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人の「つらい」を軽視しない

昨日は早朝に到着した2019年2次隊の皆さんと1日過ごしていた。

空港お迎え→ホテル着→携帯SIM購入→(事務所オリエン)→昼食→(事務所オリエン)→事務所・ホテル間案内

赴任してからの10ヶ月があっという間すぎてすっかり忘れていたけれど、新隊員って大変だ。

時差ボケ対策に、新隊員には夕方まで頑張って起きて頂く。…乗り物で眠れない人には辛いだろう。

到着したアディスアベバは標高約2400m。高山病による頭痛や気持ち悪さが発生しやすい。

なによりも、目にするありとあらゆるものが新情報だ。それらを全部「そうなんだ~」でいなせれば楽だけど、覚えておかなければいけないものも多い。頭フル回転。

これらを乗り越えてだいぶ慣れてきた自分にお疲れ、と思うと同時に、新隊員の皆さんに「頑張りすぎないでくださいね」と思う。

一晩で全然違う世界に来たんだ。体調を崩してもおかしくない。ここにいる人たち(特に事務所の人たち)はそれを分かっているし、良くあることだし、誰も責めたりしない。
でも「良くある=我慢すべき」ではないので教えてくださいね。

場をもって話すことはなかったけど、なるべくこれが伝わるように話した、はず。


彼らと話していて心に刻んだのは

自分は慣れてしまったから。
自分は平気だから。
自分は乗り越えてきたのだから。

こういうことを相手に押し付けないように気を付けよう、ということ。

例えば、アディス市内の大通りを渡ろうとするとき。横断歩道はあっても信号はないし、車もバンバン走るなかを渡らないと進めない。ここ以外でも結構あると思う。

「無理。怖い。渡れない…!」

誰かが言っていた。
いやいや行けるっしょ。と思ったけど、うん、それは、私ならね

渡らないといけない場面はこの先山ほどあるんだし、その人はきっと自分なりの方法で対処法を見つけていくだろうし。
新しいこと山ほどで頭も身体も忙しいときに、私がそこで否定してもいいことはないはず。「ね、難しいですよね」って返したい。

これは特にチャイナと呼ばれる問題にも通じるよなぁ、と。
私は慣れた。けど、ずっと慣れなくてストレスをどんどんためてしまう人もいるだろう。
そういう人に「無視しておけばいいんですよ~」と言わないようにしたい。

それがタイトルにした、人の「つらい」を軽視しない、ということになるかな、と。


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