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自分婚の記録7.願いを叶える

今回の自分婚の内容と花嫁のやりたかったこと

花嫁のわがままはこうだった。

・仲良しの友達を4人呼びたい
・できれば車1台で乗り合っていきたい
・サプライズの引出物を作って友達にプレゼントしたい
・バンジー(パラグライダー)の前に誓いの言葉を言って、その後飛ぶのを見届けてもらいたい
・離陸の見送りだけじゃなくて着陸もお迎えしてほしい
・おいしいお店でランチしたい。ちいさい子どもがいても大丈夫な店がいい
・獅子吼に行くなら白山比咩神社に行く。できればご祈祷を受けたい。受けるんなら自分だけじゃなくてみんなで受けたい
・せっかくなので少し観光ぽく(旅行ぽく?)したい
・ケーキカットorブーケトスor指輪の交換希望
・おしゃれして記念撮影したい

プログラムした内容は以下のとおり

・前撮り(前日)
・当日午前:パラグライダー体験
・パラグライダーの離陸前に誓いの言葉
・後から遅れてくる友人には着地点で待っててもらう
・地元のおすすめのお店のランチ予約
・友達の手作りのケーキでケーキカット
・引き出物のサプライズ
・白山比咩神社参拝、ご祈祷
・地元のおすすめのパン屋さんで買い物(他行きたいとこあったけど時間的にアウト)

おもしろかったのは、「一生に一度のことだから」と、自分の中からわがままがたくさん出てきたこと。

花嫁は、(自分との対話の中で)自分の希望をちゃんと聞いて、「これやりたい」って言う。まずはわがまま言ってみる。
ガイドは、花嫁のわがままをきいて、ひとつひとつどうやったら叶えてあげられるか考えてプランをつくる。
花嫁もわたし。ガイドもわたし。

この「自分が主役」的なプロセスは、ふだんあまり体験しないことかもしれない。
やってみてわかったのは、「自分の願いを叶える」を優先していく経験は、自分婚にふさわしいステップだということ。

わたしたちはどうしても、自分より周りを考えて動いてしまうことのほうが多いから。自分は何を求めているのか。わがままを言っていいのならどうしたいのか。ふだんやらない、自分の望みを掬ってあげる、ということをやる。その過程で、ふだん自分に何を許可していないのかのブロックも見えてくる。

今思うと、「前撮りしたい」に許可を出してから、リミッターがとれたみたい。お金もけっこう使ったけど、それもほとんど氣にならなかった。むしろ使えたことが嬉しいというか。お金のブロックもいい感じに外れて、価値観が変わったみたい。
ある意味「一生に一度だからいいよね」と開き直った感じになれて、希望を出せたのがよかったんだと思う。

本当に、自分婚は一生に一度なのだ。

離婚も再婚もありえない。「死がふたりを分かつ」こともない。だって相手は自分自身なんだから。別れたくても別れられないし(笑)。
だからこそ、いちばん大事にしていく相手なんだと思う。

想いさえしっかりしていれば、儀式は必要ないのかもしれない。

でも人間にとって儀式は大切なものだ。そうした数々の儀式と同様に、自分婚式も、心の拠り所たりえるだろうし、わたし自身も、きっと何かあるごとに思い出して支えにしたり励みにしたり癒やしにしたりしていくと思う。


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