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時間

今年は、働きました。そして、働く時間だけでなく、働き方についてもよく考えていました。

インターン先に毎日のように出勤し、仕事をしていると話すと友達たちは決まって「社畜ジャン!」「シャカイジン?」とびっくり。でも私は、「社畜」は、「お金を稼ぐために不本意に思いつつもハードに働きまくること」だと思っています。だから、楽しく色々な経験をさせてもらいながら働いている私は、「社畜ではないんだな!」と声を大にして言いたいところ。

働き方について考えたというのは具体的に、「この仕事にどれくらいの時間を取るべきなのか」、「優先順位はこれで良いのか」など、基本的に相対化する指標があり、それに対して私が出しているアウトプットが見合っているのか、そのバランスを見るイメージです。

こういったことを考えるのは、ビジネスの世界では当たり前のことなのかもしれません。でも、まだ一応大学生(自分でもよく忘れる)。「週に3回以上、1日最低5時間!」のような環境で「バイト」をすることが多く、仕事が決まりきっていて、尚且つ断片的だったため、働き方は自発的に考えるものではありませんでした。

また、インターンに関しても、今ほどフルコミットしてオフィスタイムで働いたことはなかったので、「バイト」特有の時間を切り売りしている感覚こそありませんが、やはり、働き方を考えるには及日ませんでした。

一方、今の会社で毎日通勤して仕事をするようになって以来、ペースが不定期な状態で働いている時は気付きにくかったものが見えてきました。「仕事を線で捉えること」。そして「マクロ / ミクロの視点で仕事を捉えること」です。

まず、私の仕事は単発的 / ルーティーンではありません。毎日内容は変わるし、その日に突然舞い込む仕事もある。仕事にかける所要時間も、コンプリートまでに何日間か要する仕事の方が多い。これを前提に置いていただきたいです。

時間が続いていることは言うまでもないことですが、毎日出勤することがデフォルトになると、自分の中の仕事のタイムラインも途切れることなく続く。仕事も自分の労働も、時間軸に乗せられた線的なものだと感じます。

そうなると、「前向きな後回し(紛らわしい)」ができちゃいます。余計なことを考えず、シンプルに「これは明日やろう」「今週金曜日までに終わらせよう」が出てきます。

明日も、それから金曜日までも、自分は仕事をするから。そして、取り組む仕事も決して単発的ではないから。明日の自分を信頼している。

しかし、いくら「毎日働きます!」と言っても、明日の自分、金曜日の自分に裏切られる可能性もあるし、そうなると、関わるメンバーにも迷惑をかけてしまう。そんなことが起きないよう、「マクロ / ミクロの視点で仕事を捉える」。言うなればリスクヘッジ。

ひとつの仕事をコンプリートまでのスケジュールを取って長く見たり、1日にかける配分を考えたり、他の仕事とのバランスを考えたりして、マクロの視点で仕事を見る癖がついてきます。

その結果、逆に「これは明日でも大丈夫」、「これは今日の中でも午前中にやっておくべきだ」とか、ミクロなところへも意識が向くようになったのではないかと思います。

1年以上前に、当時次の春から社会人になる先輩と話した時、「社会人、冷静に1日8時間5連勤だよ?やばくない?バイトのシフトのイメージで考えたらまじツライ」と言っていて、同じ「働く」にしても「バイト」と「社会人」とではその感覚とはやはり全く違うなと思ったことが印象的でした。

そして今回、今年自分自身が一足先に「社会人」のように働く期間を持ってみて考えたことと合わせて書いてみました。

全て当たり前のことなのかもしれないですが、働く時間に焦点を絞ったら自分にとってはなかなか新鮮で面白かったです。また、ここに書いたことに気づけたのは、環境を与えてくださる周りの人たちと、自分なりに全力で働いたからだと思います。労いの気持ちを込めて綴りました。

一年間、お疲れ様でした!