見出し画像

ぼくプロVol.8(夏の出会い、レジュメ、随時アップデート)

生まれて初めて、レジュメをかく。前回の流れは下記、

プロの作家に文章(小説)を習っているが、まったくプロット(レジュメ)の作りかたを教えてくれない。自分独自のモノを探せという暗示だろう。

架空(虚構)の物語のレジュメにするため、固有名詞はなるたけやめる。

「出会い」に必要な「固有名詞」はあるだろうか?

例)「コカコーラ」の缶が「出会い」に必須だろうか?

注)「SNS」と一括りにしたかったが、ここはそれぞれの出会いの場として「固有名詞」に分けてある。

夏、場所(ファンタジー要素も、反転しただけだが)

海辺、浜辺、縁日、道、火祭り、農道、田畑、路地、港、盆地、山、坂道、道の駅、駅、アパート、デパートの屋上、パチンコ店内、飛行場、空港内、ホテル、安宿、人気のないバラック、廃屋、十字路、路肩、サービスエリア、国道沿い、街の中心から逸れた路地裏、カフェ、岸壁、神社、寺、青年会館、辻、森、峠、(夢のなか、NG)、図書館、スーパーのレジ、コンビニ、郵便局、川べり、土手、レストラン、アンテナショップ、空港の発着ロビー、足湯、ラーメン屋、教会、寺、神社、社務所、刑務所、洞窟、防空壕、掩体壕、暗渠のなか、公園、動物園、遊園地、水族館、美術館、博物館、坑道、バイト先、球場、サッカー場、スケートリンク、ゴーカート場、プロレス会場、コンサート場、町の広場、古城の跡、面接室、楽屋、電車の中、新幹線、旧道、病院、分娩室、レントゲン室、CTスキャン、歯科医院、本家、分家、実家、学校、小学校、中学校、高校、学園祭、キャンプファイヤー、予備校、踊り場、外階段、大学のキャンパス、実験室、講堂、大講堂、職場、zoom、LINE、グルチャ、Twitter、Facebook、出会い系アプリ、ラブホテル(ブティックホテル)、飲み屋、飲み屋横丁、朝の歓楽街、昼の歓楽街、夜の歓楽街、明け方の都心、湾岸線、閑静な住宅街、橋、欄干の上、始発列車、終電、上り線、下り線、地下鉄、在来線、環状線、駐輪場、スーパーの駐車場、映画館、複合商業施設、シネマコンプレックス、能楽堂、歌舞伎をする小屋、劇場、埠頭、飛行機の隣席、たばこ屋、自動販売機、給湯室、銭湯、夏のスキー場、弟が飛び降りた陸橋、玄関、靴箱が山になった三和土、初恋の廊下、廊下、ベランダ、バルコニー、市営住宅の駐車場、高層ビル、別荘、避暑地、蓮池の高地、キャンプ場、渓流、渓谷、北の山塊の奥地、砂漠、アフガニスタン、ソマリア湾、奴隷島、地下都市に繋がる廃墟、穴、大穴、夜にうごく森、波打つアスファルト(大地震)、爆心地、カルデラ、極北の氷の大陸、海上、上空、空、大気圏、宇宙、前記の単語をすべてディストピア(暗黒世界)に反転…

夏、日時

朝、昼、夜、明け方、夕方、夜明け、陽が傾くころ、陽が傾いたとき、三時を過ぎていた、夕闇が迫っていた、終戦間際だった、終電は過ぎていた、街の明かりがポツポツと点き始めた、夕食の匂いが鼻についた、耳に蝉の鳴き声が一斉に飛び込んできた、五時の時報が鳴り響いた、電話が鳴ったいつもこの時間だった、いま何時と聞かれて初めておれは顔をあげた、就業のベルが鳴った、タイムカードを押した、コンビニの殺虫灯がバチバチと鳴っている、灯台の光線が回っているのが見える、テレビをつけると朝のニュースがやっていた、銭湯の脱衣所のテレビでは大相撲の結びの一番がやっていた、縁日の明かりが近づいてくる、盆踊りを見ているとカレーの匂いが漂ってきた、

