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真っ白な朝、真っ白な明日

朝起きて窓を開けたら雪国だった、フリーライターのaoikaraです。

北海道に暮らしているから、寒波とか関係なく、もうずっと雪国ではあるのだけれど。窓から覗く真っ白な景色を見て、ほっとした。子どもの頃、冬に雪が降らない地域もあると知って驚いたほど、冬は白いというイメージが私の中に深く刻まれている。

今日は休みで、よく休んでいた。多少は自分のための用事をいくつかしたけれど、ほとんどは休んでいた。

穏やかさと、内面に宿る不安と、どうか明日も穏やかでいてほしいという願いにも似た気持ちと、そんなわけにはいかないのではないかという予感めいた不安と入り交じって、外はいつの間にか真っ暗になり、休日が終わろうとしている。

明日に向かっていく空は暗い。明日まで暗いよう。私の不安が明日を暗く、黒くさせる。

でも、また朝起きれば、真っ白い。まだ少し、暗い中から起き出すから、明日という日が暗く、黒く感じられるのかもしれない。でも、今日のような朝もあるから。

正直こわい。明日なにがあるというわけではない。いつも通りの、日常がやってくるだけ。でも、日常を送れないほど、自分自身に飲み込まれてしまう日が続いているから、それでもそうではない日を過ごせたから、また飲み込まれてしまうのがこわい。

どうかそうではありませんように。穏やかに過ごせますように。自分を信じられるようになりたい。真っ白な明日へ。

2023年1月29日(日)

No.1486

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