見出し画像

アベノマスクを組織内提案する妄想について

いい、わるい。そういう答えは決定的な正解がない。答えは難しくないよって言う人は、群衆に提案をしてみたことがあるのか。やってみると分かるけど、その過程がどうであれ、手段にしか目が行かない人が大多数。ああもういやだーって渦中の人は思う。

結果主義というならそれでいい。でも失敗が重要って話なら、過程をみせ、考え、次の手をうつ。ってことで、もやもやした政府のマスク配布案について思いを馳せる。

これは思考の体操です。

アベノマスク プロジェクト案

マスク生産が中国に偏っている現状。一般市民や医療従事者のマスク枯渇及びそれに伴う混乱が増えることが予想される。2月時点で店頭でのマスク入手困難となっている。これらを解決する方法を早急に考案し、実行する必要がある。

▼目的
国民の生存数を最大化させること。そのために医療現場を守り、国民の健康状態を保つこと。

▼課題
1.マスクの輸入量の減少
2.一般市民のマスク利用減少、感染拡大の可能性
3.医療従事者のマスク供給への影響、院内感染の可能性

▼解決案
1.国内生産量の拡充
2.マスク利用者の選択と集中
(医療用に転用できるマスクを医療従事者へ供給集中)
3.海外からのマスク買付
4.再利用可能なマスクの配布、利用促進

▼施策案(アベノマスク案について)
1、2、3は別途動く。
4の再利用可能なマスクを国内で迅速に生産、配布、利用促進する。
再利用可能なマスクを一般市民が利用することで、時間のかかる国内生産拡充や海外製マスク需要を減らし、マスク利用率を低コストで向上することができる。また、医療用マスクを不必要に一般市民が利用することを減少させることが可能。
国内生産では工場の多い布製マスクの活用をすることで、地方経済の発展にも寄与。ポリウレタンなどの科学繊維を利用したマスクだと、自然思想の強い人に利用されない懸念。また、化学繊維のマスクは事前の設備投資が足りないため、生産量の不足懸念が見込まれる。

▼スケジュール案
2月 案の策定
3月 告知、マスク買付、倉庫でのパッケージング、費用捻出
4月 自治体通達、送付先のリスト化、全世帯への配布
5月 マスクの利用調査
6月 アベノマスク効果 簡易レビュー

▼予算
・マスク買付 ○○円
・倉庫利用、発送 ○○円
・パッケージング、プリント ○○円
・広報宣伝費 ○○円
・○○費 ○○円(多分いっぱいあるw)

▼懸念事項
・人種、宗教的問題
・環境汚染への配慮
・一定の品質担保
・リストアップの漏れ
・ご配送、配送ミス
・スムーズな地方自治体との連携
・時間がかかることで意義が薄れること
など。

うーん、雑に書くとこんな感じか。自分、暇かって思いが出てくる。提案書をきちんと作るなら、ここから統計数値の裏付け、経費の内訳、懸念事項への対処方法、数十ページに及ぶ付帯資料などなどが見込まれる。

ってか、案だけならいいけど実行方法考える人ってほんと優秀なんだな。自治体の動きとか細かいところまでマニュアル作るんだろうなー。

さて、こんなような考えがあったにせよ、問題は既にいっぱいありそう。個人的な問題は下記だろうと思う。

1.メディアが目的より批判報道へ偏重している ※誰も応援しない・・・
2.ダサい
3.品質が微妙?
4.予算が思ったより大きい
5.時間が想定よりかかる
6.忖度してるって噂?(真偽不明)

本質的には評価するタイミングまでは成功かどうかは不明だけど、こういった施策において、受け取る側の気持ちは非常に重要。なので、メディアと民衆が敵になった時点で、この施策は失敗しそう。

ただ、こう考えてると、施策の難しさがよくわかる。1億強のユーザーがいると考えると、宗教問題とか考えるんだな、とか。書きながら、配慮する必要性に気づいたり。

なによりスピード重視でやろうって話だけど、規模がでかすぎて時間がかかる・・・。

施策やるってなんでも大変なんだなーと思いながら、思考の体操を終わりにする。

以上!

踊れよ