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「古昔の美酒」の飲み比べ&酒蔵オンラインツアーを体験してきました

お酒は好きです。全国に出張に行く際は、毎回地域の地酒を飲んだり、お土産として買ったりします。先日のインバウンドサミットを手伝ってくださった大槻さんから先日メッセージがありました。

「古酒の酒蔵ツアーがあるのですが、よかったら参加しませんか?」

古酒は何度か飲んだことがあったのですが、ここ最近は飲んでいませんでした。古酒の飲み比べ、しかもオンライン体験での酒蔵ツアーってどんなものだろう?と思い、体験してきました。


送られてきた古酒たち

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オンラインツアー前に、重厚感があるパッケージとともに古酒が送られてきます。実は商品とともに体験するオンラインツアーは初めてで、商品がくるまでドキドキします。


そもそも古酒とは?から始まる

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まずは主催の匠創生の大槻さんの古酒に関するレクチャーから始まりました。古酒とは3年以上熟成させた日本酒のことを指します。鎌倉時代から食文化として存在していたと。ただ、戦時中の酒税法改定のため、古酒から新酒が主流になったそうです。どういった改定だったかというと、お酒ができた瞬間から税金がかかるようになったそうです。そのため、古酒が出来上がるまでの期間を考えると、収益になるまで時間がかかるようになり、新酒が主流になったとのこと。

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古酒には様々な色がある。

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柔らかい説明で、とても勉強になりました。


オンラインツアー体験

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今回は古酒「山吹」を販売している金紋秋田酒造の佐々木社長から説明がありました。オンラインツアーの形式としては、酒蔵の様子は縦型と横型の映像を放映し、そこにリアルタイムで佐々木社長から解説がありました。

説明も丁寧で、臨場感を持って観ることができました。時間帯の制限やオペレーションを考えると、ベストな形だと思います。

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30分に一回程度質問の時間を挟んでくれて、いくつか質問をしました。「100年以上の古酒はあるのか?」「家にあるお酒を3年おいたら、それは古酒になるのか?」「どのような形で古酒をリブランディングしようと考えているのか?」等々。佐々木社長は大学の教授のような雰囲気で、バシバシ回答してくれてたのが面白かったです。

「酒造りは、掃除に始まり、掃除に終わる。お酒を腐らせるのは恥。」ということが強烈に印象に残っています。

19時からスタートした古酒飲み比べ&オンラインツアーは20時半頃に終わりました。古酒に合う食事を好みに合わせて楽しみながら参加している人も多かったです。自分らはカレーとともに食べました。謎な組み合わせだったのですが、中々良かったです。

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終了時の古酒たち。ツアーの話に集中しすぎたせいか、あまり飲み比べできてませんでした。


日本の魅力を今の時代にアップデートする

今回参加したいと思った背景としては、古くからの日本の良さを現代にアップデートする試みだったから。日本酒自体も世界からみたら、まだまだ「安い」「ブランディングしきれいていない」と言われています。ヒエラルキーを作り、背景を含めて届けることによって、まだまだ日本酒が世界に広がるポテンシャルが沢山あります。

古酒も同様に感じました。味も美味しいですし、一つ一つにストーリーや重みがある。例えば、日本酒と古酒のポジショニングの上で、知る人ぞ知るポジションにおいたり、お祝い事の定番にしたり、プレゼントにしたり、古酒のバリューアップのためにやれることは沢山ありますね。

最後に「古酒を気軽に海外の人が体験する場所はどこにありますか?」と聞いた所、東京駅周辺にある匠創生が運営しているポッピングスタンドを勧められました。今度行ってみます。

古酒そのものを楽しみたい、という人は是非上記サイトを見てみてください。少し上の人へのプレゼントなどにおすすめです。(過去の経験上)


追記:

大槻さんに「8月21日、22日もあるので追記してほしい」と言われたので、追記します。1人でも、誰かと一緒に体験するのでも楽しめると思います。ピンと来た方がいればぜひ。


最後まで記事を読んでいだきありがとうございます。毎日更新をしているので、よかったらまた読んでもらえると嬉しいです。