「もうそれだけの人類−Post-COVID-19後の市民社会とDX /AIを現代文学から読み解く」を聞いている時に書いたメモ(野崎まど先生のご公演と質疑応答の個人的備忘録)

感想とかメモは大丈夫だったはずなので、一応残しておきます。後日復習回がまなキキ公式からあげられるらしいので、その繋ぎにでも。

個人的備忘録なので読みにくいのは許して

怒られたら消します

開始2分前、野崎まどさんVTuber?になってる。黒髪ショートの女の子。すごい動く

もうそれだけの人類
(講演会)



調べながら書いているのでプロではない素人。作家はこういうこと考えてるって事を話したい

他者を創造する
文学は想像力の世界について
文章は想像力を駆使する媒体
↑こういうメモを取ったけど読み返すと意味がわからない

読者はどういうことを読み取るのかを考えながら書く。

読者はゼロから読んでいく。作者は物語を全て知ってるので、読者のその状態を想像するのが難しい。
時間を空けて再読するとその状態が想像しやすいのでおすすめ

例 俳句(既存の情報があればあるほど面白くなる)
大人になればなるほど既存の情報の量から考えて想像力を使うことができる。
面白くなるための世界設計(現実にそうなるとは限らない)を構築していく。
既存情報が少ない人は捨てざるを得ない。小説自体がそういうふうに出来てない。

想像力を駆使する
語義を定義するのは難しい。
既知の情報を類推、加工、統合すること

さっきまでなかったものをつくるのが想像力

想像力はシミュレーションの側面が多い
想像力はアルゴリズムではない

既知から未知から類推するだけで正解に導くものではない。できるはできるけど

ただ、想像力は自由なのでたくさんの正解と不正解を作り出してしまう。

コロナ禍は予測できないことのほうが多い
精度が上がると当たらなくなる。
当てようとしないほうが当たる
当てようとすることで他のベクトルが増えてしまうから。
想像力は自由なのですべてを考えうる。だからアイデアは玉石混交

2 人工知能
人工的につくられた
知的行為を行うこと
定義論は追わない(今回は)

知的生命は人類のみを指す
人類を霊長と表すのは言葉が強い(一番賢いも言う意味なので、褒めすぎ)
いずれもう少し適正な言葉になるかも

人間の代替としてのai
人間と人間社会の学習し、人間の代替をさせる


知的生命が(観測上)人間しかいないので不可避的に似てくる(知的という概念を人間から学ぶので)が、人間に似る必要はない。
それを理解しておかないと後々混乱が生じる恐れがある。

aiが人間に似ないという進化を遂げた場合、
aiは人間と「ずれて」いるので社会では馴染めない可能性が。

機械は人間以上に知的になれる。←スペックがスペックなので

人間を真似し続けると人間を超えられない

AIであるアルファ碁同士で戦わせたほうが人間と戦うよりもaiは強くなる
囲碁に強くなるという目的があるのなら、人間を真似るよりも独自の進化を遂げたほうが効率的だ

AIは人智を超えたものになる。
だが、それが良いか悪いかは別の話

人智の及ばない施策をやるべきか否か。
もしそれを実行した場合、責任はどこにあるのか。

人智を超えた施策を人類が採用できるのかわからない。
↑今後の課題


3 市民社会

市民権(市政の者が持っている権利)
市民制(社会の構成員としての能力や考え方)

悪いものが規範になることはなく、善であることが重要となる。

言葉の定義に対する拡散はやりすぎると話から外れるので纏められる範囲でほどほどにするのが良い(余談?)

