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No.367 どんな王者も熾烈な闘いから生まれる

今日はクリスマスイブイブ。昨日はクリスマスイブイブイブ。誰が言うんだ。そんな昨日は見逃したくないテレビ番組があった。それも2つ。しかも同じ時間帯。M-1グランプリとフィギュアスケートの全日本選手権。

「フィギュアスケートが見たい!」「お笑いも見たい!」私は煩悩の塊だな。だけどコーンフレークよりは、最中の口なのだけれどね。

しかし、私に待ち受けていたのは仕事。

で、頑張って仕事を終わらせた。

ところがどっこい、意外と仕事が早く終わった。

って投稿する前に、すでに晩ご飯を食べながらフィギュアスケートを見ていた。高橋大輔選手のシングル最後の演技を見たかったからね。

やはり年齢も重ねて、フィジカルの面で苦労したのだろうなと思う。ショーで滑るのと競技で滑るのとは違うのだろうなって。

それでも高橋選手の演技は、最初からぐっと引き込まれて、何か訴えかけるものがあった。以前はフィギュアスケートが嫌で嫌で引退してしまって、でも「また滑りたいな」と思ってトライして、「フィギュアスケートが好きだな」と思って滑っているのが伝わってきて、口では言い表せない感動があった。お疲れ様でした。最後の演技、素晴らしかったです。

日本だけでなく世界でも絶対王者との呼び声高い羽生結弦選手。いつもよりも顔色が悪く、体の線が細く見えて、演技前からちょっとだけ不安がよぎる。そもそも構成力や表現力の高さは随一。それでも闘志は感じられた。気迫がすごかった。揺らぎながらも耐えているように見えたけれど、苦しそうだった。

そして、宇野昌磨選手。今季はコーチ不在で悩むシーズンだったことを考えると、よくぞここまでという気持ち。ミスもあったし、たぶんまだまだ構成の難易度も上げるのだろうけれど、宇野選手にしかできない滑りの強さを感じた。羽生選手との直接対決で初めて勝利しての日本王者。

今大会ではジュニア勢の力も感じた。表彰台に上がった鍵山選手は、安定感がバツグンだった。表彰台が決まって、本人よりもお父さんが驚いて唖然としていた表情が印象的。よかった。佐藤駿選手も惜しかった。構成がもう難しいし、流れの中で飛ぶジャンプは本当に美しかった。これから若い世代も来るね。


興奮気味に宇野昌磨選手の日本王者誕生を見届けて、チャンネルをM-1グランプリへ。フィギュアスケートの前にもM-1は途中まで見ていて、次見たらぺこぱが最終決戦に進めたところだった。てなわけで、ミルクボーイとぺこぱ見てなかった。ごめんなさい。でも録画ちゃんと見てるから!

録画もちゃんと見た上で、全組ちゃんと面白かったし、声に出して笑ったし、もう面白かったな。最高だよね。日本で今一番面白い10組を見て、それを審査する人たちも面白くて、面白いが止まらないんだよね。

最終決戦も面白かった。これはもう優勝は好みだなって思った。Twitterとか見ても、みんなバラバラに「このコンビがよかった!」ってつぶやいてたし、どれもちゃんと面白かったってことなんだよね。

そして、優勝はミルクボーイ!お祝いに最中食べたい!テレビで漫才をしたのが初めてで、そして優勝して、なんだかすごい瞬間を目撃してしまったぞと興奮したな。夢があるよね。すごい。


一日で王者誕生を2回も見る、という奇跡的な日を過ごせて、とても大満足。私は何もしてないのに、妙に達成感。明日からも頑張ろうという活力をもらったりもして。

どんな人でもどんなことでも「最高」を目指す瞬間って、最高にかっこいいし、最高に感動するね。それがスポーツでもお笑いでも。熾烈な争いのあとの静けさで、興奮冷めやらぬ夜でした。


2019年12月23日(月)

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