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利己的(2024/08/21 23:22:22)

僕は基本的に媚びることを嫌う。
つまりは人のためにする行為を嫌う。

例えばとても大切な人に出会った時はその人のことを自分が大切にしたいと思うだろう。
逆に大して好きでも大切でもない人だとしても自分を削ってことが上手く進んだり,関係が円滑になるのなら自分を捨てることに抵抗はない。

情けは人の為ならず,とはよく言ったもので,僕はただ単純に僕の為だけに動いているのに,周りの人がしてくれた,と勘違いしてくる。
(別にそれで上手くいくならいいのだが,そのあとを期待されるとなると話は変わってくる。)

自分の人生が少しでも上手くいくように,自分の目的を達成するために,人とのトラブルをできるだけ避けるために,結局自分の為だけにやっているのに,誰かのためと思われる。
優しいと勘違いされる。

この社会を生きていくために人への気遣いや空気を読む能力が必要だからやっているだけ。
その方が人との衝突を避けるためにやっているだけ。
(まぁ面倒くさくなれば距離を置いて関わらないようにするのだが。)

それで褒められるのはどうしても上手く受け取れない。

けれどこんな性質も,少しはいいと思える時があるのだ。
利他的な人間は,基本的にやってあげた,と思う。人間は欲深い生き物であるから,やってあげた,はなにか返してくれよ,の期待に変わる。

その点,僕のように利己的な人間は,基本的にやりたいからやった,だけなのだ。
ただそれだけ。
何もお返しなんて望んでいないし,そもそも勝手に喜んでいる人間に流されることもない。

媚びを嫌いながら,実はそれは精神衛生上とてもいいことなのだと気付いた。

最後に,ここまで読んでくれたあなたへ。
あなたの動きたいように動けることを願って。

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