「彦星の名を電話帳から探す」

拝啓　すずめ園さま


すずめちゃんこんにちわ💫今日は七夕ですね
七夕の夜は毎年ソワソワしてしまいます　行事のこと意外と好きなのかもしれない

小さい頃何を願ったかはもう思い出せないけど、大人になったって何か願い事しても良いかもね

前回のすずめちゃんの自由律俳句、プールについてのレーンがとっても印象的でした　塩素の匂いがむんわり漂ってくるような‥

「自分の裸足を見る」

とても印象深い自由律俳句です。
プールの授業、自分の裸足と同級生の裸足を見て、それがなんだかこそばゆかったのを思い出しました。
自分の裸足なんて見慣れているはずなのになんでだろう。そしてプールにいる時人は絶対自分の裸足を見つめている時間がある‥たぶん‥🐾


「まるい夕暮れに居る」

丸い夕暮れがあったとしたらたぶん、公園の地球儀みたいなジャングルジムが照らされてオレンジ色になったせいかも。丸い夕暮れ、とっても素敵なパンチラインですね。わたしも丸い夕暮れに居たい‥


「午前2時のファミレスにいたい」

良いですよね深夜のファミレス　深夜から早朝のファミレスには計り知れない魔力がある‥

有楽町のジョナサン大作戦やりましょう　ぜひとも



すずめちゃんの自由律俳句はいつも一粒一粒が丁寧で毎度感銘を受けます。言葉に人は宿るとわたしは本当に思う‥

それではわたしの自由律俳句行きます　宿っちゃうかな



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・夏至青い服の人が三人

↪︎ 夏が近づいて、原色の色の服を着ている人が増えてきた。

冬が少し苦手だと感じてしまうのは、街ゆく人のコートが黒いから。着膨れして大きくなった黒い影は空の冷たさを吸収して、更に大きく見える。黒はさみしいに容易に繋がる色、だからずっと白いコートを着ていた。まだ雪と間違われた方がマシ。

春は薄水色のカーディガン。秋は街も紅葉みたいな色。夏は、夏の始まりはみんな浮かれているから眩しい色。

最近、雨上がりに眩しい青色のTシャツの人を三人も見ました。わたしの部屋の小さなベランダから。まぶしくてまぶしくて、起き抜けでヨレヨレの長袖スウェット姿のわたしはまるで置いてかれてるみたいだった。

みんな浮かれやがって、と思ったけれど、そういえば今日は夏至だったから許しました。

そのあと、蛍光色の靴下を買ったのはひみつね

・赤い自転車跨ぐ女子高生水色

・始まりはツバメノート


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・思えば夏ののどごし

・見上げたら眩しい

・夏の夜西瓜の匂い

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・月極がひらがな

・春夏冬が定休日の店

・車窓から見えたのは中華屋

・花の写メ送りあう関係


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・雨だから帰るね

↪︎ すきな子にこんなこと言われたら泣いちゃうよってわたしの中のボーイが叫んで出来た句

・生乾きのままだねいつまでも

・街は点滅する朝と夜と朝


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・ふりかけかけた？

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🎋七夕編🎋

・あと一駅分だけおねがい流れ星に願うみたいに

・迷うめまいがしてもう夜

・彦星の名を電話帳から探す

・七夕願い事細切りのハムに

・七夕ゼリーがあるから許した

↪︎ きょうは七夕ですね。

食べるのがおそいから給食は苦手だったけど、七夕は特別でした。なぜなら、七夕ゼリーの出る日だから！

小さいカップにうすみどり色のゼリーが入っていて、その上に黄色の星とピンク色の星がちょこんと乗っているだけのゼリー。何味かはもう忘れたけれど、(そういえば青リンゴ味だったような気がする)半分凍ったそのゼリーがどうしても好きで、七夕は楽しみでした。芋煮会と同じくらい楽しみでした。

星型のコロッケ、細切りのハムの入った色とりどりのサラダ、星形にくり抜かれたスウプのにんじん、苦手な食べ物すらパクパク、ゼリーを食べるためならなんのその。

わたしの中で七夕はもはや“七夕ゼリーを食べる日”だった気がします。もし、いま願い事できるなら「七夕ゼリーまた食べさせてください」って短冊に書こうかな。願い事、たぶん叶ったことないけれど。

みつけた！！！！！🥄

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せっかく七夕なので、七夕の自由律俳句を作ってみました　どうかしら　えへへ　ちょっと照れくさい

春雨サラダのハムと卵ときゅうりは短冊で、春雨は天の川みたいだな〜ってスーパーの惣菜コーナーでたまに思います。春雨サラダは絶対作りすぎて切なくなっちゃうから実家に帰った時しか食べれない夏の味です。



多数決したら思い悩んでいる時間の方が多いみたいな日々だけど、その中で考える自由律俳句はさわやかな風のようです。

何かを見たり、見ることで何かを感じたり、そうした分かりやすくて単純なものごとを忘れちゃダメだなと自由律俳句のおかげで常に思います。
「街は点滅する朝と夜と朝」は、いまのわたしだからできた自由律俳句な気がして、しっくりきています。

「夏の夜西瓜の匂い」もすき




そういえば、この前イベントでぜわすの志賀ラミーさんに自由律俳句を勧めたら、ほんとうに始めてくれて、とっても嬉しかったです‥夏でひだりききクラブも一周年だし、これからたくさんの人に自由律俳句を知って・初めてもらえますように！と言う気持ちが最近芽生えました。

ひだりききクラブもうすぐ一周年！とってもうれしいです。お祝いに向けていろいろと準備もあるけれど、どうか楽しい日にしたいね。すずめちゃんとならきっと大丈夫。

それではまたね〜すずめちゃんっ　💫


にっきより

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📮ひだりききクラブ一周年句会、開催のお知らせ📮

ひだりききクラブは8月で結成一周年❕
それを記念し、有観客・配信イベントの開催が決定しました🎊

なんと、わたしたちが自由律俳句を始めるきっかけとなった作家であり俳人のせきしろさんをゲストにお迎えします✨

ひだりききクラブの一年について振り返ったり、これからのことを話したり、自由律俳句募集のコーナーも‥❕💌　盛りだくさんの内容です

チケット予約も始まっております🎟
詳細こちらから
https://www.loft-prj.co.jp/schedule/lofta/184613

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ひだりききクラブ一周年句会
「いつも左手に未来」編

会場：阿佐ヶ谷LOFT A
日程：2021年8月1日(日)
会場/開演：16:30/17:00
出演：ひだりききクラブ(出雲にっき、すずめ園)、せきしろ
チケット：2500円（+ワンオーダー制）
配信：1500円（アーカイブあり）

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『ひだりききクラブ』プロフィール

出雲にっき、すずめ園による自由律俳句ユニット。毎週水曜日にnoteにて自由律俳句の交換日記、「 #ひだりききクラブの自由律俳句交換日記 」を更新している。

出雲にっき
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すずめ園
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