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心理職と情報セキュリティ

初めまして、医療機関に勤務する臨床心理士および公認心理師です。
ご覧いただきありがとうございます。

ここでは、心理職における情報セキュリティについて考えたり、情報の共有・発信を目的としています。
筆者自身、情報セキュリティには精通しているわけではなく、勉強中の身です。

新型コロナウイルス感染症の影響もあり、大きく世界の在り方が変わり、日本では遅れていたリモートワークも一気に前進しました。
心理業界も当然ながら影響は避けられず、一時休業しているカウンセリングセンターや、ZoomやTeams、Skypeといったようなビデオ会議システムを用いたカウンセリングに移行、あるいは選択肢として導入している機関も多く目にしました。

今後、リモートでのカウンセリングの社会的なニーズは高まっていくはずです。
海外では、まだ限定的ですがオンラインでも効果が認められる研究も出てきており、今後は選択肢として広がっていく可能性は高い(必然、必須)と個人的には思っています。

一方で、心理職は当然ながら高度な個人情報を扱います。
病院であれば電子カルテやある程度体制が整ってたり、その他カウセリング機関等でも、これまでは紙ベースの保管、あるいはパソコン上での保管が多かったかと思います。
個人の勝手な、かつ失礼な印象として、心理職は比較的情報セキュリティに疎い人も多いようなイメージを持っています。
コロナによるオンライン導入でも、「とりあえずZoomで始めてみた」といったようなツイートも目にしたりました。

個人情報保護や情報セキュリティに問題があった場合、心理職としての倫理上の問題はもちろん、クライエントの方々に対して法的な責任を負う可能性も否定できません。
そのため、このブログの大きな目的は、心理職における個人情報保護やセキュリティの意識、知識等の底上げを図るものです。
同時に、筆者も勉強中の身であることから、一方的に何かを伝えるというよりは、いずれはディスカッション等を通しながら、時代に即した心理職の在り方を模索していきたいと思っています。

ちなみに、筆者のアイデンティティは、これまで長く使用してきた臨床心理士にあります。
しかし、近年公認心理師の資格も誕生し、今回テーマとする問題は、当然ながら臨床心理士だけではなく、類似の業務を負う資格全般に通ずる問題だと思っています。
そのため、このブログにおいてはひとまず「心理職」の表記で、幅広くカウンセリング業務にあたる職種を包括しております。

ご意見やご要望等ございましたらお気軽にご連絡いただけましたら幸甚です。

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