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キクノハアオイ

飲食店の駐車場の隅で、小さな赤い花が咲いていた。
初めて見る花で、園芸種が野生化したもの?それにしては小さ過ぎる、と
調べると、帰化種の「キクノハアオイ」。
濃いオレンジ色の花は直径1cmほどで、花弁は5枚。
アオイ科とのことだけど、葉はキク科やキンポウゲ科みたいだ。
面白いのは、この円盤状のが果実なのだそう。
学名の「Modiola」 はラテン語の車輪のハブのことで、この実の形からきていると。
「ツルアオイ」という別名もあるそうで、茎は枝分かれして横に広がっていく。

アオイ科で、葉が菊の葉に似ているので「キクノハアオイ」。
北アメリカから熱帯アメリカ原産で、日本では1913年に横浜で確認されたのが最初で、その後主に西日本に帰化しているそう。
輸入牧草に種が紛れてきたものと推定されている、という情報があった。

今回初めて花を見たし、名前も初めて聞いたし、最初に確認されてから100年以上たつ割には少ないのでは?と思った。
生育は長続きしないという話もあるので、この場所にも毎年生えるわけではないのかもしれない。
もともとたくましい植物ではないのか、日本の環境にはあまり適していないのか、どうなんだろう?

キクノハアオイ(菊葉葵、学名:Modiola caroliniana (L.) G.Don)
アオイ科キクノハアオイ属の一年草。
花期は5~7月。


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