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フォーチュン・クエスト 最終巻

今日は読んだ本のお話を。

読んだあと、感情が止まらなくて。悶絶が止まらなくて。リアルで話せる相手もいないので、もう書かずにはいられない。

あ、以下ネタバレ含みます。

中学生のときに読み始め、たぶん私人生で一分ハマった小説が、昨年最終巻が出て、ラストを迎えました。

大人になって最近は作品から離れていたので、読むのが1年後な今のタイミングになってしまったのだけど、読むとやっぱり心が動く、叫ぶ。

どこから話せばいいかわからないけど、作品が終わってしまう寂しさと、ラストのトラパスシーンにキュンキュンして悶絶する乙女心(いくつだ)と、ここで終わるの?続きはー?!という叫びが入り混ざっています。

フォーチュンにはいくつかのカップリングがあり、そもそも恋愛要素いらない派の人もいるけど、私は完全にトラパス。

読み始めたときは主人公パステルたちと同年代なこともあり、トラパスというか、自分自身がトラップにどハマりしていて、本当に好きでした。

私の男性の好みはここが原点でここに凝縮されている。

トラップから卒業したつもりだったけど、実はいまだにそうで、変わっていなかったことを思い知らされた最終巻でした。

今までずーっとトラップはパステル好きだよなぁと感じつつも、トラパスフィルターかかってそう見えてるだけなのかもという疑念を拭えずにいたのですが、パーティー解散前のペンダントを渡して抱きしめるシーンで、「あぁもう、これはやっぱりホントにそうだったんだな」と。

彼はパステルに一緒に故郷に来てほしかったんだな。離れたくないんだなと。

一文一文、ゆっくり、繰り返し、映像を想像しながら読んで、堪えられず、読みながら抱きしめていたクッションをボスボス叩きました。

パーティー解散後の、おばあ様宅でクレイとの会話を通して展開するプチ後日譚。物語のちょっとしたその後とまとめ。

その後、本当のラストのラストで登場するトラップ。

初期はパステルから服のセンスが悪い扱いされていたのに(だって緑のタイツ)、『誰だかわからないくらい趣味もいい』に変化し。

髪も切り。

葉笛を吹きながらのんきそうに登場してくるけど、心の中はどうなんでしょうね?

ここで本編はThe End となっているのだけど、ここからの展開が読みたくて読みたくてたまりません。

個人的には、パステルもおばあ様と仲直りして落ち着いたことだし、腹をくくり、告白にきたと思っているのですが。

どう伝えるんだろう?

最初はやっぱりいつもの軽口からかな?

いっそプロポーズまでしちゃうかな?

サラッと言うのかな?いやいや、意外とこういうときはシリアスな顔をするから真剣にいくのかもしれないな。

などなど、妄想が止まりません。

本編読み終わり、ひとしきり悶えたた後、誰か二次創作していないか、感想を共有したい!と、すでに深夜なのにも関わらず、スマホで検索を始めました。

思えば、最初にはまった中学生のとき、まだケータイも一般的ではなく、ネットが使える場所は学校のパソコン室だけでした。

休憩や放課後、先生に部屋を使わせてもらって、フォーチュン関連の情報を検索しまくり、ファンクラブに入ったりグッズを調べたり、同人誌というものを初めて知ったりしました。

初めて同人誌を通販で買って、作家さんに返信用封筒にはリターンアドレスを書くものだよ、と教えてもらったのもこの頃。

スマホで二次創作を検索しながら、久しぶりに同人誌買いたいという衝動に駆られながら、その頃の記憶がよみがえってきました。

フォーチュンから離れていた時期にハマった作品はいくつかあるけれど、フォーチュンほど心臓がギューっとなり身悶えしながらハマった作品はありません。

他の登場人物全部含めた作品全体の面白さもあるし。

同年代のパステルの目線に、知らぬ間に自分の目線が重なって物語にぐんぐん入り込んでしまえたこともあるし。

トラップにあまりにキュンキュンさせられて、もうどうしようもなくなってしまったこともあるし。

いろんな意味で、私にとっては大事な、存在感のある作品。

ここ旅はこれから読もうと思っているのだけど、番外編とか外伝とか、彼らの今後をこれからも読んでみたい。

私は恋愛要素を期待してしまうから、そこは賛否両論分かれるところだと思うけれど。

あぁ、トラパスな人がいたらぜひお話したい。。。

まぁ、何はともあれ、30年お疲れ様でした。

すてきな作品をありがとう。

そしてあわよくば続編を…(笑)













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