夏の空間、状況、天候、

晴れ、濃霧、雨、曇り、驟雨、にわか雨、日照り、数珠につらなった太陽光線、アスファルトから夏の湯気、ふらふらだった、喉が渇いていた、真水を全身で浴びたかった、川に飛び込みたかった、海が見える、潮の匂いが鼻につく、潮風が頬を叩く、走り去る車の熱気が目を刺した、街が排ガスで覆われている、街が灰色だった、澱んだ熱気がゆらめいている、生垣で槿が真っ赤に燃えていた、夏芙蓉が血のように赤かった、汗が吹き出していた、毛穴から汗が玉のように膨れた、例年にない台風がきていた、その日ようやく梅雨が明けた、

夏の服装、

ブルージーンズ、下駄、黄色いキャミソール、白いカットソー、純白のブラジャー、スポーツブラ、ボクサーパンツ、ブリーフ、ブルマ、サンダル、体操着、半袖、ワイシャツ、フリルのついたワンピ、ノースリーブ、シュミーズ、サンバイザー、キャップ、帽子、ポシェット、

夏の道具(場所は排除)、

清涼飲料水、かき氷、暖簾、風鈴、プール、カーテン、簀(すのこ)、簾(すだれ)、雨傘、日傘、バス停、睡眠薬、蚊帳、洗濯機、ハエ叩き、布団たたき、絵ハガキ、ハンガー、水着、


出てこないが、出ないよりマシだ。

初めてのレジュメで、わかったこと。

おそらく、「最初から筆者の頭のなかに完璧な物語が浮かんでいたらレジュメなど必要はない」(それだけをメモっておけばいい)

だが、村上龍もいっていたが、アイデアは「組み合わせ」だ。(下記に、村上龍の言葉を載せる)

組み合わせなら、レジュメは必要になるし、これ以上便利なツールはないし、プロが安定して執筆(原稿)を提供できるのは、レジュメがあることによると思う。

次は、プロットだが、まだわからないことばかりだが、一歩前進とする。


  【企画の立て方】

 ビジネス雑誌などで「仕事においてどんな不安を抱いていますか」というアンケートをすると、「自分には企画力が不足している」という回答が多いらしい。企画する力と基本・前提となるのは、「アイデア」だ。商品開発にしろ、宣伝やマーケティングにしろ、アイデアというのは、ふいに浮かんでくることが多い。会議などで顔をつき合わせて考えても、良いアイデアが出てくることは少ない。
『半島を出よ』という長編小説は、地下でテロを計画している精神破綻者たちが武器を持って地上に出てみると街が北朝鮮コマンドに占領されていた、という簡単なアイデアが元になっている。そのアイデアの構成要素はどこにでもある平凡なもので、「テロを計画している精神破綻者」と「北朝鮮コマンド」という、誰でも知っている二つのアイテムが組み合わされただけだ。
 つまり、アイデアは「組み合わせ」であって、発見などではない。企画を立てるときに、魅力的かつ新鮮味のある「組み合わせ」を思いつくにはどうすればいいのだろうか。組み合わせのアイテム・素材には記憶として蓄えられているデータと、新たに入手・準備した外部資料がある。記憶が、どういう風に神経細胞に刻まれて脳のどこに蓄えられているか、まだはっきりとわかっていないらしいが、一箇所に集まっているわけではなく、偏在していると考えられているようだ。
 アイデアを生む発想力というのは、偏在する膨大な記憶を徹底的に「検索」し、適したものを意識の表面に浮び上がらせる力ではないかと思う。その力は筋肉と同じで鍛え続けないと退化する。そして発想力を鍛え、維持するためには、他の誰よりも「長い間集中して考え抜く」というミもフタもないやりかたしかない。だがおそらく考えている間は、アイデアは生まれてこない。脳が悲鳴を上げるまで考え抜いて、ふっとその課題から離れたとき、湖底から小さな泡が上がってくるように、アイデアの核が浮き上がってくる。つまりアイデアというものは常に直感的に浮かび上がる。しかし直感は、「長い間集中して考え抜くこと」、すなわち果てしない思考の延長線上でしか機能してくれない。〈村上龍「無趣味のすすめ」より〉





よろしければサポートおねがいします サポーターにはnoteにて還元をいたします