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【シリーズ1 #10(最終話)】ファシリテーター的思考の利は日常にあり

Anzaki です。

今回、本シリーズは一旦最後になります。

ここまであれやこれやとお話してきたファシリテーターですが、
僕は体験学習に限った話ではないと思っています。

もっと言えば、よく言われる会議やイベントでのファシリテーター、
それだけでもないと思います。

じゃぁなんなのかというと、
“全てのコミュニケーションの中にその利がある”のだと思っています。

少し話を整理します。

ファシリテーションとは、促進することであり、
ファシリテーターは促進者です。

その定義には、何を促進するかは含まれていません。

学習の元では、学習の促進者であったように、
会議なら会議、イベントならイベントの促進者であり、
引いては会社、飲み会、学校、部活動、あらゆるコミュニティにも応用できますし、
もっと言えば、2人対人関係を目的語にすることもできます

先生と生徒、という関係でも成り立ちますし、
上司と部下、という関係でも成り立ちます。
もっと根底には、あなたと私というところからなのかなと。

つまり、コミュニケーションが発生する全ての場に応用が効くことになります。

また、ファシリテーターは、
目に見えないプロセスを観察し、介入するという話もしました。

プロセス(感情や理性、人と人との関係性など)は、
コミュニティどころか、人が1人いれば発生します。

このことから考えても、学習の場に限らず応用ができそうです。

事実、
セルフファシリテーション(森時彦さんらが提唱)
プロセスコンサルテーション(Edgar Henry Schein が提唱)
など、個人に向けたファシリテーションや、
患者、組織に向けたファシリテーションも多く提唱されています。
※今後、これらのことをもっと勉強して、発信してみたいなとも思っています。

つまるところファシリテーションは、
人に関わる、あらゆる場面で応用が効く考え方
なのだと思います。

人の本質に近いところに触れ続ける分野として、
改めて、ファシリテーションへの考えを深めていきたいなと思います。

終わりに

ファシリテーターの、

役割は、促進
やることは、プロセス観察と介入
よくある介入は、問いかけ

と、まとめられるかな、と思います。

まだまだ基礎中の基礎。

本当は、
ファシリテーターとしての場作りとか、リスクマネジメントとか、問いかけ以外の介入方法とか、
もっともっとなプロセス・コンテントの話とか。。。

いろいろ話したいのですが、シリーズとしては一旦ここまで。

気分が乗るような体験があるか、意外と需要があるか、
そんなことが起きたら、また書いてみようかなぁと思います。

今後も仕事や日常生活の中で、
ファシリテーター的視点を忘れずに、自己成長を目指します。

といいつつ、目の前のことに必死で、そうも言ってられない瞬間がまだまだ多い。

基礎を定期的にみなおし、大切な日々を見過ごさないためにも、
この視点、この力をもっと自分のものにしていきたいと思っています。

ここまでで、「体験学習とファシリテーター」シリーズを一旦締めます。

全回をお読み頂けたかた、
もしいらっしゃれば、本当にありがとうございます。

半分以上お読み頂けたかた、
これまた本当にありがとうございます。

この記事だけでもお読みいただけたかた、
これもやっぱり本当にありがとうございます。

またシリーズものも作っていこうと思いますので、
よろしければ、引き続きご覧ください。

これからもよろしくお願いします。

ではまた。

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