【シリーズ1 #2】ようやく本題〜体験学習とファシリテーション〜

前回、本題に入ろうと思ったら入れませんでした、
Anzaki です。

ちなみに、この note は iPad を使って書いているのですが、
機能の中にある改行と、エンターキーを押すことでできる改行では仕様が異なるようです。

どのように違うかというと、

① 機能の中にある改行
ーーーーー
昨日はもつ鍋を食べました。
今日はキムチ鍋を食べました。
ーーーーー

② エンターキーでの改行
ーーーーー
昨日はもつ鍋を食べました。

今日はキムチ鍋を食べました。
ーーーーー
といった感じです。
つまり、エンターキーで改行すると、
2回改行したみたいになってしまうということです。

3回目にしてようやくそのことに気づきました。
※ちなみに、昨日はもつ鍋を食べて、今日はキムチ鍋を食べました。本当に。

……さて、さっさと本題に入ります。

ここから数回は、
体験学習とファシリテーションをキーワードとして書き進めていきます。

そこで今回はそもそも、
体験学習とは何か、ファシリテーションとは何か、
という話をします。
よろしければ、最後までお付き合いください。

1.体験学習とは何か

 体験学習とは、ということで、
『体験学習/西野真由美 (2007)』によると以下のように定義されています。

体験学習とは五感を働かせ外界の物事や事象に働きかける学習活動の総称

……まぁ、言葉を崩して言うと、
いろんなもの、ことから「感じて学ぶ」という世界なのだとイメージできます。

さらに、五感を“働かせ”とあることから、
「自分から学びに行く」もしくは「自分から学ばざるを得ない状況下で学ぶ」
というニュアンスも含まれているのかもしれません。

私個人的には、これだけだとまだよくわかりませんでした。
ひねくれ者の私は、「五感って全部じゃん笑」と思ってしまったためです。
ですが学生時代、子どもの体験学習にスタッフ(ファシリテーター)として参加し、ある解釈に辿り着きました。

国語、算数、理科、社会などは、
ある程度「同じものを得る」ことである一方、
体験学習は、
「個々人によって違うものを得る」ことなのだ、と。

例えば、
理科では「ライオンは肉食動物です」と学びますが、

体験学習では、サバンナのライオンの映像を見て、
「ライオンは強くて危ない動物です」と学ぶ人もいれば、
「ライオンは足が早い動物です」と学ぶ人もいれば、
「ライオンのオスとメスでは見た目が異なります」と学ぶ人もいる。

と言う具合です。

基本的に人の言葉や文字から教わる教科教育では、みんな同じことを学び、
見て聞いてやってみて感じる体験学習は、十人十色の学びがあるということです。

ではなぜ、体験学習が必要なのか、という話は次回に持ち越して、
先にファシリテーション、という言葉についての整理をしておきます。

2.ファシリテーションとは何か

先に Google 翻訳しておきます。

Facilitation:促進(Google 翻訳より)

促進です。
ということは、ファシリテーターは「促進者」です。

ファシリテーターは「進むように促す」のです。

日本では、とりわけ若者の中では、
司会者的な意味でファシリテーターという言葉を用いていますが、
司会者=ファシリテーターではありません。

もっと言えば、ファシリテーター的な司会者もいれば、
そうではない司会者もいる、と思っています。

「促す」という漢字が入るので、ファシリテーターは主体的な存在です。
司会者の中には、「次は〇〇さん、どうぞ」
と決められた順番通りに名前を呼ぶだけの人もいますが、
それは推進(押し進める)しているので合って、ファシリテーションではないと思います。

突然ですが、世の中には、本当にいろんな協会があります。

「日本からあげ協会」「日本じゃんけん協会」「日本愛妻家協会」…

はい。「日本ファシリテーション協会」もあります。
※特定非営利法人です(https://www.faj.or.jp/)。

そこでは、ファシリテーションについて以下のようにまとめられていました。

ファシリテーション(facilitation)とは、人々の活動が容易にできるよう支援し、うまくことが運ぶよう舵取りすること。集団による問題解決、アイデア創造、教育、学習等、あらゆる知識創造活動を支援し促進していく働きを意味します。その役割を担う人がファシリテーター(facilitator)であり、会議で言えば進行役にあたります。

はい、早速、会議の司会者的な立場の人が例に挙げられています。笑
いろんな会議に参加すると、「うまくことが運ぶよう舵取りする」なんてことを1mm も考えていない進行役もいると思いますので、
ファシリテーター的な進行役もいれば、そうでない人もいる、という認識で良いのだと思います。笑

どちらにせよ、ファシリテーションとは物事を「促進する」ことであり、
ファシリテーターとは物事を(主体的に)「促進させる」人であるということです。

 ※私はこのファシリテーターという人のもつ価値は、
 体験学習に限らず、もっと世の中に広まるべき考え方であり、
 現に、ファシリテーター的な人が活躍していると思っています。
 という話題については、何回か後でがっつり書きたいと思います。

 ※ファシリテーターを掘り下げればもっともっと肉厚になるので、
 次々回以降にお話しようと思います。

終わりに

さて、ここまで体験学習とファシリテーションについて、
「そもそも何なの?」という話をしてきました。

体験学習は、「感じて学ぶ」ものであり、

ファシリテーションは、物事が「進むように促す」ことです。

ここでもう1つ、そもそも論。

「なんで体験学習が必要なの???」

「なんでそこにファシリテーション(ファシリテーター)が必要なの???」

という話をします。次回です。


ではまた。

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