春だ大人の修学旅行①

私たちの旅行計画は突然にして崩れた。
というのもいま流行のあいつのせい…。

年始頃から3月末に念願の台湾旅行を計画していたが、泣く泣くキャンセルをした。

でも、旅の欲は捨てられない。
といっても遠出は不安。

そこで思いついたのが、近場の”京都、奈良”
何度も足を運んでる場所ではあるけれど、この2つの県をはしごするのって、小学校の修学旅行以来だな…。笑

そういうわけで企画された
“春の大人の修学旅行”
修学旅行、という響きに久しぶりにわくわくする。


日程はこちら。
1日目京都 京都泊
2日目午前京都 午後奈良 奈良泊
3日目奈良

京都へは在来線でゆったり電車旅。
何度も行っていたけど久しぶりの京都駅はかっこよかった。

到着時間はばらばらだったので、それぞれ宿に向かい宿で待ち合わせにした。

京都ではバスの1日乗車券を買ったのだが、あいつの影響はどこへやらバス乗り場は人がたくさん。

京都で泊まったのは
“RAK KIYOMIZU”さん。
六波羅蜜にほど近く、清水寺までも徒歩で行ける立地のいいホテル。

そしておしゃれで、安い。
たまっていたじゃらんポイントを使い、1人2000円で宿泊することができた。

内装はとてもシンプル。

香りにこだわっているようで、お部屋にはアロマが置いてあった。

ホテルを選ぶ基準はその時々で、
夜ご飯を外で食べるかどうか、ホテルにその土地らしさを求めるかどうか、など旅行プラン全体を考えた上で最適なところを選んでいる。

というのは余談ですが、
1か月ぶりの再会はそんな宿の前で。チェックインすると、とても感じの良いお兄さんが。(私はこういう気さくな感じがとても好き)
京都の桜のことを聞いて、荷物を預けていざ出発!

もうすぐお昼、ということで向かった第一チェックポイントは銀閣寺のほど近くにあるおにぎり屋さん。

青おにぎりさん。
のどかな住宅街の中に味わいのある佇まいのお店が。がらがらと引き戸を開けるとカウンター席と、もくもくとおにぎりを握るお兄さんが。
人気店のようで私たちが座って満席。

貼ってあるおにぎりのメニュー表に目を輝かせる私たち。この組み合わせも最強だし、塩むすびなんて絶対美味しいに決まってる…!!

オーダーは手元に置いてある紙に書き込む方式。2人ともおにぎり2つとお味噌汁と出し巻き卵セットにしました。

私が頼んだのは
ネギ味噌と青鬼の爪(ピリ辛じゃこピーマン)
彼が頼んだのは
鮭味噌とすっぱい梅

出されたら海苔がパリパリのうちにすぐ食べてください、とのことだったので写真をマッハの速度で撮り、上からがぶり。

え…米がほどける…

絶妙な力加減で握られた天使のようなほわほわおにぎり。一口目から美味しいように中だけでなく上にも乗せられた具材。ほわほわなお米を包むように優しく巻かれたぱりぱりの海苔。

至高のおにぎり。
思わず、「おにぎりって立派な料理だよね…」と話しかける。無言でうなずく彼(味わってる)

さらにセットにしたお味噌汁と出し巻き卵のクオリティもすごく、やられた〜という感じ。
毎日、この組み合わせを食べていたい。
日本人万歳、米と味噌最高。

テイクアウトも出来るそうですが
満足したのでお店を後にする。良いスタート。

そのあとは桜満開間近の哲学の道をさんぽ。
暖かい日差しに眠たくなってしまう。

途中シュークリームを買って食べるなどした。

次に向かったのは銀閣寺。
小学生以来の再訪に何か感じるものはあるのか。
結果:そんなになかった(歴史のセンスがない私たち)
上から見た銀閣寺と、京都の街並みはとても素敵だった!