現象論的に見ると途絶えないことに対して善の属性が多くみられる。

悪は人類社会の「継続」を終わらせるから途絶えることが悪となる。

市民性、市民社会にどれだけ継続できることなのか


コロナで市民の模範的行動の変化。
伝染病という社会変化により市民性が揺らぐ
科学的検証には時間がかかるので終わる頃には、コロナが社会に浸透してしまっていた。

情報に対するアンテナが高くないと情報格差が生まれる。
それは悪いことではないが、個人間に格差が生じ思想がうまれる。
模範となる「常識」を失い市民に分断が生じた。

分断は非常に心苦しいが起きざるを得ない状況になってしまった。 

aiと市民性

aiは市民ではない。
aiにはaiの存続という自我があるとすれば、aiが人類に理をもたらすかはわからない。

変化の要素がなければ「継続」に危機が起こる可能性がある。

世代が変わると(大人になると変わりづらくなる)柔軟性を失うのも特徴の一つ。
人は変化するが個人差はある

知的生命の変化は経験(知的行為)から想像し、何度もチャレンジすることができる。シミュレーションできるというのは生物の生存に有利である)

aiは人間よりも変化しやすい。
固定観念もないので変わる方が自然と言える。
さらに、aiは人間と処理能力が圧倒的に違うので、そういう面でも生物の生存に有利と言えるだろう。

(DX.aiに人知を超えた想像力(シミュレーション)を加える)
↑ほぼスライドまま 略

人類はaiが導き出す結果を知ることはできるが、過程を理解することができない。
よって、結果としてどのような意図があるかわからない。
人間は結果を使うしかない。
つまり、人間はどこまでaiを信じることができるのか考える必要がある。

人間とaiをつなぐ変換器が必要である。
どのような意図を持って結果を出しているのかaiが考えていることを言語化し、人類にわかりやすく説明する変換器(通訳者)が必要である。変換器ももちろんaiである。

aiをよりよく活用するためにはそれが必要。aiの行動に対する理解を深めることの手助けとなる。

信頼とは

1.対象を知っている事と、対象の能力が高い事

aiを信頼することは支配なのか庇護なのか。

現実はおそらくその混在となるだろう。


aiに人権を与えるか否か。
人にai権(?)をaiが与えるか否か。

対等な他者としてのaiとの関係構築



質疑応答


aiに自我は芽生えるか

人間に似ていたら自我だと感じられると思うが、aiならではの自我が人間のものと違ったら自我だとわからないかも

タイタンの自我はエンターテインメントとして芽生えさせた

世界が変われば書くものもかわる。当然だが、野崎まどが誘導しているわけではない。

ものを書いている間に時間が経ち、書くものは変わってくる。バビロンの執筆も7年前になるので、そこの齟齬をなくすのが大変。

他者のラインとして不都合になるかどうか。変えられることができれば自我になる。身体の外は自由に動かせないというのは自我の芽生えになる

他者のストレス軽減

アイデアは遊ぶのを我慢する時に閃く。
その時その時に変わる。

資料は図書館
sfは自分の好きな作品を
読まなくていい本を読むこともある

Q.狂ってる思考はどこから?
A.親のせいじゃないですかね


どんでん返しは別に好きだけどこだわってるわけではない。普通の作品もすでに書いてるが、量を増やしたい


小説のテーマは大きな概念を取り扱いたい
小さなものは一日調べたらわかる事が多い
3日も4日も考えても答えが出ないデカい概念について考えるほうが頑張りがいがある。
小説を読んでる間、その謎解きに付き合ってもらいたい

取材は旅とか専門家とか興味のむくまましている。

生活費がなくならないように心がけている

飲み会に行かないと進まない事もあるのでコロナ禍は少しつらい

マンガ喫茶はルーティン。いるだけでお金がとられるので緊張感があり作業が捗る

なれるものなら一回くらいは総理になりたい

世界観はテーマの要請に即して作ってる
バビロン、タイタンなど

曲瀬愛 人間と反対を作っているので考えるのが辛くなるときもある。

人の死に対して必要以上にシリアスになりたくない。ある程度、人間の滑稽さを笑える人でありたい

バビロン4の進捗

キリスト教についての知識が深まりました。司祭の方に今度うかがいたいと思ってます。



感想

ここには書けてないけれどパネル・ディスカッションとかクイズ大会もすごい楽しかったです。最原最弱の名前で参加して27000点くらいでした。生写真欲しかったなあ。

野崎まど先生が企画プロデュースしたyoutuberの名前を失念して忘れてしまったのでよかったら教えて下さい。

追記

まなキキの方で公式の振り返りが投稿されてました。

サイト内検索で野崎まどと調べれば、他の記事も出てきます

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