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#26 トイ・ストーリーを語らせてPart1

 こんにちは。
 なんか面白いことやりたいなーと真っ先に思いついたことが、「ことわざを実際にやる」でした。日本人全員が最初に思いつくことじゃん。

 今日は映画館で映画を見ました。それとは別にぼくの好きな映画についてずっと書きたいことがあったので書きます。
 トイ・ストーリーみなさんお好きですか。ぼくは大好きです。前にも書いたけど4作目を覗いてセリフを覚えるくらい観ました。部屋もトイ・ストーリーのグッズだらけです。

 ぼくは物心ついた時から自分の周りがトイ・ストーリー一色で、セリフを覚えているのも吸収が早い幼少期に無限に観てたからだと思います。
 そういうものって親の影響などで誰しもあると思うんですけど、自分は本当にそれが好きなのか?っていう疑問にたびたび陥ります。子供の頃から触れてきたものって、自分の中で当たり前の存在になっていて、大人になってもその感覚が残っていて、それを自分が好きなものだと認識している、もっといっちゃえば錯覚しているんじゃないかと思ったりします。
 けどやっぱり大人になってから観ても思います。トイ・ストーリーは面白い。ぼくはウッディたちが好きなんです。
 トイ・ストーリーほど人生のどのタイミングでみても面白い映画はなかなかないです。断言します。ジョン・ラセターの代わりに。

 順を追って無印から行きましょうかね。最初のおもちゃの物語です。映画的にまずは世界観を知ってもらわなきゃいけないので、序盤はその辺を交えて物語が進んでいきます。ピクサーの映画を見るといつも思うことが、世界観とか設定を観る側に自然に伝えて、同時進行で話を進めるのが上手いなって思います。

 アンディという少年が遊んでいるおもちゃたちは、人間が見ていない時は動ける。正確にいうと、見られないように動いてます。人間が近くにいると動けないシステムとかそういうことではなく、どっちかというと、天敵に狙われた時の昆虫が死んだふりをする、あの感じに近いイメージだと思います。おもちゃの本能的な部分であって、自分がスペースレンジャーだと思い込んでいるバズでも、アンディに遊ばれている時は他のおもちゃ同様に動かないという疑問に対する説明にもなると思います。

 おもちゃの中でもアンディに気に入られているウッディは、おもちゃたちを取り仕切るリーダー的な立ち位置に属しています。この辺は「アンディからの気に入られ度」が直接カーストに関係しているのか、それとも保安官という自らの設定に即した性格からその立場にいるのかは分かりませんが、ここから事件が起きてウッディはその地位から転落することになります。

 アンディはもうすぐ誕生日で、誕生日パーティは引っ越しを控えているたそにその前の週に行われることになります。おもちゃからすれば、自分の代わりになるおもちゃをアンディが手に入れてしまったら、自分は捨てられる存在になるんだと怯えることになり、誕生日やクリスマスは生きた心地がしない精神状態になります。
 これ!この視点は常人には考えられない。まさにおもちゃ視点にならないと思いつかないような心情ですよね。先に書いた通り、おもちゃは人間の視界に入ると、本能で遊んでもらうモードになります。つまりおもちゃの本分はやはり人間に遊んでもらうことであり、それを疑ってかからないのが普通のおもちゃなんです。ではおもちゃとして、生物でいう「死」は何かというと、「子供に遊んでもらえなくなること」なんですよね。だからおもちゃたちは、自分と似たようなおもちゃが持ち主の元に来てしまうことを恐れているんだと、これは設定だったりおもちゃへの愛を考え尽くさないと出てこない話だと思います。それをポップに自然に物語に落とし込むって、本当にすごいことだと思います。ありがとうジョン。スターウォーズエピソード7〜9作り直してくれ。

 冒頭だけですごい文字数になっちゃったので、何回かに分けようと思います。ぜひ読んでくださいね。きっとトイ・ストーリーが好きになります。いやここまで読んでくれた人はもう好きか。
 ということで、また明日!

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