マガジンのカバー画像

取扱説明書(トリセツ)

491
日々の思ったことや感じたことの羅列をまとめました。 つまりこのblog主「平賀信吾」の取扱説明書なっております。 よろしくお付き合いいただければと存じます。
運営しているクリエイター

2016年12月の記事一覧

書評:脳が壊れた

前回の記事で予告した通り、今回は『脳が壊れた』(鈴木大介 新潮新書)を読んだので、そのことについて書く。 が、書評の前に簡単な自己紹介をしたい。 私はかつて親の離婚や家族問題で、長いこと苦悩した経験を持つ当事者である。 同時に、現在同じような困難を抱えた当事者同士で支え合うことを目的とした団体を運営している。 今回は当事者かつ支援者である身として、本書から非常にいい示唆を受けた。 苦しみの渦中にいる当事者とはどんなことを考えているのか? この本がその理解の助けにな

有料
100

42歳「脳が壊れた」ルポライターのその後を読んで

42歳「脳が壊れた」ルポライターのその後〜私が障害を受容するまで 現代ビジネス 2016/12/1 それまで普通に生きてこれた人が、自身だけでは抱えきれない障害を負った場合、どのようにそれを受け入れていくのかが本書の主題となっているよう。 著者へのインタビュー記事だが、文章中に自分へ突き刺さるパワーワードがズバズバ来たのでビックリ 「何でも一人でやろうとするのは自立ではなく、孤立」 「諦観としての受容」 「自らの障害を認識し、それによって周囲の環境を整備する受容」

楽しいはコミュニケーションの基本

今日は自分の好きなサイトである「デイリーポータルZ」からこの記事を紹介。 【検証】ボードゲームは初対面の人で仲良くなれるの? トップの画像がドラクエのパーティー紹介みたいで、吹き出してしまった こんなん絶対楽しいに決まってるでしょw 記事の内容としては、初対面かつ自己紹介もしていないメンバーでボードゲームをやると仲良くなれるのかというもの。(詳しくは記事をお読みください) 個人的に「都営三田線」がクリーンヒットだった 読み終わってから自分も行きたいとすぐにお店のH

1日を50円で売る東大生~を読んで

1日を50円で売る東大生 「最高の留年」で得た出会い 朝日新聞(2016年12月21日) タイトルを読んだ時は、あぁいつものごとく小市民的な私の僻み根性を刺激するクソ記事乙と馬鹿にしてたのですが(苦笑)、なかなかどうして面白い内容でした。 以下一部引用 『受験勉強に集中できるように、ゲームやマンガは全部売りました。ネット上のゲーム仲間にも「これから3年間、ゲームはできません」と伝えて。スマホとテレビのリモコンは親に預けてしまいました。』 自分もオンラインゲームやって