車輪の使い手
僕は車輪(しゃりん、タイヤ、キャスター)が好きです。
と言っても、車とかバイクみたいな、動力源がある乗り物ではない。
ただ装着するだけで、重いものを運べるようになったり、すごいスピードが出たりする。そういうプリミティブな車輪が大好きです。
たとえば
荷物を運ぶための台車
自転車
スケートボード
キックボード
ブレイブボード
そして
インラインスケート!
高校生の頃、ハマりにハマったインラインスケート 。
娘がやりはじめたことをきっかけに再燃しまして。
25年ぶりに新機種を購入しちゃいました。
インラインスケートって「昔、流行ったよね」って言われがちで。
「スケボーに比べてイケテないよね」とか言われがちで。
ぜんっぜんやってる人、少ないんです。
確かに、昔の流行かもしれないし、イケてないのかもしれない。でもそんなの関係ない。めっちゃくちゃ楽しいんですよ、コレ
ちょっと話を聞いてください。
車輪、それは、翼なのだ。
人間は、歩いて、走って、移動します。そして、歩くのをやめたとき、止まります。
一方、大空では。
鳥が羽ばたいて羽を止めても、まだまだスーっと滑空していけます。
そして車輪は、この「スーッ」という移動を可能にする、最小限の機構なのです。
つまり、人が車輪を手に入れた時、それは翼を手に入れたのとほぼ同じということ!日常生活の中で「滑空」体験が可能になるわけです。
そんな滑空体験が可能になる車輪。
人体と一体化してればしてるほど良い、そう思いませんか?
現状、もっとも人体と一体化した車輪。
それは自転車でもスケートボードでもなく、インラインスケート なのですよ!
インラインスケートをはく、
すなわち翼を授かるということ!
と、ここまでは、僕はインラインスケート が好き、というそれだけの話なんですけど、ここでちょっと話を広げてみます。
運動の得手不得手ではなく、何の使い手か
小学校なんかで体験できる運動って「走る、跳ぶ」という人体そのものを使ったものの他に、野球やサッカー、バスケなどなど、ボールを使うものが、たくさんあります。
でも、上で挙げたような車輪を使ったものって、あんまりないですよね。
(唯一見かけるのが「一輪車」ですが、一輪車って、上で挙げたような「滑空」の醍醐味がない乗り物だから、ちょっと別物。)
速く走れない、ボールも上手く扱えない、でも、車輪とは仲良くなれる。そんな能力を潜在的に持っている子供って、以外と大勢いるんじゃないかな?って思ってます。
そんな子に、僕は「車輪もあるよ」ってささやきたい。
なんてFacebookで言ってたら、
ザリガニワークスの坂本さんから「僕は棒を扱うのが上手な子供でした」ってコメントが入りました。
ボールでもなく、車輪でもなく、棒を扱うのが上手な子供。
たしかに、そんな子供も、たくさんいそうです。
ボール使い、車輪使い、棒使い。いろんな使い手がいる。能力者がいる。
うん、好きです。そういう世界観。
あなたは何の使い手ですか!?
。。。
この記事は、アイドントノウの「知らんがなラジオ」を元に書きました。
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