久下格

42年間鉄道員でした。 https://aoisora.org https://fac…

久下格

42年間鉄道員でした。 https://aoisora.org https://facebook.com/KUGE.Itaru

最近の記事

れいわ新選組とウクライナ戦争

2024/03/25  頼まれて、れいわ新選組・大石あきこさんの宣伝カーを4日間運転しました。大石さんとは、国会議員になる前からの仲間です。れいわ新選組の集まりにいくと若い人たちが多くてうれしくなる。頑張ってほしいのですが……。  れいわ新選組の政策の中で、ウクライナ戦争についての考え方は間違っていると思っています。いつか書かねばならんと思ってきたのですが……。  3月23日に大石さんの選挙区、大阪市此花区で、小雨の中「増税?ダメ♥絶対!デモ」というのがあって、その後の「

    • パレスチナの旗とウクライナの旗

      スラヴォイ・ジジェクの論考紹介 2023年10月21日 【ちょっと長い解説】 パレスチナを支持することは、ウクライナを支持すること、ウクライナを支持することは、パレスチナを支持すること  イスラエル軍によるガザへの地上侵攻の危機が迫っています。パレスチナ人、イスラエル人の死者はすでに5千人を越え、ガザでは何十もの医療機関が攻撃されて、子供や女性を含む何百人もの患者が殺されています。何としてもガザ侵攻を止めたいと、祈るような気持ちでいます。  一方、ウクライナでは侵略

      • 「プリゴジンの行進」とは何だったのか?

        【解説】ロシアによるウクライナへの侵略に反対して活動してきたロシアの左派プラットフォーム「Posle(ポスル)」がワグネルによる武装反乱についての見解をウェブサイトで事件直後に公開しています。以下はDeepLによる自動翻訳に手を入れたものです。 「プリゴジンの行進」とは何だったのか?=ワグネルの反乱についてのポスル編集部の見解= (2023/06/26) 6月23日から24日にかけての出来事は、すでにプーチン政権に対する最も深刻な国内からの政治的挑戦だと評価されている。

        • ロシアのウクライナ4州併合反対! 核兵器の使用を許さない!

          2022/10/4 執筆 2022/10/31 アップロード 【解説】 この小論はフロント[社会主義同盟]という老舗の新左翼グループが出している月刊「先駆」という機関誌の要請で書いたもので、「先駆」(2022年11月号)に掲載されています。  私自身はトロツキストの出自ですが、もう何十年も党派には属しておらず、構造改革派から出発したフロントからの依頼はちょっぴり意外でしたが、長年、労働運動の場面でも協力してきた人びとの依頼なので、ありがたく了承しました。 崩壊した「先進国

        れいわ新選組とウクライナ戦争

          最前線に立つウクライナのフェミニスト

          2022/10/29 公開 訳者によるまえがき  2022年5月、「ウクライナと連帯する欧州ネットワーク」( European Network for Solidarity with Ukraine )訪問団の一員としてウクライナを訪れたイギリスの左派、ワーカーズ・リバティ(Workers' Liberty)のメンバーによるウクライナ人フェミニスト3人へのインタビューです。  ロシア軍との戦いのただなかで、女性やマイノリティーへの暴力や差別と闘い、さらに、ゼレンスキー政権に

          最前線に立つウクライナのフェミニスト

          ウクライナの鉱山労働組合は訴える

          2022/08/31 Ukraine Solidarity Campaign  ウクライナ独立鉱山労働者組合(NGPU)副議長ナターリヤ・レヴィツカ氏(上の写真左)へのインタビューです。インタビュアーはロンドンを拠点に活動するウクライナ連帯キャンペーンのクリストファー・フォード氏。 鉱山を稼働させ続け、市民を保護するために、ウクライナの労働組合は訴えるQ.  NGPUとあなた自身の立場についてうかがいます。何人の労働者を代表し、どこで働いているのでしょうか?  ウクライ

          ウクライナの鉱山労働組合は訴える

          ロシア侵攻から6ヶ月。ウクライナ人左翼が語る最新の情勢 (2022/09/02)

          今日、人々はウクライナのためだけでなく、プーチン政権を打倒するために戦っている2022 年9 月2 日 - Links International Journal of Socialist Renewal –  ロシア大統領ウラジーミル・プーチンの侵攻から半年、 ・ウクライナのレジスタンスはどうなっているのか? ・停戦交渉とNATOに関して、ウクライナの一般的な雰囲気はどうなのか?  ・そして、この戦争は進歩的勢力にとって何を意味するのか?  ウクライナの民主的社会主義組織

          ロシア侵攻から6ヶ月。ウクライナ人左翼が語る最新の情勢 (2022/09/02)

          中国と対峙する台湾人左派から学ぶ

           ペロシ米下院議長による台湾訪問をきっかけにした中国の軍事演習は、終了するとされた8月7日を超えて継続し、台湾に対する中国の軍事的な脅威が常態化しようとしています。これに対して台湾の蔡英文政権は、主権と自由、民主主義を守るために与野党を超えたすべての人びとが団結して闘うことを訴えています。  ここで紹介するのは、今回の軍事演習が計画される以前、5月24日付でアメリカの左派系サイト「スペクター」に寄稿された台湾在住の台湾人による論考を DeepL によって機械翻訳したうえで手を

