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心の分析|誰かの「わかってよ!察してよ!」に困ったときは、

一方的な主張は,人の心を操る。
なぜならば,一方的な主張の裏にある,その人のお願いが透けて見えるからである。お願いや要求であれば,それを明確に主張すれば良い。それを明確にすることなく,一方的に主張する人が苦手だ。

例えば,探し物が見つからないとき。
「あれがないんだけど。」
「あれがほしいんだけど。」
という人は,苦手だ。

あれがない,あれがほしい,だから何なんだ?
その主張の裏には,「だから,あれを探してほしい。」といったお願いが透けて見える。

そういう人の中には,透けて見える気持ちを読み取らなかったら,不機嫌になったり,怒り出したりする人がいる。たとえ自分のせいじゃなくっても人の不機嫌や怒りって気持ちいいものではない。


職場に機嫌の浮き沈みが激しい人がいる。
機嫌が悪いときには,近づかない方がいい。

俺の,私の気持ちをわかってよ!という気持ちが透けて見える。あえて察しなかったら,余計に機嫌が悪くなる。
わかってよ!察してよ!というとき,その人はどうしてだか元々機嫌が悪いような気がする。どうして機嫌が悪いんだか知らないけれど,自分で自分の機嫌が取れないときって,怒る相手を探してる。その人のせいにしちゃえば,機嫌が悪いのは自分のせいじゃないもんね。

だから,近づかないに越したことはない。
あるいは,あえて気づかないふりをする?
察することができる自分に酔いしれてみる?

ちょっとだけ冷静になると,わかってよ!察してよ!にも案外イライラしない。



自分の機嫌ぐらい,自分で取りたいな。

機嫌が悪いと,相手にも自分にもいいことはない。
機嫌よくあろうとしなくていいから,せめて機嫌が悪くならないような心持ちを身につけていく。それだけで,多くの人の生きづらさは解消するんじゃないかな。

明日の朝は,カフェでコーヒーを飲もう。



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