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【画家・瀬尾隆二の作品を巡る2日間】 対話型鑑賞で巡る淡路島 12/13-14(金・土)

みなさん、こんにちは。淡路島在住のファシリテーター・青木マーキーです。淡路島に移住してから淡路島アートセンターというNPOの運営にも関わっています。

淡路島ゆかりの作家の作品を「対話型鑑賞」を通じて巡る企画の第3弾をお届けします。

今回は、画家・瀬尾龍二さんの作品を味わいたいと思います。瀬尾さんは、淡路島の出身で、東京藝術大学にて油絵を学びました。その後、漫画、日本画と活動のフィールドを転換し、現在は絵の画趣によって雅号を使い分けておられます。僕が知り合ったときは日本画家の矢吹芳寛さんとして、静かで力のある精密な作品をうみ出す方だなぁという印象でした。日本古来の植物や、鳥や蜻蛉などを描いた作品たちが素晴らしいです。また、国生み伝説で知られる淡路島ならではの日本神話を題材とした連作にも、心打たれるものがありました。

先日まで開催されていた<島家の人々2024>では、寛GO!というハイパーコンセプト企画を展開。幻の浮世絵師「芳川寛立斎喜久麿」に私淑している3名の絵師と画家の展示会というしつらえで、一人四役の立ち回りを演じ、かなり刺激的でした。個人的にはカワセミと蓮の絵がじんわりと響いてくる作品となり、圧倒されました。

この絵、実物はかなり大きく、じっくり実物を見て頂きたい

ぜひ皆さんといっしょに、瀬尾さんの作品をたっぷりと味わい、作家とも言葉を交わし合える機会をつくりたいと思い、本企画に至りました。この冬、お披露目されるふすま絵をはじめ、若いころの作品や、近年の秀作、島内で愛されている宿泊施設や食事処などを彩る作品たちを、どうぞお楽しみ下さい。

つい昨日も、作家当人といっしょに候補となる作品をいくつか見て回ったのですが、一般には知られてない場所にある大作や、まちの居酒屋の和室を彩る作品たちが、とても緻密で、その筆さばきひとつひとつが信じられないほどのクオリティだと感じる時間となりました。同時代にこんな日本画家が、近所に生きている喜びを感じざるを得ません。当人のキャラクターもかなり面白いので、作家自身との食事の時間、交流の時間もぜひ楽しんで頂きたいと思います。

作品を見て、寛ぎ、感じたことを交わし合い、要所要所で、淡路島の美味しいものを食べて過ごす本企画への参加を、心よりお待ちしております。

開催概要

■日時:2024年12月13日(金)-14日(土)の1泊2日
■定員:8名(最小遂行人数2名)
■プログラム参加費:2万円(1日のみの参加は1万円)+宿泊希望の方は、別途ホテル代7,800円+初日夜の作家との夕食懇親会に参加希望の方は別途
■場所:淡路島内で瀬尾さんの作品があるお寺・食事処・ホテル・宿泊施設・雑貨屋・Barなどを巡ります
■主催:NPO法人淡路島アートセンター 
■企画協力:青木将幸ファシリテーター事務所
■集合:12月13日(金)10:15 ファミリーマート洲本海岸通店 集合
↑自家用車の方。近隣に民間パーキングがありますので各自ご利用下さい。
高速バスの方、新神戸駅を8:25に&神戸三宮駅を8:55に出る本四バスに乗って洲本バスセンターに下車してください。スタッフがお迎えします。
■解散:12月14日(土曜日)15時解散予定
↑高速バスの方15:15に洲本バスセンターを出る便に乗ることができます。
※土曜日のみ参加希望の方には追って集合場所を伝えますのでお問い合わせ下さい。




画家・瀬尾 隆二さん プロフィール

1973 兵庫県生まれ
1999 東京藝術大学美術科油画専攻卒業 サロン・ド・プランタン賞
2001 同大学院修了 卒業後、ジャンルを問わず創作研究を続ける
2005 講談社より単行本発行『色歌』(マンガ)
2006 水墨画など東洋絵画の素材に転向『芳寛』と号す
   以降、個展・グループ展に多数参加
2008 「町絵師協会」を設立し、注文絵の制作を始める
2012 工房とギャラリーを兼ねた『燕喜堂』を立ち上げる
2020 国生傳承圖絵巻の創作及び制作開始(2024に完成)

↑作家のインスタグラムでも作品のいくつかを見ることができます。どの作品を対話型鑑賞するかは、当日の発表を楽しみに。instagramであがっている黄泉の伊弉諾様は2月上旬に淡路島弁財天厳島神社で開催する国生み神話シリーズ展で公開予定とのこと。こちらも楽しみです。

対話型鑑賞とは?

対話型鑑賞は、複数人で美術作品や音楽などの芸術作品を鑑賞しながら、作品を見て感じたことや考えたことを対話する鑑賞法です。鑑賞者に作品の解釈や知識を教えるのではなく、自分ならではの受け取り方や感想を重ね合わせることで、作品に意味や価値を見出していくプロセスです。

追記:11/26


昨日、作家さんと作品が収蔵されているホテルに行ってみると、とっても大事な場所にいくつも作品が飾られていて、驚きました。これまでお納めした枚数を伺うと、どうやら島内のお宿に数百点を超える作品が飾られているようです。そう考えると、次々お宿を訪れ、いろんなお部屋に泊まってみたくなるなぁ。作家ベのご縁でお宿を選べると旅は豊かだなぁと感じました。

こちらは、チェックインするロビーの待合に飾られた蓮華畑の絵

参加申し込みは

以下のフォームからお願いします



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