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失わないようにと行動すると大切なことを見失うことがありそうだなと思索【研究者日記】

サウナに入ってたら、最近考えてたことに答えらしきもの、中核的なものがそれとなくわかったので書いときます。

おそらくこれは思考内容をどうすると良さそうか?の話で、行動抑制システムと行動活性化システムの話でもある。

人間の行動原理の一つが罰を受けないようにすることがある。失うのって嫌なことなので、失わないようにと行動しようとする。

例えば、嫌われるってことも、嫌われた結果友人なり、社会的地位なり、なんらかを失うという結果を意識する。そうすると嫌われないように行動をするようになる。

これは一時的には楽なこと。悪く思われないように行動すればいいのだから、思考停止できるし、何もしないという行動選択をすればいい。

ただし、そうした結果本当に失わないことになるのか?

悪く思われないように行動するのは、場合によっては、嘘をついて接することになるし、本心を隠すことにもつながるのかもしれない。それは接している相手にとって喜ばしいことなのだろうか?

その反対に行動活性化システムの原理に立つと、報酬を得るために行動する。その場合、自分がしたいように振る舞いつつ、それはおそらく相手のためにもつながりそう。

目の前にあることとまずは向き合うこと。人の幸せなり、自分の幸せなりを考えて行動することで、前向きななんらかのアウトカムが得られる可能性がある。

向き合うということは本当にめんどくさいことなんだと思うし、今まで形成してきた自己像を多少なり失って再構築することだ。それ自体が嫌悪的なことなのだけれども、それを超えた先には長期的なメリットがあるのだと思う。

研究の結果からも、罰を避けるような行動原理で動くほうがメンタルも悪くなるということもわかっている。やりたくない、望んでいないことを罰を避ける目的でするんじゃなくて、自分が思ってることと一致した行動をとるのがいいなということです。

とっ散らかった文書ですいません!最後まで読んでもらってありがとうございます。

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筆者 あおきしゅんたろうは福島県立医科大学で大学教員をしています。大学では医療コミュニケーションについての医学教育を担当しており、臨床心理士・公認心理師として認知行動療法を専門に活動しています。この記事は、所属機関を代表する意見ではなく、あくまで僕自身の考えや研究エビデンスを基に書いています。

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