
6.イチゴ味
常飲しているプロテインがなくなったので買いに行った。
これまで飲んでいたのと同じシリーズのイチゴ味を買い(前飲んでいたのはクッキー味)、ウキウキしていた。
イチゴ味のプロテインを初めて買った、というのもあるかもしれないが、『イチゴ』というだけで気分が上がる。
私はイチゴ味が好きだ。
勿論、本物のイチゴも好きだ。ベリー系全般が大好きなので、ケーキは決まってベリー系を選ぶし、パフェなんかも絶対イチゴ系を選ぶ。カフェでイチゴの自家製ジュースにイチゴのエクレアを重ねて頼み、一緒にいた友人に呆れられたこともあるくらい。
イチゴと一緒にブルーベリーやラズベリーが仲良くお座りしていたら、もうそこは天国だ。
『本物のイチゴは好きだが、人工的なイチゴ味は嫌い』という人も中にはいるが、私は人工的なイチゴ味もいける。イチゴアイスは最近はクオリティが高いものがあるので微妙な線だが、イチゴチョコやイチゴミルクなどなど、普通にいただくし、普通に美味しいと思う。だから今回買ったイチゴ味のプロテインも毎日1、2回、楽しく美味しくいただいている。
『イチゴ=ぶりっ子』みたいなイメージが世の中にはまぁ他の果物と比べればあるらしい。いや、わからなくもない。イチゴってちっちゃくて、イメージカラーは大体ピンクとか鮮やかな赤でなんとなーく可愛いイメージがある。んで、ちょっと可愛い女の子が好きな食べ物を聞かれて「イチゴです♡」なんて答えたら、周りにいる女子はその可愛さに羨ましくて妬むでしょ。可愛い子が可愛いイメージのものを「好きです♡」なんて……ああ、いいな憧れるわ。私も次はそういう女の子に生まれるぞ(?)
うーん、イチゴって片仮名で書いていたら途中からイナゴに見えてきた。いやどうでもええわ。
私はイチゴが大好きだ。周りに呆れられようが、謎の偏見で「いつもイチゴとかイタイ人ねぇ」なんて言われようが気にしない。イチゴが好きというのは事実だし、それが自分なのであるから。自己肯定感は低めだが、いつもイチゴを選ぶ自分だけは自信満々に肯定できる。だって好きなものは好きなんだもん。可愛く見られたいからイチゴを選んでるわけじゃねーんだよ!!!!!
ってことで、私はこの先も堂々とイチゴ味を選ぶ。
…………味覚が変わらない限りは。