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フードロスを「おいしく」なくそう!|SaveVagetablesを開催しました

4月16日、フードロスを「おいしく」なくすワークショップを開催しました!
アノウラボでもフードロスに対する取組を進めていこうと、当初は1月開催で検討進めていたのですが、コロナ感染者数の増加等で4月に延期になりました。無事開催できてよかった!
今回のワークショップでは、食品の流通過程で発生するフードロスに着目し、そこで発生したロス食材(野菜など)を使用してケーキを作りました。

まずはフードロスを知ることから

実際の野菜を見ながらフードロスの現状を学びます

廃棄される可能性のある野菜や果物を実際に見てもらいながら、フードロスの現状をみんなで学びます。
今回食材として多かったのは人参とさつま芋。少しヒゲ(根)が生えていますが、皮等を取り除けば食用には問題ありません。他にもきゅうりや茄子・キウイなどもありました。どれも傷んでいる部分を取り除けば問題なく食べられます。中には、曲がっている・折れてしまっているだけで品質には全く問題ないものもありました。
今回レスキューしてこなければ、この食材達は全て処分されてしまう運命。まだまだ十分食べられる食材が、様々な理由で廃棄されている「現実」をリアルに見てもらうことができました。

人参|少しヒゲがあり芽も伸びてますがそれらを取り除けばOK
さつま芋|少しヒゲがありますがそれらを取り除けばOK
今回提供してもらった食材|中には三重県産のものもありました

フードロスを「おいしく」クッキング!

フードロスのことを学んだら、今回集めた食材を使っておいしくクッキング!今回は沢山あった人参を使ってシフォンケーキを作りました。
まずは人参の皮や傷んでいる部分を除いて適当な大きさに切り、茹でたものをミキサーにかけます。

親子で協力しながら調理を進めます
ケーキに混ぜ込みやすくするためミキサーにかけて

次に卵を卵黄と卵白に分け、卵黄生地とメレンゲを作ります。先ほどの人参卵黄生地に混ぜ込んで。
今回は敢えてハンドミキサーを使わず、ホイッパー(泡立て器)で作業してもらいました。親子参加が多かったこともあり、機械に頼らず自分でやってみることを重視しました。

交代しながら作業を進めます
分量を間違えないよう慎重に
作業の合間にオーブンを予熱して

生地が完成したら型に流し、表面を平らに整えて予熱した170℃のオーブンへ。30分ほどで完成、表面を触って弾力があればバッチリ!です。
焼きあがる前に使った道具などを洗ってお片付けも忘れずに。

いい感じに焼き上がりました!火傷に気をつけながら取り出して
焼きあがる前に使った道具をお片付け

ケーキ完成後は、残った食材を参加者の皆さんにも持ち帰り頂きました。
ケーキ以外にも実際に調理等して、ご自宅でもフードロスについて「おいしく」触れる機会になればと思います。
ご参加頂いた皆さん、主催のむすひ・食べリハの皆さん、ありがとうございました!
なお、今回作った人参のシフォンケーキについて、詳しいレシピを食べリハcookpadで紹介しています。ぜひご自宅でも作ってみてください!

中日新聞さんが取材に来てくれました!

中日新聞 4/17朝刊より

当日は中日新聞さんが取材に来てくださり、WSの様子を記事にしてくださいました。中日新聞さん&記者の坂田さん、ありがとうございました!

今後もフードロスについての取組を進めていきます!

本来食べられるのに捨てられてしまう食品や食品が廃棄されることを指す「フードロス」は、もったいないだけでなくゴミとして処分されることで多額の処理費用がかかったり二酸化炭素などの温室効果ガスが多く発生してしまう等、環境にも悪い影響を与えています。

日本では現在、年間約570万トンのフードロスが発生しています。(令和元年度推計値)日本人1人当たりの食品ロス量は1年で約45kg、これは日本人1人当たりが毎日お茶碗一杯分のご飯を捨てているのとほぼ同等です。
その一方、日本の食料自給率は38%(令和元年度・カロリーベース)と、多くの食料が海外からの輸入に頼っている状態です。食料を大量に破棄する一方で、その多くを海外輸入に依存しているという矛盾の上で私たちの生活が成り立っているのです。

農林水産省HPより抜粋

フードロスを全てなくすことは難しいかもしれませんが、家庭や職場・学校やお買い物など普段の生活の中で「フードロス」を減らすことを意識することが大切です。みんなのちょっとした行動で、フードロスは減らせるはずです。

アノウラボでも、様々な取組や機会を通じて、フードロスを「おいしく」「楽しく」減らす!なくす!アクションを続けていきます。
次回もお楽しみに!

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