          中国と対峙する台湾人左派から学ぶ

          ウクライナの社会主義者がロシアの侵略に抵抗する理由

           アメリカで発行されている左派系雑誌JACOBIN(ジャコバン)のウェブサイトに2022年7月26日付で掲載されたウクライナ人社会主義者による論考を DeepL を利用して翻訳しました。作業者がほとんど英語を読めないため、間違い、不都合が存在する可能性があります。作業者は英語教育を受けた専門家による翻訳を希望しています。  論考の筆者は、民族自決の原則にもとづいて、ロシアの侵略と戦っている主体は何よりもウクライナ人であり、ウクライナによる戦場での勝利ぬきに、ロシアでの反戦運動

          ウクライナの社会主義者がロシアの侵略に抵抗する理由

          ウクライナ人社会主義者から西側の左翼への手紙

           この論文は、ウクライナの「ソシアルニ・ルーク」(社会運動)という左派政党のサイトに掲載されたものです。ウクライナを支援することは、それなしに社会主義へのいかなる闘いも不可能な、人間の尊厳を守ることであり、今、軍事力によってロシア軍をただちに阻止することは、帝国主義に反対するすべての人にとっての最優先課題だと主張しています。  久下が DeepL を使って機械翻訳したものに、チェチェンニュースの発行人、大富亮さんが手を入れて完璧にしてくださいました。大富亮さん、大変ありがとう

          ウクライナ人社会主義者から西側の左翼への手紙

          左翼は常に自決権を擁護してきた

          ロシア語と英語の新しいメディア Posle について 2022年6月12日 イリヤ・ブドレイツキー ※ DeepL による機械翻訳であり、不正確な個所があります。  ロシアのジャーナリストで哲学者のイリヤ・ブドレイツキーは今週初め、新しい反戦メディアPosle(「その後」の意)の立ち上げを発表した。このメディアは、左翼、社会主義の観点から、ロシアと2月24日以降の世界を探求し解明しようとするもので、彼らは今、ほとんどすべての人々と同様に、新しい戦時状況下にあって、政治的

          左翼は常に自決権を擁護してきた

          なぜウクライナの債務を帳消しにする必要があるのか?

          エリック・トゥーサンへのインタビュー  by スショヴァン・ダール 2022/04/21 作業者による注(久下格)  1990年3月15日にベルギーで設立され、途上国の債務を解消し「人々の基本的権利、ニーズ、自由を尊重する世界の創造」を求めてキャンペーンを行っている活動家の国際ネットワーク、不法債務撤廃委員会(CADTM)のサイトに、「なぜウクライナの債務を帳消しにする必要があるのか?」という興味深いインタビューがアップロードされています。DeepL という翻訳サイトを利

          なぜウクライナの債務を帳消しにする必要があるのか?

          プーチンのウクライナ戦争に反対して ロシア人社会主義者へのインタビュー

          ここで紹介するロシア人社会主義者への長いインタビューでは、以下のような興味深い論点に対して、侵略した側の国の社会主義者から、非常に冷静で、しかも勇気のある意見を読むことができます。 ・開戦後のロシア社会における人々の動向。軍隊内外の状況 ・プーチンが戦争を開始した理由。プーチンの世界観 ・経済制裁がロシア社会に与える影響 ・民主主義と権威主義の対立? バイデン政権の偽装 ・プーチン政権をどのように理解するか? ・抑圧された国々の自決権を認める国際主義に立ち戻ろう (アメリ

          プーチンのウクライナ戦争に反対して ロシア人社会主義者へのインタビュー

          労働者階級の国際連帯のために、陣営主義に反対!

           ロシアのウクライナ侵略に反対する闘いの中で、とりわけ「古い左翼」の中に混乱が生じていると思っています。ロシアの蛮行を何よりも徹底的に糾弾し、ロシア軍の即時、全面撤退を当然にも要求すべき今、そのことをあいまいにして、むしろアメリカ・EUとウクライナのゼレンスキー政権を第一に批判するような意見が、私の古い友人たちのあいだにあるのは本当に悲しい。  日本の左翼はずーっと「反米」でやってきて、もちろんそれは間違ってなかったと思うのですが、アメリカ - ヨーロッパ - イスラエル…い

          労働者階級の国際連帯のために、陣営主義に反対!

          書評『チェチェン やめられない戦争 =ロシアのウクライナ侵略に反対するために= (2022/04/27)

           ロシアのウクライナ侵略について考えるためには、少なくとも1994年から1996年と、1999年から2009年の二度にわたるチェチェン戦争までさかのぼって考える必要があると思います。ソ連邦解体に伴う混乱の中で独立を宣言したカフカ―スの民、チェチェン人100万人のうち20万人が殺されたと言われるチェチェン戦争について、世界は(そして私たちは)ほとんど不問に付してきたのではないでしょうか? 以下、命をかけてチェチェン戦争の実相を世界に訴えた、ロシア人ジャーナリスト、アンナ・ポリト

          書評『チェチェン やめられない戦争 =ロシアのウクライナ侵略に反対するために= (2022/04/27)

          平和な未来は、ロシアの戦争マシンを止めることにかかっている

          【解説】 オーストラリアのGreen Left というエコロジカルな左派系メディアが、ウクライナ中部の都市チェルカシーで活動する社会主義者(ヴィタリー・ドゥディンさん)へのインタビューを公開しています。DeepL というフリーソフトで機械翻訳しました。作業者(久下)はほとんど英語が読めないため、機械翻訳されたものをほぼそのまま note で公開します。意味のとれないところ、不都合なところはありますが、ほぼ原文の意味は理解できると思います。作業者は英語教育を受けた方による正確な

          平和な未来は、ロシアの戦争マシンを止めることにかかっている