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アールヌーボーの銀食器と銀のカリス、上品な輝きが心を浄化してくれそう…

銀の上品な輝き引き寄せられるようにについつい手が伸びてしまった、新年最初の蚤の市でのセレクトは銀食器。
フランスの銀食器は老舗のCHRISTOFLE(クリストフル)が有名ですが、今回はメーカーではなくデザインにこだわって選んでみました。
古い銀のカトラリーは美しい繊細なデザインのものでもお手頃価格で見つかることが時々あります。

それではさっそく一部をご紹介♪

純銀製のカリス。
銀製品を購入するときは刻印を確認するのがお約束ですが、純銀製の証しであるひし形の刻印がありました。
小さな刻印で、見落としてしまいそうでしたが。
装飾はシンプルですが、聖ヴィアンネーのメダイがついています。
この器はとても小さく軽いです。

カリスとは…カトリックの聖祭で使われる器で、葡萄酒を入れて使われるものです。
聖爵、ポティールなどとも呼ばれる事があるそうです。
美しくデザインされ、上質の素材で作られているものが多いため、このように銀器の専門店でもコレクターアイテムとして売られていたりします。
こちらは実際に使用されていたもので、愛用の証である使用感が漂っています。
新品同様に大事にしまわれていたお品とは違い、細かな傷などがありますが、それもまた魅力。
数々のミサで人々の祈りを聞いてきた器なのです。

こちらもカリス。
シルバープレートのお品です。
掌に心地のよい重みがある持ち心地。
シンプルなデザインが銀の上品な輝きの魅力を引き立てています。

中央のものは、食前酒用のグラスのようなフォームです。
すらりとした足長の姿がとてもエレガント…♡と一目ぼれしました。
丸みを帯びた器の部分の形も好き。
「好き♡」ばっかりで説明になっていませんが(笑)とにかく好みの一品です。

カトラリーも何本か素敵なのに出会いました。
今回は「アールヌーボー」風なデザインを意識して選びました。
シンプルなデザインのカトラリーも、銀の上品さを引き立ててくれるので大好きですが、複雑で美しいデザインのものも華やかで素敵ですね。

花や葉っぱが美しい曲線でデザインされた、曲線美が魅力。
こんなカトラリーを普段使いにしてみるのは何とも贅沢ですよね。
小さなカフェスプーンから、生活に取り入れてみるのはいかがでしょうか?

カトラリーの背の部分のデザインも注目です。
フランスではテーブルセッティングでカトラリーを伏せて並べるのが正式だとされていました。
そのため、他国のデザインと違い背の部分の装飾も美しいのが特徴なのだとか。

今ではよっぽどかしこまったレストランでもカトラリーが伏せて置かれていることはありませんが…
なのでフランスの「アンティークカトラリー」の特徴と言ってもいいかもしれません。

銀の小さなカトラリーは毎日の生活にちょっとした贅沢な気持ちと潤いをもたらしてくれるアイテムです。
気軽に取り入れることができますので、ぜひお気に入りを見つけていただきたいです♪

なお、銀食器を使ってみたいけど選び方やお手入れ方法がわからない…という方は下↓の記事をご参考にしてくださいね。
銀の上品な輝きを毎日の食卓にぜひ!

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