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教員の子どもに不登校が多いって本当?

教員の子どもに不登校が多い
という話を聞いたことがあります。
 
 
そんな統計があるのかどうかは
わかりませんが
まったくのウソでもないような
気がします。
 
 
わたしがそのいい例ですから
 
 
子どもが不登校になるまで
自分は子どものことが
よく分かっている親のつもりでした。
 
 
自分が小学校や中学校の時と
比べながら
このくらいはできるだろう
まだやれるだろうと
(自分のことは棚に上げて)
 
勝手に目標をつくって
クリアさせようとしていました。
 
 
子どもの本当の気持ちを
知ろうともせず
 
 
わたしは中学校の教員だったので
ただでさえ
うちの子どもたちは
 
 
先生の子どもだから
何でもできて当たり前
みたいな周りからの視線を
感じていたはずです。
 
 
それに加えて
親からの「こうあるべきだ」という
期待や理想みたいなものも
一身にあびていたと思うと
申し訳ない気持ちになります。
 
 
これは私自身の問題であるし
教育の課題かもしれないし
社会が持つ空気と
言えるのかもしれません。
 
 
100点が最高
1番が最高
 
 
全員がトップを目指して走り続け
苦手を克服して
また新たな課題に取り組む
 
 
こうやって育てられると
いつまでたっても
自分を肯定したり
現状に満足したり
できなくなるかもしれません。
 
 
もちろん頂点を目指したい人は
それでいい
 
 
でもそうじゃない人が
別の道を目指すことや
途中でつまずいてもやり直せる
環境が整っているとは言えないです。
 
 
 
子どもが生まれた時
生きているだけで
ありがたいと感じていたのに
 
 
成長するにつれて
親が子に要求することは
どんどん増えていきます。
 
 
子どもの幸せを願っているはずなのに
実際には
苦しめていたかもしれない・・・
 
 
人と比べるのではなく
点数で測るのでもなく
 
 
子どもをありのままに
受け入れていれば
不登校になって学校を辞めるまで
追い詰められることも
なかったかもしれません。
 
 
教員がみな自分の子育てに問題を
抱えているとは思いません。
 
 
でも
わたしみたいに家の中でも
「先生」のように振る舞って
「教育」を持ち込んでいたら
子どもはたまらないですね。
 
 
不登校になった娘が
身をもって教えてくれた
子どもとの関わり方は
 
 
頑張らせ過ぎないこと
子どもの気持ちを考えること
そして
十分に甘えさせること
 
 
これまでの自分の態度を
変えることで
少しずつ子どもとの関係が
うまくいくようになりました。
(時間はかかりましたけどね)
 
 
おもしろいことに
わたし自身の
他の家族に対する感情や
接し方も変わりました。
 
 
だから
不登校を経験したのは
有り難いことだったと思っています。
 

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