バレンタインの遊び方


 バレンタインが近いけどここ数年身近に渡す人もいなくて、特に何の感慨も浮かばなくなってきました。どうも小鳥谷あおです。

 2月といえばバレンタインデーということで、全国の両想い・片思いの人々が浮足立っていることと思います。私のように何も感じなくなってきた人もいるかもしれませんね、同志よ集え。
 バレンタインデーに必要なものといえば、やはり真っ先に浮かぶのはチョコレート、そしてそれを渡したい人、ですよね?

 好きな人に渡したい人、彼氏や彼女に渡したい人、友達に渡したい人、家族に渡したい人……、個々人が思い浮かべる渡したい人は様々です。
 それなら、「推し」にチョコレートを渡したいと思うのも、もはや自然の摂理というものですよ。

   私は実際に推しへのチョコレートを用意する遊びをしています。

 「実際に渡せないでしょ」というツッコミは意味を持ちません。
自分が「推し」のために悩み、捜し歩いて、納得のチョコを選び出す。その過程が楽しいのですし、何より自分が渡したと思い込めばそれは現実です。自己暗示は精神衛生上とても大切です。
 それは二次元だろうが三次元だろうが、関係ありません。その人の好みや、包装のデザイン、食べる量なども考えて全力で選びます。

ルールはこちら。
・推しの好みに沿ったものを選ぶ。
・安易に高級なものを買わない。
・推しのことを思い浮かべながら選ぶ、買う。
・正気を失え。

 この遊びの最終目標は「推しも自分も幸せになる」です。貰って嬉しい、あげて嬉しい、そんなチョコレートを選んでいきます。現実的なことはさておいてください。

 アイドルや動画活動者など、差し入れとしてチョコを受け取っている方々もいらっしゃいますね。その場合は手作りNGな場合がほとんどなので、既製品の中から、食べ物の好き嫌いといった細かな情報で選ばなければいけません。情報戦はいつの時代も厳しいものです。
 二次元の推しの場合は、チョコを渡すところまで脳内再生して、ほとぼりが冷めたころに食します。もちろん自分で、です。引かないでください、私は楽しんでます。

 2月のチョコレート売り場は浮足立って幸せそうな人でいっぱいですが、私も幸せいっぱいでその中に混じっています。店員さんに声を掛けられようものなら、「こういうものが好きな人なんですけど……」とぼやかして相談し、リアリティを上げる所業。

 オタクではなくても、「今年は身近に渡したい人がいないな~」という方は、好きな俳優さんなどを思い浮かべて、ぜひやってみてください。ただ正気に戻ると途端に地獄なので、出来る限り正気を失って、自分と推しの世界に浸りましょう。
 これを書いている間に何度も正気に戻りそうになりましたが、遊び上手ということで自分に納得しています。

 オタクって楽しい。

 ここまでお読み頂き、ありがとうございました。
 更新頻度はこれからあがります。多分。恐らく

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