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仕事で追い詰められたら

サラリーマンをしていると仕事で追い詰められることがあります。
難しい仕事を押し付けられ、そして
「どうやるんだ?」
「いつまでにできるんだ?」
と言われて精神的にも身体的にも限界まで追い詰められるのです。
そして、どうしてよいかわからないような仕事を、それでも何とかしようと心身を削りながらやってみて状況報告をしたとしても、その上司がわかるように説明しないと「わからん」と言われてしまうのです。
わかるように説明しないのが悪いと思われるかもしれませんが、普通の状況なら正しいでしょう。しかし、仕事で追い詰めるような上司というのは異常です。当人が気に入る内容でなかったら納得しないこともありますし、その仕事を振った上司当人が仕事の中身を理解せずに振っていることもあり、よくわかっていないがために普通なら理解できるような報告も「わからない」と言ったりするのです。もっと最悪なのはわかろうという気がない場合もあります。何となく良さそうな報告をするまで「わからない」と言い続けられることもあるかもしれません。
その仕事が「上司が勝手に想像した期待する最終形」にならなけれな延々と終わりがなく「わからん」とか「それじゃダメ」と突っ返されることになるのです。最悪ですね。しかし、現実にこういうことは起こるのです。そして、それは決して表沙汰にはなりません。

また、追い詰めるような上司は自分は上に昇るためにたとえ無茶なことだろうと押し通してきます。このような劣悪な状況ですから社員たちは心身共に疲弊し、ひとり、またひとりと離職したり、休職したりして減っていきます。しかし、悪い報告は決してされません。離職の場合には「自分の夢を追いかけるそうです」と、給食の場合には「最近の若い社員は弱いから仕方がない」と休職者の忍耐や資質の問題にすり替えて報告されることでしょう。こうして延々と続くデスマーチをさせられ続けるのです。まさにデスマーチ、死ぬまで行進させられます。そして死んだら死んだ人間の責任にしてデスマーチ自体の問題は表にはされません。そして、「人が減っても補充はありません」し「人が減った分の期限の延長は認められません」。そのやばい上司の都合や立場が悪くなるようなことは絶対に認められません。人が減ろうとなんだろうと最初にその上司が書いたシナリオどおりに死んでもやらされるのです。

さらに続きます。
そんな異常な上司は上へは「都合の良い報告」をし続けています。現実と乖離している幻の報告です。そしてその都合の良い報告を部下に守らせられるために、さらに追い詰めていきます。部下たちの知らぬところで勝手に約束したことを部下たちはやらされるのです。
仕事自体の指導とかはありません。
まるで料理店のお客さんです。当たり前のように注文をして自分が気に入らなかったら「まずい」「作り直せ」と文句だけ言う上司なのです。正直なところそんなんだったら誰にでもできますが、それがまかり通るのが今の世の中なのです。
「失敗すれば責任を押し付けられ」
「成功すれば業績を持っていかれる」
「そして評価されることはない」
異常な上司は、部下をいくらでも補充がきく消耗品か何かと思っているのです。
そうやって消耗品としての部下たちをたくさん消耗させた分だけ異常な上司と言うのは上へ昇っていくのです。使い捨て、消耗した人間の命を吸って成長する腐った人間が支配する世界(会社)になっているのです。
北斗の拳のテーマソング「TOUGH BOY」の歌詞「時はまさに世紀末、、、、」と流れてきそうな職場環境と言えるでしょう。
暴力が支配する世界、鉄拳でも暴言でもないが、謀略によって弱きものたちが虐げられる世界になっているのです。

それではこんな世界でどう生き抜いていけばよいのでしょうか?
それは、

  1. 「仕事で追い詰められる異常な世界」であると理解しましょう。

  2. 「心身を害してまで無理」しても報われないと理解しましょう。

  3. 「適正な量の仕事」は必ずやりましょう。

  4. 「適正な質の結果」を出すように心がけましょう。ただし無理は禁物。

  5. 「自分のスキル」を常に磨くようにしましょう。

  6. 「同じように困っている人」をサポートしましょう。

  7. 「チャンス」が来たら必ずキャッチしましょう。

です。
状況を正しく理解しない異常な世界を正常であると間違って思い込み、あなたも異常な行動をしてしまいます。異常な行動とは限界まで身を削ってズタボロになってしまいます。そう言うと仕事をしなくなってしまうのは本末転倒です。適正な量の仕事と適正な質の結果を出すように心がけましょう。しかし無理は禁物です。
そして、将来チャンスが到来することを待ち、チャンスが来たら必ず掴むようにしましょう。チャンスは黙っていてもなかなか来ません。チャンスの到来確率を上げるために「普段の仕事をしっかりする」「スキルを磨く」「同じように困っている人を助ける」のです。
これは異常な世界にいると自分も異常になる可能性がありますから、正常さを保つために「しっかりと仕事をする心」「人を思いやる心」、まともな人間の心を保つようにします。そして異常な量の仕事や無理な質の結果を強要するような人間にならないよう、仕事の適正量や適切な質を見極めるようにしましょう。そして多くのチャンスに対応できるようにあなた自身のスキルを磨くのです。

もう一度言いますが、異常な世界にいるとあなたも異常な人間になってしまう可能性があります。心身が疲弊していくと徐々に異常になっていきますので、異常さに本人は気づきにくいものです。一度異常になるとなかなか回復できません。だからこそ異常な世界に生きるあなたは自分の正常さを保つことが大切なのです。

そうして真っ当に生きていくことで、きっと素晴らしいチャンスを掴むことができることでしょう。

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