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3ヵ月毎日ブログを書いていたら、チームが夢を叶えてくれた話。


1, 雨に打たれ、たくさんの光を見た、大学生活


私は、" 大学生活9割 " を 部活に注いでいました。
大学サッカー部のマネージャー です ⚽️

ゴリゴリの体育会だったので、活動は週6、土日は朝から夜までフルタイムで稼働、長期休みは遠征や合宿に帯同し、OFFの日も翌日の準備からSNSの更新まで。今思うと、ほとんど休みなく過ごしていました。

周りからは「最後の自由時間(大学生活)なのに、どうしてマネージャーなんてやってるの…?」って、50回は聞かれたな。笑

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でも私にとっては、初めて "辛さも幸せ" って思えた場所だったんです。

常に本気で戦っている仲間がいて、時には注意しあい、チーム・組織というものを作り上げていく毎日。

たくさんの時間を費やした人にしか見れない景色、たくさん悩んで、ぶつかって、乗り超えたからこそ築き上げられる仲間、そんな何よりも「尊いもの」を、たくさんたくさん教えてもらいました。

2, 悔しさの勢いではじめた "ブログの毎日更新"


4年の夏、マネージャーとして活動できるのも残り半年。

猛暑の中行われた最後の合宿中、サッカーもできない、戦術もわからない、そんな私が "最後にこのチームに残せるものって何なのだろう" って、ずっと考えてました。そのタイミングでチームが「TOPチーム」と「2ndチーム」に分かれることになり、私は 2ndのマネージャーとして活動することに。

そのとき、私の目の前には、目に留まりやすい TOPチームの裏で、泥臭く、ひたむきに、決して諦めることなく戦い続ける選手たち がいたんです。

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そのとき、強く思いました。

選手たちの頑張りを、もっともっと多くの人に届けたい。
ここにいる1人1人の想いを、ここで留まらせておくなんて勿体ない!

そこで、私が みんなの想いを引き出し、言葉に残す ことで、1人1人の頑張りや、普段なかなか言葉にしない "コトバ" を届けよう。そう決めたんです。

3, 気づけば、去年の10倍ブログを書いていた。


その日から、さっそく選手全員(105名)にインタビューを開始。
3ヶ月で、選手・学生スタッフ 全員のインタビュー記事をアップしました!

Screenshot_2020-05-08 神奈川大学サッカー部 - スタッフブログ 2019年アーカイブ


私には「書くこと」「継続力」しかないから、毎日欠かさずブログをUPすることだけを無我夢中で続けていたのですが、気づけば昨年度は「2記事」だったマネージャーブログが、2019年度は「110記事」に。

そして、3ヶ月間、想いを込めて無我夢中で続けた先には、想像を超える未来が待っていたのです。

4. 3ヵ月毎日ブログを書いていたら
チームが夢を叶えてくれた話


マネージャー人生最後の公式戦シーズン。
Twitter・Instagram・ブログでの広報活動が 少しずつ実となり、だんだんと公式戦に足を運んできてくださる方が 増えてきた頃。

2ndチームは、チーム史上初の「全国大会出場」。
TOPチームは、1年で関東リーグに復帰する快挙 を成し遂げてくれました。

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わたしは「サッカー」という形で直接力になることはできないけど、そこで「どうしたら、何だったら、みんなと同じ熱量で取り組めるか」を考え、行動しつづけたおかげで、心から一緒になって喜ぶことができた。

その事実が、何よりもうれしかったです。

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選手たちがくれた言葉。

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選手の親御さんからいただいた言葉。

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チームの監督が送ってくれた言葉。
( 嬉しくて、待ち受けの時点でスクショしてる。笑 )


自分が好きなこと、少しだけ得意なことを毎日続けてみたら、想像を超えるたくさんの人に喜んでもらえた。

遠方に住まれていて、なかなか選手の試合を見に来ることができない親御さんに届いて「えむちゃんのおかげで息子の笑顔を見ることができたよ。」と声をかけていただいたり、「サッカー部のマネージャーの子だよね?ブログ見てるよ!」と、他部活の監督に声をかけていただいたこともありました。


私は、これだけ幸せで、尊い経験をさせてくれた選手たちに恩返しがしたかった。ただそれだけだったのに、それが「誰かのために」なったんです。

" 私の言葉が誰かのためになった " という事実がすごくすごく嬉しくて、
人生で初めて、自分がやってきたことに 少し自信を持つことができました。


5, この時代だからこそ「手書き」に価値が生まれる


そして部活を引退する日、私はチームのみんな1人1人に手紙を書きました。

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今の時代、SNSが発展して、Twitterに1言つぶやけば世界中に届く時代。実際、SNSのおかげで私のブログを知ってくださった方も沢山いたので、私はSNSに感謝しかないんです!

でも、だからこそ「手書き」 に価値が生まれる。

時間をかけてでも、想いを込めて書く。自分の想いを文に残す。なんでも便利になった世の中だからこそ、こういう本質的な部分に人はハッとされると思うのです。(Instagramも今手書きブームが来ていますよね…!)

だから私は、これからも 大切な人たちの頑張りを、自分の言葉で、自分の手で、1人でも多くの人に届けたい。そう思っています。


これが、私が「書くこと」「続けること」に こだわる理由です。

emu.

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