でも銀閣寺を訪れたということが、この修学旅行という題目を成立させるための1つの要素となるので大切なのです。

次はバスに乗って出町柳へ。
鴨川のちょうどY字路のところへ。

近くにあるお団子やさん「古都香」
きなこ団子と、みたらし団子をテイクアウト。

鴨川沿いに座ってお団子を食べる。
近くを通ったおじちゃんにトンビにとられるで気をつけてなね〜と声をかけられてびびる。

お団子はとても美味しかった。
生地がもっちもち。特にきな粉が好きだった。
きな粉を膝に撒き散らしながら食べるのもまたいい。

鴨川のちょうどY字路のところには、
ぴょんぴょん石がある。
ただの四角い石だけではなく、亀の形をした石、千鳥の形をした石など趣がある。

ちびっ子たちがぴょんぴょん飛び跳ねる様子を微笑みながら見てたのですが、やっぱりやりたくなってぴょんぴょんしました。
思いの外間が空いててちょっと怖かったです。
落ちたら洒落にならない歳になった

そのあとは、今宮神社へ。
というより、今宮神社の近くにあるあぶり餅屋さんへ。

あぶり餅とは
きな粉をまぶした親指大の餅を竹串に刺し、炭火であぶったあとに白味噌をぬったもの。
〜Wikipediaより〜

二店舗向かい合うようにあるのですが、
私たちは一文字屋和輔さんへ。
どちらのお店も結構列ができてました。

お餅は一人前11本。
思いの外小さいのでぺろっと食べられちゃう量です。外を眺めながら椅子に座って食べるあぶり餅は格別の美味しさでした。きな粉の香ばしさと、白味噌の甘味がバランス良い。

京都にはちらほら桜が咲いており、
見つけるたびに桜ポイントが貯まるというゲームをして遊んでました。(10桜ポイントにつき1円という過酷なポイント制度)

あぶり餅のお店からも、桜の木が見えてほっこりしました。

そこから、事前に調べていた桜スポットに向かうも神社が閉まっていたり、見つからなかったりと苦戦。桜って思いがけず出会うものだな…なんて思いました。

本命の予約していた夜ご飯のお店が20時からだったので、その前に一軒行ってみようとなり、
「にこみ 鈴や」さんへ。

カウンター席のみのカジュアルなお店。
店内は人でいっぱいでした。

梅酒のソーダ割でかんぱーい!
にこみ、というだけありおでんや牛すじ煮込みなど美味しそうな煮込み料理がたくさん。
おでん盛り合わせ。器が好き。

卵が半熟とろとろで美味しかったなぁ〜
見えんけどな

牛すじもお酒が進む味…長い時間煮込んだ感じ。

しめはまかないカレーを。
大中小あり、次もあるし…と2人で中をシェアしました(次を考えた選択なのかは謎)

腹ごなしも兼ねて、次のお店まで30分弱歩くことに。京都の街歩きは楽しい。

小さな灯りにのれん。
趣のある佇まいの「一品料理 高倉」さん。

カウンターの上にはずらりとメニューが。
目移りしてしまいます。

日本酒は京都の地酒をいただきました。
“酒呑童子”というもの。

お通しの小松菜と油揚げの出汁浸しから、やられた〜というくらい美味しかった。

春野菜の天ぷら

天然あさつきのおかか和え(感動の美味しさ)

ぶりの柚香焼き

鴨ロースの金柑煮(しっとり柔らかな鴨肉に感動、彩りもきれい!)

京赤地鶏ささ身の昆布じめと島らっきょうの塩味和え

しめに焼きおにぎりのあおさのり出汁かけ
(とろりとした出汁が最高に美味しい)

なんと至福な時間…。
トントンと野菜を切る音、ことことと煮込む音、その中で静かに話をする心地よさ。

京都に来て良かった、と思えるお店でした。

ホテルへ戻り、シャワーを浴びて、おやすみ。
そして2日目に続く。

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