きくを究める3時間
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きくを究める3時間

10月から毎月第一土曜日に開催してきたファシリテーションの根っこを育む3時間。12月のテーマは「きくを究める」です。

「問う」「待つ」「きく」は3つでセットだな、とよく思います。ファシリテーターができることの重用な3つ。「問う」はある意味、こちらから参加者へ、球を投げる感じがあります。なんだかピッチャーみたいですね。そして「きく」は、キャッチャーのように相手から来たボールを、どう受け止めるかという話。

その中間にあるのが「待つ」です。そうそう、昨日は「待つ」の講座でした。僕の目の前には、待つのときに書いた模造紙が貼られています。

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私たちは参加者を信じてその場に立つことができるのか。なんのためにその場に立っているのかを見失う「矢印」の話、立場が上になってくるとでてくるやっかいな話、盆栽の話など、いくつも深く、真実味のあるエピソードにあふれていました。今、アーカイブを聞き直して、味わい直しているところです。(リアルタイム参加ができなかった方も、あとからアーカイブ購入も可能です。待つ、を深めたい方はぜひ)

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で、その「待つ」を深める3時間なかで、参加したある女性が、こんなことを言ってくれました。

「ふだん、小さな子どもたちを相手にしています。長いスパンをかけて、待ちたいなと思います。関心を寄せてしっかりと待って「ここぞ!」という時に動ける私でいたいと日々思っています。子ども相手だと、じっくり待って、ここぞ!のスイッチを入れて応えることができるのですが、相手が保護者の場合、私、ドギマギしちゃうんです。せっかくそこまで待っていたのに、せっかく心の深いところをおっしゃってくれたのに、ドギマギがまさって、腰が引けて、どうにも聞けなくなります。どうやったら、もう一歩、踏み込んで相手のお話を聞けるのでしょうか?」

彼女が心を込めて、子どもたちと時間を過ごし、親御さんと接している様子が目に浮かびました。あぁ、本当によくがんばって、待とう、きこうとしているんだな、と、心打たれます。

誰かが、心の深いところからの発言をぽろっとしてくれたのに、つい、それを「きけない」で過ごしてしまうことってありませんか? 僕も何度もあります。あまりに本質的で、大切なことなので、つい、こちらがドギマギしてしまったり、「なに真面目なこといってんの?」とか茶化してしまう場面もよく見かけます。

「私ほんとうにダメな親で、、このあいだも、こんなひどいことを、、」と打ち明け話をしようとしているのに、即座に「××さん、そんなことないよ〜まだマシよ!私なんて、もっとダメで〜」などとこちらの話をかぶせてしまったりして、その方の独白についていけない場合もあるかもしれません。「きく」ということも、また、難しいことですね。

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というわけで、12月のテーマは「きくを究める」です。

どのような会議法やファシリテーション手法を使おうと、カラフルなグラフィックが描けようと「きく」をおろそかにしていると、空回りしてしまいます。相手がいわんとしていることを、しっかりと「きく」。

よいキャッチャーは、どしっとかまえて、ボールを受けます。ピッチャーが投げてくるボールには、様々なものがあるです。ど真ん中のストレート、大きく曲がるカーブもあるでしょう。ときにはフォークボールがすっぽぬけて、地面を叩くかもしれません。そのとき、キャッチャーは体をかぶせてでもボールを受け取ろうとします。力の入ったピッチャーが暴投することもありますが、キャッチャーは体をなげうってでも、そのボールを受け取ろうとしています。僕は、そんなキャッチャーのように、相手の話を全身で「きく」ようになりたいと思います。

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当日は、「きく」を究めるためにオススメの訓練法も、いくつか紹介できればと思います。以下、開催要項です。すでに概ね定員かと思いますが、オンラインは直前キャンセルがでたり、アーカイブで自分が好きなタイミングで視聴できるのも魅力です。「きく」に関心ある方は、ぜひお申し込みを。

ファシリテーションの根っこを育む3時間 「きく」を究める
日時:2021年12月4日(土曜日)朝9:00-12:00まで
於:Zoomミーティング
参加費:1万円
対象:ファシリテーターとして、実践する現場を持ち、その根っこを育みたいと考える方(10月の「問う」11月の「待つ」を受講していなくても参加可能です)

定員:20名(まもなく満席。オーバーした場合はアーカイブ参加も可)

宿題:自分のきき方に、どんなクセがありそうか?を見つめてみましょう。なくて七癖。人それぞれにきき方のパターンというのは異なるものです。自分はどんな風に、人の話を聞いているのかな?

申し込み方法:sayuri0artist@gmail.com までメールを

今回の講座の事務局を担当してくれる極ちゃんが受付してくれます。

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※参加型のオンライン講座になります。顔だし、声だし参加を推奨しますが、個々人の事情により「耳だけ参加」も可能です。その場合はお申し込みの段階でお知らせ下さい。

※日程の都合が合わない、あるいは申し込み多数のため、リアルタイム参加ができない方もいらっしゃいます。そのため、この講座では、録画アーカイブを作成し「アーカイブ参加」も可能とします。ご希望の方は、事務局ごくちゃんまで。費用は、参加費と同額です。

※一方的な講義ではなく、参加型の学びの場です。皆さんとのやりとりの時間を含めて、アーカイブ教材としての意味合いが出てくるタイプのものです。リアルタイム参加なさる方は、録画をとる件、あらかじめご了承ください。録画に写りたくない方等、いらっしゃいましたら、お申し込みの段階で、一声おかけください。

※「問う・待つ・聞く」一連の講座にご加の皆様への連絡用に「ファシリテーションの根っこを育むFacebookグループ」を立ち上げています。講座前の自己紹介や、事後のフォローアップ、写真の共有や交流などに活用します。10月に開催した「問う」11月に開催した「待つ」の3時間に参加した方、アーカイブ視聴した方、と今回の「きく」にご参加の皆さんも、一緒のグループになります。袖すり合うも多生の縁と思い、ご参加&交流下さると幸いです。

それでは「きく」に関心ある皆様と、ご一緒できることを楽しみにしています。

※おまけ:ちなみに12月18-19日(土日)には僕の実家、熊野で「きく」だけで2日間の合宿を開催します。より深く学びたい方は、こちらの選択肢もあわせてご検討下さい。




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ファシリテーター。2003年、青木将幸ファシリテーター事務所を設立。家族会議から国際会議まであらゆる話し合いの進行役をつとめる。コロナをきっかけに「オンライン・ファシリテーター」として出直す。淡路島在住、45才。釣り、落語、イカ好き♡ www.aokiworks.net