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自分婚の記録8.誓いの言葉

自分婚の一番の目的は「誓いの言葉」だろう。
普通の結婚式だとお決まりの雛形があるから、それを使ってアレンジすればいい。
と、簡単に考えていたのだけど、作るのにちょっと苦戦した。

「病めるときも健やかなるときも」のくだりだけ入れるつもりだったけど、やっぱり自分オリジナルの言葉も入れようと思った時に、なかなか思いつかなくて。

あ、よく結婚式で手紙とか読むよね。感謝の手紙。
今までの自分に感謝することがあるとしたらなんだろう?と書き出しているうちになんとなく形になってきた。
あと、これを聞いてくれる友達との助けられたり助けたり励まされたり励ましたりの関係も少し意識して作ったところも。

自分婚「誓いの言葉」の作り方

もしかしたら誰かの参考になるかもしれないので、誓いの言葉を作るときのポイントをいくつかあげておく。

●キリスト教式の「誓いの言葉」を取り入れる
定番の「誓いの言葉」を、自分が自分に誓う文章に変える。
「わたしは、健やかなるときも病めるときも、富めるときも貧しいときも、喜びのときも悲しみのときも、わたしを愛し、敬い、いつくしむことを誓います」
「死が二人を分かつまで~」のくだりは不要。

●自分に感謝できることを挙げてみる
自分にあらたまってありがとうと言いたいことがあるかも。
自分への手紙を書いてみたら、誓いの言葉に使えるフレーズが拾えそう。

●人前式を意識した言葉を入れる
参列者に聞いてもらうことを意識して文章を考えてみる。
例えば「〇〇さんの前でこのことを誓いたい」ということが出てくるかも。

●言われたら嬉しい言葉を入れる
自分が言われたい言葉、幸せになる言葉はどんな言葉だろう。
自分に生涯の愛を誓うのだから、そうしたフレーズを入れてみるのもいい。


流石に一夜漬けで作るのは自分に失礼ということで、2日前に作った、
「誓いの言葉」がこちら。

誓いの言葉

わたしからわたしへ
ずっと一緒にいてくれてありがとう
見捨てないでいてくれてありがとう
わがままをきいてくれてありがとう
情熱や行動を忘れず導いてくれてありがとう

わたしからわたしへ
あなたはもっとわがままになっていい
周りをこわがらなくていい
あなたはもっと自分の才能を信じてあげていい
自分を誇りに思っていい
あなたは自分が愛されるべき存在であることを、心から信じていい

わたしがわたしのために愛と尊敬をいつでも持てますように
わたしの声をいつでもどんなときでもきいてあげられますように
わたしはわたしを悲しませる思考や価値観を開放し、
わたしを喜ばせる思考や価値観を選択します
わたしはわたしであることに安心してつくろぎます

わたしは喜びのときも悲しみのときも 病めるときも健やかなときも
満ちているときも欠けているときも
むなしいときもなんでもない日常の中にも
わたしをゆるし、愛し、認め、慈しむことを誓います

自分婚の準備をしている間にいろいろ感じたことも入れてある。
これから先、ずっとの付き合いになる自分への将来の希望も少し入ってる。

誓いの言葉は、飛ぶ前に、インストラクターさんにちょっと待ってもらって、お見送りしてくれるみんなの前で読むことにした。

しかし元来わたしは手紙を声に出して読むなど絶対にできない照れ屋さんなのである。匿名ではあるがここに晒すのも恥ずかしい。じつはこれが自分婚で今回一番緊張したかもしれない。
でも人前式でもあるし、ちゃんと聞いてもらわねばとがんばって読み上げてたら糸さんが泣いてしまってもうどうしていいのやら。ただでさえ照れくさいのにちょっと感激してしまってわたわたしてしまった。

着地点で待っていてくれた栄にもほんとうは聞いてもらいたかったけど、流石にもう一度音読する心臓の強さはなかった。

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