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めんどくさいおじさんは論破してはダメ

報告会の場で、なぜかイチャモンをつけてくるおじさんっていませんか。
どうしてイチャモンをつけてくるのか理解に苦しみますね。
単純に偉そうにしたいのか、会議に参加しているという自己満足のためなのか、自分の経験をひけらかしたいのか、もしかしたら表現力が乏しくてイチャモンに聞こえてしまっているだけで、本心としては発表者のことを思っての発言かもしれませんが、言われる側としてはムカつく口調で言われるのでイラっとしますね。
まぁ大抵の場合は発言こそ長々しゃべりますが、内容はしょうもないことが多いです。内容のしょうもなさも酷いですが、それ以上に
「論点がズレている」
「論点が多岐にわたっている」
「勘違いしている」
「単純に間違っている」
ことがあります。
本質的な質問でなかったり、的を射た質問でなかったりするため、答え(正確には答え方)に困ることがあります。
言い方がムカつくので論破してやろうと思うこともあります。
「どういう論点で質問されていますか?」
「あなたの質問の論点がめちゃくちゃですが、何を聞きたいのですか?」
「もう少しシンプルに質問できませんか?」
「私の言っていることを適切に理解できていますか?」
「あなたの質問は間違っていますよ」
「質問するならもう少し勉強してからにしてくれませんか」
などなど言おうと思えば言えなくもないですが、論破するとより一層めんどくさくなりますからしない方が賢い対応と言えますね。
会議はこの1回だけではないのです。
これからも定期的にありますから、毎度嫌がらせ的な質問をあれこれされて、宿題事項が増えると非効率でしかありません。
「北風と太陽」のお話でいうところの北風では解決しないのです。
太陽戦法を取るのが正解なのです。

①相手の発言に感謝の言葉を言おう
たとえムカつく質問や発言であっても、相手に対して感謝の言葉を言いましょう。誰の発言もなく、寒い状況よりはマシだと思うようにしてはどうでしょうか?
本心でなくても最初に相手の発言に対して感謝の言葉を述べておくと、この後の回答に対する更なるレスポンスが緩和されることが期待できます。

②論点のズレを修正する
論点がズレている場合が結構あります。端的に「論点が違います」と言わずに、相手の言っている言葉を交えながら、正しい論点で聞き直すとよいでしょう。その際も相手に丁重に聞くような対応を取るとベストです。たとえば
「何々さんは、何々について、こういうことを質問されていると思ってよろしいでしょうか?」
などです。
相手の言っている言葉を交えているのは、完全な訂正ではないというポーズです。あなたの言っていることを理解しようとしていますというポーズだと思わせられたら大成功です。
また、論点が複数に及んでしまっている場合には、1つ1つの論点ごとに分割して、1つ1つ聞き直したり、回答するとよいでしょう。

③誤解を解く
正直なところ、本人はわかっていないにも関わらず、自分の知っている知識で内容を勝手に頭の中で再構成して間違って理解し、それに基づいて質問しているような感じを受けることがあります。
「あんたの言っていること間違ってるんだけど」
と言いたいでしょうがグッと堪えて、間違いを間違いだと気が付かせないようにしつつ修正していきましょう。こういうおじさんは結構傷つきやすいので、丁重かつ間違いだと本人が気づかせないように対応しなけれななりません。プライドはエベレスト級なので、自尊心を傷つけないように細心の注意が必要です。
先ほどの論点修正と同じように、
「なんちゃらということでしょうか?」
などと確認する体で少しずつ修正していきましょう。

④満足させてあげましょう
質問おじさんは、普段の仕事環境に満足していない可哀想なおじさんであることがあります。こういう場でストレスを発散させているのでしょう。他人を合法的に攻撃することでストレスを発散しようとしますが、おじさんに興味を持ってあげ、質問と回答の友好的なキャッチボールをすることで、他人を蹂躙することでストレス発散させることから、他人との友好的な関わりから幸福感による満足感へと変えてあげましょう。

こうした対応を質問おじさんにしてあげることで次第に程良い発言くらいになっていくことでしょう。時に好意的な意見を言ってくれる場合さえあるかもしれません。ハッキリ言ってめんどくさいと思われるかもしれませんが、「めんどくさいおじさん手懐けゲーム」だと思って楽しんだもん勝ちです。うまくクリアできたら自分を褒めてあげましょうね。

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