「燃えないゴミみたいな愛だ」

背景　すずめ園さま

すずめちゃん、こんにちは
8月、もう折り返しを過ぎた思うと早過ぎて震えています。時が経つの一瞬…

すずめちゃんからの自由律俳句、何度も読みました。はじめて読んだ時、いろいろな土地の鮮やかな温度感が浮かび上がってきました。鮮度抜群といいますか… 表題となっている「よそ行きのバスが選ぶそれぞれを」はとくに、夜行バスに乗る時のなんとも言えない気持ちをスパンと気持ちよく表現していて最高…と思いました　

「レモン味の雪が降ったみたいだお祭りの夜」と「舌にはりついた氷が熱い」がめちゃくちゃ好きです　お祭りの帰り道の匂いとか思い出しました… いろんな思い出にタイムリープしたような気持ちになったのは、すずめちゃん自身が妄想のタイムリープをしていたからなのですね、伝わりかたも作り方で変わるのすごい

いやほんとに全部さいこうだった…ワーこれをわたしは毎回読めるのすごく幸せだ…

それではわたしのばん　いきます

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・歌舞伎役者のまなざしはずるい

・クリームソーダおかわりするひとをはじめてみる

・スイカのジュースのシミだけはゆるす

・どこからか何かの匂いえーっと

・他人の水筒の中身が気になる

・玉入れの日の朝みたいな動悸

・ライスペーパーでつつみこむ毒

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・セミに色なんてつかなければいいと本気で

↪︎さいきんセミが沢山鳴いていて、カピカピの死骸が道に落ちてたりします　死んでる虫を見たとき悲しくなってしまい蝉の羽化よ止まれと本気で願った(冷静に考えれば生物的な摂理でかなしいことない)俳句です

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・八朔の実の弾けたのを指で潰した

・ゆーだちのあと桃の産毛はきよらか

↪︎果物シリーズ。
くだもの、好きなんです。甘い匂いがするし、ちょっぴり高貴な感じがして、見た目も綺麗で、魅惑という言葉がほんとに似合う　果物はなんでも好きだけど特に桃はすごく好きです　多分時代が違ったら桃は本当に神の食べ物とかになっていただろうな‥

わたしはこれからも果物についての俳句を書いてしまう気がする　グレープフルーツやパイナップルの自由律俳句　詠みたいな、ちなみにいまのわたしは桃が食べたくて買おうかかれこれ一週間悩んでいます

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・燃えないゴミみたいな愛だ

・無くしたと思ってたから心に置くところがない

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・「わたしより働くなよ」と猫に

↪︎このまえ猫カフェにはじめて行ったのですが、あまりにも猫が勤勉でびっくりしました　猫じゃらしであそんでくれてファンサービスの凄いネコたち、そんなに頑張らなくてもいいんだよ‥と思ってしまいました(でもすごくかわいかった　ネコありがとう)

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・燕尾の揺れるのをネットでみてる8月15日

・靴を履いてない人がいない

・蜂に謝りながら最後まで使うハチミツ甘い

・急に前髪切りだす女の子の背筋はまっすぐ

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わ〜　二回目！緊張した
案外二週間でたまるもんだな‥となりました。でもやっぱり難しいな‥葛藤の日々

今回も日常でなんとなく浮かんだものが多いです。「他人の水筒の中身が気になる」をメモした時、隣に座っていたおじさんの水筒の中身はアイスコーヒーでした。カニ雑炊の人いないかな。
わたしの自由律俳句はなんだか噛めば噛むほど味が出るタイプの言葉たちだと思うので　じゆうに想像して読んでもらえるととても嬉しいです　感想のnoteを書いてくださった方などいて本当に嬉しかった‥

すずめちゃんの自由律俳句　つぎはどんな景色が見えるのだろう‥

また来週　ほんとにたのしみにしてます　るん

にっきより

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次回の更新は8月26日!すずめ園ちゃんの番です

『ひだりききクラブ』プロフィール

出雲にっき、すずめ園による自由律俳句ユニット。毎週水曜日にnoteにて自由律俳句の交換日記、「 #ひだりききクラブの自由律俳句交換日記 」を更新していく予定。

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