエが第一の主人公なので、最初に彼女に焦点を当てる話を描くべきだと判断しました。アッシェは、彼女にとって光となるような存在になります。だからこそ、表面上アッシェが目立つ流れになってしまうのは致し方がない、と。

あとは、「話が平たんになってしまっている」でした。そうですね、無難に終わってしまっているので、盛り上がりに欠けるところはあるかと思います。慎重に行き過ぎた結果かもしれません。気を付けます。

良いものとしては、マンガとしての表現を褒めてくださる方もいました。私の生きざま(?)を褒めてくれる方もいました(笑)「伝われ!っていう作者の気持ちがわかったから、わりとすんなり内容が入った」「続きが気になるから早く原稿仕上げろ!」と急かしてくれる方もいました。評価は人によって様々でしたが、それだけ、ヒトというのは色んな考え方をするということでもあります。これだけの感想が頂けるのは、創作者として嬉しい限りです。作り甲斐がありますね…!購入をして、感想をくださった方々、本当にありがとうございましたm(_ _)m

尚、感想についてはいつでも受け付けておりますので、送ってくださる方はTwitterのDMにてよろしくお願いいたします。

【第2巻について】

さて、難しかったとの意見があるということを考えると、もう少しわかりやすくするとか補足説明をするなど改善すべき点があるなと思いました。せめて第1巻のおさらいは必要かな…。

第2巻の予定ですが

「登場人物紹介」や「組織関係図」のページを設け、前巻のあらすじ、また、本編の内容の補完をするマンガ風の解説を描くべきかなと考えています。(新都社さんで掲載していたときから、組織関係図のことは指摘されていたので、第2巻で入れたい。)

急に生物っぽい説明をぶち込んでしまったところをわかりやすく、予備知識をいれる感じで…と。娯楽っぽさ0%に近いですけど、『RAUMER』は私の趣味みたいなものなので、好きなように描くと決めてます。(自分で言うのもあれですが、これが趣味って、かなりヤバいやつ。)

売れるであろう王道漫画は別でまた描くことにします。

ちなみに、第2巻の最初の話となる第5番が、説明オンパレードな感じでどうにかわかりやすく伝わりやすくしないとと奮闘中です…。「でもここの説明を削ったら…あああ…」というような状況で、どうにかコンパクトにしたいですね。

説明って本当に難しくて、自分が既に知ってる内容は極力省いてしまうんですよね。しかし、そうなると相手も分かってるだろうという先入観が生まれて、話の理解度に差が出てしまう。で、うまく伝わらないと、どこが問題なのかというのも中々気づけないんですね。自分が覚えるとき苦労してたポイントは気を付けるけど、果たしてその苦労した箇所が相手と必ず一致するのかどうかと言ったら、、絶対に一致しないんですよね(笑)おそらく予備知識量の違いから生じることだと思います。どこで躓いてるのかをハッキリさせないと、上手くいかない。ハッキリしたとしても、ちゃんと伝わるのかも不明。

私はアイドルやモデル系の知識が皆無なので(しかも全員同じ顔に見える。)、人の説明をされたとして、「アイドルの◇◇さんみたいな人で」なんて言われたって、そのアイドルの◇◇がわからないので、理解できないわけです。そして、声、しぐさ、外見などが似てるとも言われたって、何一つそれに関する情報は持ってないので、全く理解できないわけです。むしろ、余計な情報が増えて、頭が混乱してしまう。まあ、テレビとかメディアをね、チェックしていない私が悪いんですけどね。ご無沙汰していると、こんな弊害も出てくるんだな、と。でも、命に関わるわけではないのでね、これはわからなくて良いのかなって思ってます。(…この例えは合ってるのだろうか。。。)

話が逸れましたが、つまりですね、どれだけ細かい説明や解説をしたとしても、全員が理解できるとは言い切れないということ。理解できたとしても、人によって、理解度が異なるかもしれません。……まあ、そんなこと言ってたら何も描けなくなってしまうので、どこかで、見切りをつけようかと思います。結論、どんな作品でも「どれだけ本質的なことが伝わったか」ということより、「興味を持てるかどうか」がポイントなんだと思います。(または、「共感できるかどうか」。。)

【終わりに】

『RAUMER』を読むにあたってのポイントは、以下の通りです。

・帽子の人物とはなんぞや

・無機物と有機物の融合??なんじゃそりゃ

・ウイルス、ゲノムや生物学について触れる

・薬の存在

・人間の欲望、ヒトという存在意義

・ドイツについて

・ファンタジーチック?

等々他にもあるかと思いますが、こんな感じでまとめてみました。ばーっと出てきた内容を打ち込みました。文章にまとまりがあるかはさておき、創作における姿勢、ウイルスへの対応、『RAUMER』について簡単ではありますが、ボヤいてみました。気が向いたら、また書きます。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

それでは、また次回お会いしましょう。

蒼本

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