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森林系香りまとめ

ウッディー系の香りというのは、いろいろな方向性があるのでまとめてみようと思います。

ウッディー(木)といっても、針葉樹、広葉樹、葉っぱなのか、芯材なのか、根っこなのか。ウッディ―ノートって名乗りながら、シソ科の葉っぱなやつ(パチュリオイル)もいて、本当にややこしいことこの上ない。

さあ、行きますよ!


エピネットノアール・ブラックスプルース

きたきた。私の大好きなカラーの名前がはいっている精油。

ノアールはフランス語で黒。(カフェのシャ・ノアールは、クロネコ)

クロトウヒ。

spruce=d'epinette=トウヒ

英語でブラックスプルース。カナダの木の葉っぱオイル。

清涼感感じるすがすがしい香り。ちょっと柑橘要素も感じる。

ターペンタイン

もっさりとした感じ。樹脂の蒸留。フランス海岸松。この名前もすき。

松の樹脂ってひとたび手にさわってしまうと大変なことになる。松脂ってやつ。精油はあのおっそろしいベタベタはないので大丈夫。

シルバーファー

銀色って名前がついてて、これまたカラーネーム好きの私がろくすぽ香りもしらずにすぐにオーダーをいれてしまうやつです。(カラーネームがついてるエッセンスは何も考えないで<ついうっかり>買ってしまいます・・・)だけど、これまたとてもいい香り。大好きです。透明感のある針葉の香り。

シベリアモミ

この記事を書くにあたり大急ぎで登録したのだけど在庫があんまりないという・・・値段が高いからそんなにでないと思われる。だけど・・・だけど・・・ええ香りや、ええ香りや・・・なんです。CO2のシベリアモミ。なかなか入手困難系。(あんまり売ってない)

シダーウッド

ポーランドにいたころ、読んでいた本にのっていたレシピをためしてみたらそのときの私にはすごくすきないい香りができたのでことあるごとにその香りを嗅いでいた。なので、そのブレンドはポーランドのあのブロツワフの日の当たる午前の台所のイメージ。シダーウッドとジャスミンのブレンド。

シダーウッドは、エッセンスはとろんとろんしていて、香りはもっさり系。(木部の蒸留)使い方はいろいろですが、華やかで、「わ! いい香り❤」という感じではなく、縁のしたの力持ち系。なくてはならないやつ。

テキサスシダー

テキサスシダーは「えんぴつの木のとこのにおい」そのもの。

ちょっと使いにくい。

メインキャストにはなりにくい。セラピーにも使いにくい。いったい君は何なのか。

だけどこういうサブ的なオイルたちが私はすき。ひとつひとつが力強い。

パイン(樹皮)

パインは樹皮蒸留と針葉蒸留の2つある。

いわゆる「森林浴」みたいな香りは針葉の香り。

こちらは樹皮の精油でテルペン系もっさりの香り。香りはニードル(針葉)よりも残りやすい。

パインニードル

パインはパイナップルではないので注意。これは松のパイン。

針葉の蒸留でさわやかな森の香り。

風呂につかうとチクチク攻撃がくるから注意。


ひのき

吉野のひのきの蒸留。日本人に住んだことがあるならどこかで嗅いだことある。(と、思う)すくなくとも、ヒノキをヒノキと認識してる。これってすごいことだと思う!!

とろり系のイエロー~薄茶色のエッセンス。

すうはあすうはあいつまでも嗅いでいられるええ香りや。

αピネン

さて。これは精油ではありません。

単離香料。

ヒノキにかなり似ています。


おしまい! 今日たまたまお客さんから森林系エッセンスのムエットのご依頼があったのでまとめてみました。まだまだいろいろあると思うけどとりあえずここまで。

(サンダルウッドという大物はあえていれなかった。サンダルはまた別の回でご紹介します。サンダルウッドもいろいろありますからね~)

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