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2歳児の出会いと別れ

長女(現在:2歳1ヶ月)は、1歳になる少し前から保育園に通っている。

通わせている保育園は0〜2歳児までの小規模保育園で、3歳児クラスになるとみんな卒園していってしまうのだ。当時は、13名園児がいた保育園も、今年の3月末に10名卒園し、現在3名となった。

3/31には13名いた園児が、翌日の4/1にはいきなり3名となっていた。一応、卒園式のようなものはあったが、果たしてそれが2歳児に理解できただろうか。

お友達と急に会えなくなったことに、我が子はどのように感じているのか。

何でいなくなっちゃったんだろうと不思議に思っているのだろうか…

何も気づかぬまま何となく日常を送っているのだろうか…

答えは分からぬまま、過ごしていると、たまたま公園で、一緒の保育園に通っていたお友達に遭遇した。長女もすぐに気づき、「(お友達の名前)Aちゃん!」と叫んでた。

(※ 母の心の声:あ、ちゃんと覚えてたんだ!)

その日は、仲良く2人で公園で遊び、長女もすごく楽しかったようで、家に帰ってからもずっと「ねえ、Aちゃんは?」と私に聞くのだった。

母「Aちゃんに、また会えると良いね♬」

長女「うん!」

後日、また同じ公園で、そのお友達と再会することができた。長女は「Aちゃん!」と叫んでいた。

ただ、今日は、Aちゃんは、長女の知らないお友達(BくんやCちゃん)と一緒です。

それに、Aちゃんは長女よりも2歳近く年上で、そこにいたBくんやCちゃんも、みんな年上の子たちばかりだった。

長女は、Aちゃんのいる方に走って行くも、Aちゃんは長女に気づきながら相手にはせず、他の子と遊ぶのに夢中。

”何で今日は一緒に遊んでくれないの?”  

と言わんばかりに、ストーカーのように後ろを追いかけていた。

何だかそれを見て、切ない気持ちになった。

言葉には表せない何とも言えない気持ちだった。

(※ 母の心の声:こういうとき子供に何と声をかけたら良いのだろうか。どういう行動に出るか、とりあえず見守っておこうか。)

長女「なんで、Aちゃんあっち行っちゃうの?」

と、ぼそっと悲しそうな声で言った。

その後も、Aちゃんは長女に気づきながらも、全く相手にしてくれなかった。

私は長女の手を握り、「Aちゃん、今日は他のお友達と遊ぶのが楽しいみたいだね。また今度一緒に遊ぼうね!そろそろ、お家帰って夜ご飯食べよっか♬」

と、気をそらし、家に帰ったのだった。

2歳児にして、ちょっとした(?)人間関係の辛さを味わってしまった。こういう経験を通して色々と学んでいくんだろうなあ。

Aちゃんは全然悪くない。同じくらいの月齢の子と遊ぶのが楽しいのは当然だ!

もし、これが大人だったら、相手にされない年上の人(同性、異性問わず)に、片思いしているとして、相手にされるために自分も成長したいと思うんだろうなあ。とか色々な想像をしてしまった(笑)

自分の好きな友達を、自分だけのものにできたら良いのに..と思うこと、幾つになってもあるよね。

こうした経験を積み重ねていって欲しいなと感じた瞬間だった。


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