レトロ映画館で宇宙のいたずらに浸かる
最近、仕事終わりにレトロ映画館へ向かうのが趣味になりつつある。
定時ダッシュをキメて、私だけの時間が始まる。
そもそも私のなかでレトロ映画館の定義は、①劇場数が少なく、②売店が最小限、③なんといっても見た目が懐かしい雰囲気の映画館である。
私がうまれ育った九州の田舎町では、バスセンターにぼろぼろの映画館が併設されていた。今はもう廃墟になってしまっているその映画館に、子どもの頃にはよく母にアニメ映画を観に連れて行ってもらったものだ。思えば私と映画の出会いはレトロ映画館での