新世界で会うならば
明るい星の下では見間違えられるほど、私たちは似ていた
それがうれしかったし、それが当たり前だった
皆が口をそろえて言う
奇跡だと
これほど誇らしいことはなかった
時が経って、いつからかアナタは逆を向くようになる
風がどれだけ熱くても
降り注ぐ雨がどれだけ辛くても
動き出した雲で何も見えなくなってしまっても
その代償と引き換えに無二の輝きを手に入れて
アナタはその輝きだけを私に見せるようになった
見えない涙が伝った跡も隠せないほど
実は不器用で純粋なことを私は知っている
そんな私に似ているアナタが
宵闇に消えていく姿を見送って
私は明け方の空へ帰っていく
#眠れない夜に #詩 #Backwash_Detonation #Aoiao
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